電子ブック

ゲゲゲの女房と本の文化

「ゲゲゲの女房」
という本が売れた、NHK朝の連続テレビ小説も大ヒットした。
さすがに、その2つは見る機会はなかった。
舞台があった。
http://www.tohostage.com/gegege/index.html
水野美紀が主演ということでついつい見てしまった。

いやはやすさまじい物語だった。
水木夫妻の苦労自慢とかそいういう話なのかと勝手に思っていたが、そんな簡単なことではなくて、
「紙芝居屋」→「貸本屋」→「出版」という変遷を奇跡的に切り抜けた人の話と、そこでのたれ死ぬ人の話で、当然ながら、その消えていく人の姿はあまりに「美しい」。この役を大和田獏、梅垣義明がやっていたが、迫力があった。気軽に見ているような芝居とは違った。
そこで気になったのが「貸本屋」なるものだった。

調べていたんだけど、やっと、そんなことを書いているページを見つけた。
http://kan-chan.stbbs.net/manga/kashihon/about.html

いわゆる書店に流通する仕組みと、
貸本屋として流通する仕組み、
その関係図がなんとなく描けそうなイメージがついた。

出版社が独占的な権利主張をどうして持つようになったのか、そこは調べ所だとにらんでいる。
現時点では、印刷会社が書店に進出したり、取り次ぎと連携したりというのは当たり前なわけだから、
新しい「出版文化」なるものをどのように作ったらいいのか、昔も今もそんなに変わらない筈である。

電子ブックの貸本、いまいちよくわからないけど
http://renta.papy.co.jp/

ソニーブックリーダーでも貸本だった記憶があるが
http://bookreader.jp/?p=293

電子ブック配信のためのプラットホーム
http://bp-ebook.jp/

貸本というビジネスについて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B8%E6%9C%AC
1984年の貸与権の存在はそれなりに意味があったようである。