ものがたり

佐柳島のネコの物語

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 佐柳島には沢山のネコがいる。

 いつからネコが増えたのかは知らない。
 この島の存在を私が知ったのは多分2013年頃なんだと思う。
 カワイイネコが沢山いるとただひたすら喜んでいた私がいた。
 佐柳島には2箇所に集落があって、本浦という南東の地区と、長崎という北東の地区に分かれている。
 途中、サマースクールをやるような施設があるが、前回尋ねたときには人の気配はなかった。
 2016年になって2回目の訪問をした。
 2013年に会った「カマキリを追いかけて、半殺しにしていた無邪気な暴れん坊」ネコに会いたかったからだ。

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 残念なことに再会は叶わなかった。というか、どれかわからなかったのか、亡くなったのかはわからない。
 が、その子猫のいた場所には今年も沢山の子猫が首にマフラーをしてたむろしていた。
 親猫に叱られながら、呑気に遊び回っていた。
 本浦地区はどうやらネコは増えたようで(本浦のお店の方がそう言って店の周りのネコをあやしていた)、エサをくれる人にはこれでもかというくらい最高の相磯を振りまいていた。もっとも、ネコというのは気まぐれな生き物のようで、そんなエサをくれる大事な人を「プイ」と無視して人のいないところに行くネコもいたり、昼寝をしていたり、気ままなもんんだ。
 本浦の墓地の方には、やっぱりネコが墓守をしていて、どうだ!という体でフォトジェニックなポーズをとってくれる。
 長崎には前回も不思議な関係のネコたちがいた。
 どうやら、母親・子二匹、オスネコ、オスネコの愛人ネコ?
 子ネコ2匹のうち一匹はすでに「魚」を食べるようになっていたが、もう1匹は母猫からお乳をもらっていた。

真ん中が親猫、両隣が子猫
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不思議な関係が一式映っているのがこれ。
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 そして、今回も、長崎では親子のネコに会えた。

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ネコがお乳のんでいるのを見るのはこれが2回目だ。今度は写真が残っている。
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