押し紙とのし紙と重し
文久山陵図
「文久山陵図」
今ある天皇陵はなんであのような形になったのか。
明治神宮とは「明治天皇の墓」だと勘違いしていた私は、
2002年に「桃山御陵」なる存在の意味を知って、その先立つときに、
1999年に「泉涌寺」の曼荼羅絵を見に行って、天皇の御寺、天皇陵が沢山ある「月輪の陵」を知った。
天智天皇陵が京阪電車沿線にあるとか、
継体天皇陵がある場所が太田茶臼山古墳と治定されているけど、最近では「今城塚古墳」説が有力。
だけど、あまりその話は報道すらされない。でも行ってみるとかなり「すごい発掘」「修復」が終わっている。
仁徳天皇陵は行ってみると、大仙陵古墳という名前だと知ったり、
橿原神宮に行ってみると妙に新しい感じがあって、神武天皇の神社って実は新しい。
神武天皇陵の話はこれまた明治時代にすごい話があったりする。
とか、
その謎を教えてくれるのがこの本。
ねつ造云々とかはこちらを参照するといいかもしれない。
文久3の改修前・改修後が一目瞭然。
http://www4.plala.or.jp/bakumatsu/kyou/10/100162%20-sanryokenpaku.htm
音楽リスニング革命
電子ブックリーダー
タブレット
色々実は手を出している。
電子インクはなかなかいい感じなんだけど「電車内」で読むには「目に辛い」
(暗いところだとちょいとピントが合わない)
そんななかで今一番の電子ブックリーダーは「KindlwPaperWhite」
バックライトが目に優しい。文字が綺麗。秀逸だ。
縦書きの美しさを改めて実感。
Kindleで買った「レイヤー化する世界」(新書版も買ってしまった)
第1部・第2部は歴史をあれだけはしょるとちょっと誤解を招く(それとも歴史認識がズレているのかは不明)
世界初の不換紙幣が元によるものは「歴史的事実」だが、今日の不換紙幣の概念とは違う。
世界初の不換紙幣の源泉は「塩」専売
日本の銀輸出は「銭」の輸入、金銀比率の変化によるもの(金流入が戦国時代は多かった)
(塩の専売による政府収入を担保としていたので、日本の江戸時代が「米本位制」であるような)
日本の銀と金の交換比率の変遷は大きなもので、近世日本は金の大保有国であることも事実。
とか、藩という概念は近世日本にはないという事実もまたある(藩ということばは江戸時代には(一部の人にしか)使われていなかった。○○国○○郡○○と往来手形には書かれていた)。
他にも
イタリア、ベネチア、ローマが何を表しているのかパラグラフ内でも読んでいてよくわからなくなる。これは著者が悪いというようりは出版社の編集の問題だろう。
Windows普及の裏にはIBMによるPCのATアーキテクチャの開放(MCIは囲い込みで失敗した)
とか、
清教徒革命以後のキリスト教の海外への不況活動、プロテスタントの原典主義の動向が曖昧(宗教=国家ということは欧州では重要なポイントだと思うので)
そして、ユダヤ・キリスト・イスラムの神は同一ということの欠如、これは今の宗教による対立を考える上で重要な概念であるハズだけど、一部の人しかその話をしていないのが疑問だ。
中国での仏教の衰退の分析、南伝仏教と北伝仏教の文化、いや、もっと多様に文化した仏教の難解さ、なぜ、日本にはこれほど仏教が残っているのか、そして、西海岸で「禅」が好まれるのか・・・。そもそも仏教はバラモン教の一邪宗であり、ヒンドゥー教はバラモン教が進化した姿。これらは現代社会を知る上でそれなりに意味があることなのではないか?
産業革命の本質、活版印刷技術の本質を軽く書きすぎている。
19世紀の発明に至る錬金術に触れていない。
帝国・帝国主義・民主主義・資本主義・社会主義・共産主義の用法が曖昧、揺らぎが大きい。
株式会社という形態(有限責任)出資の概念を無視しすぎている。
工場という資本に人間が縛り付けられるという事実を無視していっきに「場」の話に転じてしまった感が強い(記述が弱い)。
第一次産業革命と第二次産業革命も軽く書いているが、本質は「電気」なのか「化学」なのか「識字率」なのか、可能性の記述も曖昧で理解に苦しむ。
要するに
テトラッドの「回復」局面を語っている本ということか?
