サンジャックへの道

失読症

人の顔が区別できないという事に対して、文字が文字として読めないということが気になる場合がある。自分自身でも「ゲシュタルト崩壊」を起こすことはままあるけど・・・「サンジャックへの道」という名画でこの話を知った。


映画のテーマは全然違うもので、とはいえ、この問題ってのはあまり日本では問題になっていないような気がする。
(大事なことは、いわゆる学習能力とか、知能とかそういうのとは別の問題として「文字を文字として読めない」という現象があるということである)


Dyslexia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A2

識字プロセスには、文字や単語を構成する音に結びつけて分析する「音韻的処理」(平仮名片仮名アルファベットなど主に表音文字)から、単語、文章そのものからダイレクトに意味を理解する「正字法的処理」(漢字のような表意文字も含む)までいくつかの段階がある。
対となるもので
ハイパーレクシアなるものもあるようだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A2

識字というものは結構気になるもので、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%98%E5%AD%97

近世社会と識字の関係は、更に気になる。日本人は江戸時代にも寺子屋で文字を習ったっていうけど、「話し言葉」と「書き言葉」が違った戦前までの日本というのは、本当に全国民が文字を使えていたのかどうか・・・。失読症よりはるかに高いハードルがあったから気にならなかっただけなような気もする。
http://dspace.lib.niigata-u.ac.jp:8080/dspace/bitstream/10191/8186/1/70(4)_524-535.pdf

読み書き困難疑似体験
http://rise.gr.jp/manaby/revolve_kyouzai
これはちょっと無理ある気がするけど、専門家がやっているサイトなので、それなりに疑似体験ができるのだろう。

「プルーストとイカ」なる本を見つけた。
読書は脳をどのように変えるかというなかなか興味深いテーマだ。とんでも本ではなさそうなので買ってみることにする。