カメラ

初めて買ったデジタル一眼レフ「SD-9」かなり変わったカメラだった。

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ガッカリするボディの作り(なんかおもちゃみたい)。なんとも残念なくらいのカメラの完成度。
ISO感度は100〜400、そして、400で撮った日にはノイズがひどくて使えたものではない。
しかし、そのカメラがISO100で撮った写真の作り出す絵のすばらしさといったら半端じゃない。
(もちろん、写真はJPEGで撮るなんてそんなものはなくて、RAWデータをPCで現像するという素晴らしい仕様、素晴らしいってのは皮肉でもなくて、なにもカメラで画像を劣化させなくてもいいだろうという、そんな気持ちだ)

こんな感じの味のある写真が簡単に撮れる。すごい技だと思う。

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その後、SD-14を買った。
これは随分普通のカメラになった感じがした。

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そして、ついに、4600万画素のSD-1merrillを買った。SD-1が発表されてすぐに買おうと手ぐすねひいて待っていたが、発表された価格は70万円・・・・。流石に買うのは諦めた。諦めついでにソニーα900を買った。満足いくカメラだった。ミノルタのレンズがそれなりあったのでかなり重宝した。勢いあまって12mm〜24mmのシグマのズームも買った。きっちりした写真を撮るのにとてもいいカメラだった。なんといっても操作性がよかった。露出補正が簡単にできるのが便利だった。ファインダーがやっぱり見やすいと思った。
それから待つことしばし、merrillという名前をひっさげてSD-1がリニューアルになった。なんとフジヤカメラ価格で17万円台になった。初めて発売日に買ったカメラとなった。
しかし、このカメラもやっぱり使いづらい。
でも、うまく写れば最高のカメラである。

Pasted Graphic 2


SD-1のトホホなところ
その1:シャッターと絞りがボディ軍艦部に出ないこと。後ろの液晶画面はいつでも表示されるわけではないのに、困ったものだ。なもんで、マニュアル露出はほぼできないに等しい。
その2:オートで露出補正がこまごまできない。撮って補正するっていうことができない。撮った写真が適正露出かどうかはすぐにはわからないから、オートブラケットで5枚くらい撮っておくとかするしかないのかもしれない(もっとも連写はそんなに出来るカメラじゃないから、辛抱が必要になる)。
その3:書き込み中に設定を変えることができなくなる。CFカードを変えれば解決できるのか?書き込み中はボーッと待てってことなのか。
その4:オートブラケットの設定は2カ所に分かれている。3枚・5枚、+→○→ー、はメニューから。ズラし幅はABダイヤルにして±で0.3〜1.7までの幅を設定する。このバラバラ感はなんとも・・・。なにかいい方法はあるのか?
その5:露出とピントはやっぱり納得いく感じではない。

こんなことでは、中判カメラを使う方が簡単なのかもしれない。もっとも、中判カメラでは交換レンズを持ち歩くなんてほぼ不可能だからそんなとこではなんとも頼もしい中判カメラ(的画素を持ったカメラ)ということになる。
実際、中判カメラが不要になるのかは分からない。

しばらくはSD-1とカメラ修行の日々になりそう。

シグマSD-1merrill



初めて買ったデジタルカメラの記憶がない。
ニコンとかフジとかのデジカメをあれこれ買った記憶はある。
もっとも、デジタル一眼レフというと、ニコンのE-1、D-1なんかは仕事でお世話になったりした。
納得いくデジタル一眼レフなんてあるわけないと思っていたところに突如として現れたのが「SD-9」。
シグマがカメラを?!・・・実はシグマは結構古くからカメラは自前で作っていた。
でも、なんだかんだいって、自分で買うのは悔しかったので、とある方法で手に入れた。
SD-10は買わなかった。
SD-14は買った。
SD-15は買わなかった。
SD-1が出るのを待ちわびた。発売されたが、買わなかった。流石に60万円は気がひけた。
諦めて買ったのはSONYα-900だった。
α-9、α-7digitalを持っていたのでレンズはそれなりに揃っていた。STF135mmがあるからいいシステムだと思っている。

悩むこと半年、シグマがひとつの答えを出してくれた。20万円で発売するそうだ。
シグマのページをみたらすごいことが書いてあった。「大幅値下げ、というか、そのためのCMOSを開発した」とある。
http://www.sigma-photo.co.jp/news/120208_SD1Merrill_Message.htm
確かに、当初、発売予定価格は20万円前後と噂されていた。
販売価格はフジヤカメラで60万円(他では70万円くらい・・・キヤノンEOS-1なんかと同じ値段)。
そして、今回のMerrillという称号のついたカメラでは、なんと、値段は20万円前後で販売するという。
???
理由は書いてあった。そういえば、会長がお亡くなりになって、その会長がSD-1の価格を決めたってのは何かに書いてあった。
SD1とMerrillの価格差額40万円について「還元をする」という英断を下したようだ。すごいことだ。
もっとも、シグマのレンズ40万円相当を1年間で遣いこなせるのであろうか?
SD1を買うような人は既に欲しいレンズはあらかた持っているだろうし。
(ちなみに、いいなというレンズというと、10-20mmF3.5とか、50mmF2.8マクロとか、100mmF2.8マクロなんかがお気に入り。50-150mmとか、70-300APOとか、15-30F4.5とか、28mmF1.8とか、30mmF1.4とか使っていて今ひとつな感じがする。多分、そういうカメラなんだと思う。つまり、カメラというか、撮像素子がレンズを選ぶ。相性ってものがある。というよりは、レンズの性能がそのまんま出てしまい、実力の弱いレンズは魅力ある写りをしないってことなんではないかと思う。
ソニーと比べてみると、実はグッとくるレンズが少ない・・・。
ソニーなら
24mmF2とか、16mm魚眼とか、35mmF1.4とか、135mmT4.5とか、85mmF1.4とか。
キヤノンなら
100mmF2.8マクロISとか、24mmF1.4とか、14mmF2.8とか。70-200mmF4ISとか。ズームの魚眼も良さそうだ。
ニコンはわからない。
(ニコンのカメラは買ったことがない)

フルサイズじゃないから、広角レンズの充実は本当に切望しているんだけど、14mmF2.8とかいつのまにか製造中止になているし、結構シビアな開発計画なんだと想像がつく。もっとも、レンズは少ない方が、実際持ち歩く体力の問題とかもあるから(楽なで)いい。

追記:
3月の発売日に買ってしまった。
カメラの使いやすさは想像をはるかに上回る「面倒」
いや、普通のカメラなんだけど、ちょっとあれこれお作法が多い。
もちろん、ボケ・ブレは致命的。失敗作品の比率が高そう。
成功作品は「感動作」となることが間違いなさそう。