網野善彦

季刊「東北学」

tohokugaku1


季刊東北学 (第1号(2004年秋))
季刊東北学 第30号
すごい雑誌がある。
季刊誌である。
季刊誌は大体値段が高い。広告もつかない。本の代金で編集費をまかなうことになるのだろうか。
定期購読を決める。

季刊「東北学」
http://www.kashiwashobo.co.jp/new_web/find/tohoku.html

第1号は2004年の刊行で、網野善彦追悼が特集となっている。
峰岸純夫先生が乗っているのにちょっと懐かしさを覚えた。
鼎談「歴史と民俗のあいだ」はかなり興味深い。網野史学の評価がどういうものか、歴史学の専門家ではない私はとても興味がある。どうかんがえても「社会史」という考え方は世の中を知るのに納得感のある見方である。比較静学から動学へ、完成物の評価からプロセスの共有へと変遷するデザイン・・・などなど。
とはいえ、8年前か・・・。

あることを追いかけて旅をする。
こんなことに憧れている。
特に、人を訪ねていくなんてことを本当にできれば幸せなんだろう。

一番古くは


シベリア追跡(椎名誠)
椎名誠は絶対に本を読まないと心に誓ったのはこの「テレビ版」を観てからだった。
1988年の正月に下宿アパートで震えながら観た記憶がある。
原作は井上靖「おろしや国粋夢譚」


ロシアに漂流した大黒屋光太夫の壮絶なるシベリア横断の話である。
もちろん、これを真似することはないと思う。

続いて
「深夜特急」(澤木耕太郎)







特別編もあるようで、



表紙はあまりに衝撃的なので本の存在は知っていたが、推理小説かなにかか?とたかをくくっていた。
その存在を知ったのは「電波少年」だった。あまりに壮絶な「バラエティ番組」だった。ビデオがあるんだ・・・観てみたいような2度見の価値はなさそうな・・・。
で、ここまでのは「何かに取り憑かれた旅」なんだけど、
誰かを探す旅に出るというものがある。

「あんにょん由美香」


林由美香なるAV女優の魅力はよくわからない。けど、この女性をとりまく男たちの摩訶不思議さ・・・。興味が尽きぬ映画だった。

「古文書返却の旅—戦後史学史の一駒」(網野善彦)


なるほど、こんな旅はやってみたい。
やるチャンスが訪れそうな予感。

ちょっと似たところでは
1989年毎日放送
他人をつなぐ : 映像80 : ともだち : 宗谷岬発武庫川行(<特集>むすぶ)
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003776958
なんてものがある。
そのペーパーは
こちらで読める。

その番組内容
http://melodyparty.blog.eonet.jp/melopa/2007/05/post-baf5.html
http://melodyparty.blog.eonet.jp/melopa/2006/07/post-3fb8.html