そもそも「株式会社」という形態が1602年にオランダで発生したことが産業革命への第一歩である(1799解散、国力の衰退とともに、覇権をイギリスに譲渡、1815年に再獲得したインドネシアの経営に専念)。
などと突っ込みどころはあるけど、第3部まで読むと、第三部で言いたいことを補完するための第1部・第2部ということなので、こういう突っ込みは本人も歓迎なんだろうなと思うので、敢えて公開させていただくことに。
必読の本だと思う。
一方、
一枚一枚問題を解き明かす様は、なかなか見事。
まだ途中までしか読んでいない。
スピリチュアルが重要な要素となっているあたりも、マクルーハンっぽい。
読むのに時間がかかるのは横書きだから。
天狗党の乱
ちくま文庫
天狗党の乱
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%8B%97%E5%85%9A%E3%81%AE%E4%B9%B1
購入した本は当日配送とあった記憶があったけど、到着は日曜日の朝。で、配送は1日遅れ、。なんと、不思議なことに「岐阜県」から送られてきた。今では火曜日到着と書いてあった。
芝居「あかいくらやみ」を見て気になって買った。
amazon
amazon
注文した本は日経新聞夕刊で見つけた本。
AmazonPrimeなら「当日配達」が殆ど。7〜9日というのは2000年頃に奈良に住んでいる頃によくある「表示」だ。
以前はその7〜9日というのはそのまま1ヶ月くらい遅れたあげくに「キャンセル」なんてことが何度もあった。
2000年頃は「青山ブックセンター」の通販をよく利用した。ABC送料無料の仕組みも、Amazon同様1500円以上なはずが、よく間違えて無料で送ってくれたりしていた。
早速注文しようとしたが「通常配送」しか選べなかった。配送まで1週間程度とあった。
注文日は3月31日、発送は4月7日、配達は4月9日
いつもと随分と勝手が違う。
メール便になっていた。メール便で配送されることは殆どないけど「遠距離」の場合にはメール便が多いみたい。
なぜか「堺」から配送されている。メール便の送り元は「千葉県市川市」となっている。
日付 |
返還元にはしっかりと「日本郵便東京支店留」amazon返品係となっている。 |
そもそも、配送センターは |
アマゾン市川FC (延床面積:62,300m²) - |
アマゾン八千代FC (34,145m²) - 千葉県 |
アマゾン堺FC (67,923m²) - |
アマゾン川越FC (38,927m²) - |
アマゾン大東FC (25,209m²) - 大阪府 |
アマゾン常滑FC - |
アマゾン芳野台FC - 埼玉県川越市 |
アマゾン狭山FC - 埼玉県 |
アマゾン川島FC - 埼玉県 |
アマゾン鳥栖FC (約65,000m² |
アマゾン多治見FC (約80,000m² |
アマゾン小田原FC(仮称)- |
文庫本一冊を箱詰めするかと思えば、プチプチで2日がかりで大阪から配送してみたり。
現段階では「当日配送可能」となっている。試しに、奈良市も入れてみたが両方ある。どうやら配送センターのあちこちに配本したようだ。
amazonの配送システムは優れているのか、amazonの決済システムは優れているのか、amazonのレコメンドシステムは優れているのか。
この運送会社の使い分けも興味深い。梱包材、運送業者(日本郵便・日本通運・ヤマト)、在庫所在地、配送時化ジュールこの組み合わせは難しい。実際梱包するのは人間なわけだし、この最適化プログラムは見事としかいいようがない。
論理学入門
ビブリア堂の事件手帳
http://www.fujitv.co.jp/biblia/index.html
古書店に興味があるわけでもないし、剛力彩芽に興味があるワケでもないのだけど、
ついつい毎回みてしまっている。
その中で興味深く思ったのが
論理学入門 (1955年) (青木文庫)
何が凄いかというと、本が見つからない。今まで私ごときが探しているような古本は「日本の古本屋」でたいていは手に入った。この本が手に入らない理由は「ソビエト」を知るための入門書として一時代を築いた本らしいということがその理由のようだ。なんと、amazonでは2万円で2冊出ていて、売り切れた。1冊16000円というものが2013年3月12日現在あるがこれもじきに売れるだろう。
東京都中央図書館に1冊蔵書がある(閉架図書なので見るには事前予約が必要)。これを見に3月初旬に出かけた。こんな本の対面をしたのは何年ぶりのことだろう。中扉・目次・第1章・あとがきをとりあえず複写してもらった。
1988年に渋谷東急プラザ裏手の古本屋で「筑豊の子どもたち」(土門拳)の写真集の現物を見て驚愕して・・・ただ、手元にあるのが5000円、本の値段が5000円で泣く泣く買うのを諦めた(わら半紙みたいな粗悪な、ヤケの入ったボロボロの状態なのに丁寧な包装だった。多分それ以来。
アマゾンの謎
営業開始当初と、現在では多分、取次店が変わったんだと思う。
以前は「在庫あり」「3日以内」「一週間以上・・・」
みたいな段階になっていた記憶がある。
今(2012年2月)では
「即日配送(Amazonプレミアム対応)」「扱い店から直送」「在庫あり」「取り扱いなし」
みたいな段階になっているようだ。
昔は注文したのに「ごめんね」ってのがよくあった(2000年頃の話)。
BK1なんかではやっぱりそんなことが多々あって「Amazon」では「取り扱い不可」なのに、BK1では扱いありということで注文できることが何度かあった・・・。結果「ごめんね」って場合と、「Amazon」がその後「注文可」と変わっている場合があった。
つまり、「店頭在庫」「取り次ぎ在庫」「書店在庫」の管理方法の違いってことなんだと思う。
Amazonの在庫管理はBK1より優れているということか。
租税回避
「僕がAmazonを使わなくなった理由」
で、どういう結末になったのか調べてみたところ、wikipediaに書いてあった。
法人税の追徴課税は退けられたということだった。
フランス、ドイツ、ルクセンブルク、イギリスなどで課税については査察が進行しているのか、完了したのか・・・。
と
「google、タックスヘイブンで31億ドルも租税回避」
アマゾンどころではない。
税金を納めるということはどういうことか、こういう会社を許していいのか。
と思ってみてみると、
「三大メガバンクは10年法人税を支払っていない」
もう、なにがなんだかわからないことになる。
こんな状態で、
財政破綻寸線、消費税増税という状況なわけである。
日本国債の国内消化率が高いことが日本の財政破綻を一線でとどまっている根拠である。
東日本大震災の影響でこれを保てるのかどうか、不安が募る。