企画展・3.11
企画展へ遠い道のり
被災地の美術館、役割模索
2013/3/12付
日本経済新聞 夕刊
日経新聞の文化欄には時に素晴らしい記事が載る。土日の文化欄、夕刊は見逃せない。大学で経済学部に進んでしまった私は(本当に学びたいものは京都大学の地球物理学科だったが、早くに断念、行く道がなかったら「弁護士」にという親の言っていた呪縛にとらわれて法学部ばかりを受験していた、ほぼ間違いなく合格できる自宅から通える大学ということで都立大学経済学部を受験、進学することとなった)、都立大学のリベラルな校風、教養課程なのに妙に専門課程チックな講義内容に魅力を感じていた。そんななかに「技術史」という授業があった。その先生が語ったと記憶している「日経新聞の面白いところ」として「私の交遊録」を挙げていたのを思い出した。
他は「読めるようになるのが当然」みたいな言い方で、私も他人に日経新聞を同じように薦めているのに時々気がつく。
恐らく、土日は会社で読まれないといことからか、土曜日の文化欄のアグレッシブさには驚くこともあった。蓮實重彦先生が東大総長を退官されてから珍しい檄文が載っていたのはいつだったか。
今回の記事が有料読者限定なのが残念。日経新聞の夕刊を読むのはよほどのヒトであるから、本当に残念でならない。
3.11が風化する、忘れないための・・・。
という声がある一方、そのことばかりを考えていては気が狂ってしまうのも事実。
当事者としてそのメッセージをテーマにして語ることがいかに難しいか。
岩手・宮城・福島の美術館で被災をテーマにした企画展を求めるのは筋違いだと私も思う。そんな中で群馬・茨城の心意気に感動した(まだ見に行っていないけど)。
そんな中で
茨城県近代美術館
「二年後。自然と芸術,そしてレクイエム」展(2013年3月20日まで)
群馬県立近代美術館
「破壊された都市の肖像—ゲルニカ、ロッテルダム、東京」展(2013年3月24日まで)
が意欲的な取組をしていることを知った。
もっと話題になる「べき」企画展である。
そして、
今年、ルーブルの作品が巡回する、若冲の作品が巡回するなどの取組を聴いて嬉しくなった。
喜怒哀楽全てを持つことがヒトのヒトである所以なのだから。バランスよくありたい。
リベラル
日本の「自由」と欧米の「自由」が違うということを大学の「日本経済史」で学んだ。
日本経済史の先生は(多分)マル経系の先生なんだとは思うけど、随分と学ぶことは多かった。
そして、日本の貨幣経済がどのように進化したかについても講義にあったのを記憶している。
(今、一番気になっている皇朝十二銭から平安時代の宋銭を使って、室町時代あたりまでの通商の謎あたり、喋っていたのか、扱っていなかったのか。とても気になる)
話は戻って、
4月5日日経新聞夕刊にあるノーベル賞学者の増川敏英先生の「こころの玉手箱」にある名古屋大学物理学教室の教室会議の民主的伝統には「涙」がこぼれる。こんなすごい大学があるってことに誇りを持ちたい。こういうところで学んだ人はいい大人になっていると信じたい。
こんな民主的な制度が成り立つことに憧れを持ちつつ、自分はそこに馴染めるのか?耐えられるのか?満喫できるのか?自信はない。
日経新聞
日経新聞文化欄で発見
大阪市立東洋陶磁美術館
館長のお名前は「出川哲朗」というお名前だ。
もちろん、別人だろうと思う。
喫茶店
Coffee Lifeにあったお店紹介
東京・目白「花想容(かそうよう)」
東京都新宿区下落合2−19−21
http://kasoyo.com/
テーブルが3つだけ。
東京・代官山「Caffe Michelangelo」
東京都渋谷区猿楽町29−3
http://www.aso-net.jp/michelangelo/
異国カフェ。
東京・二子玉川「TOKIO PLAGE LUNATIQUE」
東京都世田谷区玉川1−1−4
http://www.tokioplage.jp/
川辺カフェ
東京・白金台「Thrush cafe」
東京都白金台1−1−1八芳園本館ロビーフロア
http://www.happo-en.com/restaurant/thrushcafe/
庭園カフェ
埼玉・東大宮「カフェ&ギャラリー 温々」
埼玉県さいたま市見沼区丸ヶ崎1856
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nukunuku/
田舎カフェ
日経新聞
他の新聞では「ラジオ・テレビ」に充てられているページが、日経新聞では「文化欄」となっている。
2012年3月木曜日夕刊からすごい連載が始まっていた。
週1回の掲載で「東北」を紹介している。
「東北学」の権威の先生(学習院大学教授 赤坂憲雄)による論稿である。
この企画を思いついた日経新聞文化部・赤坂先生には本当に頭たれる思いである。
実は3回目で気がついた。あわてて1回目・2回目を探した。新聞の切り抜きもあるけど、こういうときに日経新聞電子版を購読しているのは便利である。簡単に探せてクリッピングもできる。
「涙」がこぼれた。
自分がこれから10年、何をやるべきか、何ができるかということが分かってきた気分だ。
日経新聞文化欄(入門講座)
「東北」への誘い
これは必見だ。
日経新聞
かれこれ30年近くとり続けている新聞だ。
何を見るということでもなく、経済学部に進学したからとりはじめた。
大学の「技術史」という一般教養の授業で「日経新聞」を読めというようなことを先生が言っていた。その先生は今思うとまことに興味深い話をしていたんだけど、当時はそのすごさはあまり理解できなかった。
で、その先生が言ったことで覚えているのは「交友録」が面白いというようなことだった。中は自分で読んで勉強しろ・・・当たり前のことである。
日経新聞にはいくつかの特徴があって「文化欄」はとても質が高い。たまにとんでもないものもあるけど、本当に感動するような「論稿」が載っていて、ときに涙するようなこともある。文化欄には「人生」が凝縮されているようである。
私の履歴書も夢中になって読んだものがいくつかあった。確か、去年の3月には「安藤忠雄」だったと記憶している。「磯崎新」もあった。「長島繁雄」も興味深かった。「西本幸雄」もあったような気がする。
日経新聞
面白いところは「文化欄」だったりする。
2月25日(土)
やっぱり土曜日の日経新聞は見逃せない。
東大総長を辞めた直後の蓮實重彦が「怒りにまかせた」エッセーを載せたり、会社の人は観ないだろうからということで?結構、意外な記事やら、楽しい記事やらがうっかり載ることも多い。
今日の文化欄は
「図書館、電子化へ一歩」
自宅端末で閲覧導入進む
NIKKEIプラス1
なるほど、やっぱり流行っていたか。
「ゼロから始めます」
伝統のお稽古「茶道」
大人数の茶会出席から
やっぱり、茶道のブームは
からか?
「常識点検」
本探し、書店員をフルに活用
本屋はどこからきて、どこに行くのだろうか。
日経新聞本紙の文化欄では図書館話が。
もともと、貸本屋なるものが本屋にとってかわられたようでその辺の変遷は知っておく必要があるようだ。
(まだ調べ中)