宮沢りえ

近松心中物語

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原作者は、三好十郎の弟子という言い方でいいのか?
1979年の初演のときにはどんなインパクトだったんだろうか。
やっぱり、私には「蜷川幸雄」は理解できないないのかもしれない。

井上節は随所にあった。
池田成志の怪演も健在
小池栄子も絶好調
宮沢りえのこの’使い方は何だ?
真様・・・。「もふもふ動画投稿お待ちしておりま〜す」と、聞こえてしまう。
いしかわさゆりの曲の使い方が雑なのが気になる。

で、
カーテンコールはカッコイイなぁ。流石だ。
初めてこの中劇場で見たのは「髑髏城の七人」
舞台最奥部から全役者が何度も走ってきた。
今回は逆に消えていった。
流石
それだけは感心。

あと、これは明らかに主役は「池田成志」でしょう。
というか、最後の坊さんが出てこなければこれはもう、時代錯誤も甚だしい。
今伝えるべきメッセージはそこだけだもんな。

クヒオ大佐の妻

(映画)クヒオ大佐
の続編なんだろうか、
http://owada.sakura.ne.jp/play/index_files/adf0b030c27312f16c33c8d75847dc2a-229.php
コーカソイドっていうコンプレックスって確かに日本人にはあるかもしれない。
で、この演劇は
岩井秀人が主張する(セリフはちゃんと覚えていないから私のことばで)
フィクションってのはなかなかリアリティがない中で、知り合いの話だと俄然盛り上がる。
でも、そうそう知り合いの話ってのはないから、
知人の話を「ネタ」にするといい・・・
って「ワレサワレノモロモロ」そのものじゃないか?!
すごいぞ・これは・・・。
と緊張したのだけれど、
残念ながら、以後はダラダラと続く。
で「
クヒオ大佐の妻
宮沢りえの魅力意外には、
ハイバイの力に圧倒されるのと、
水澤紳吾(多分初見)
あ、するってぇと、役者さんには罪はない。
(ケラさんが良くも悪くも芝居を知らないって書いていたけど)
出ている役者さんは感じているんだろうな。
ちゃんとカーテンコールしているのがいいお客さんたちということで。

kuhio

足跡姫

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「いい火加減だ」「許す」
そんな一言のために延々を芝居をするものがあった。
この足跡姫も相変わらずのグダグダな一連があったんだけど、
「最後のシーン」のためだけに。
「十八代目勘三郎」
このことばを言うがためだけの
歌舞伎の芝居
「the bee」を75分で演じた野田秀樹が
色々な事情で2時間を超える演劇もやるもんなんだなと、
シミジミ思う。

しかし、どうしても不思議なのが、
あの有名な「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲

なんで、これを使ったのか。
確かに、叙情的でもあり、リアリズム文芸運動からの原作であり、これで一躍有名になったマスカーニ。
三角関係のもつれの泥沼劇。
単に耳に良い感じだから使っただけなのか、
何なのか。
興味は尽きない。


と、ここで毎日新聞は
江川紹子の記事を見つけた。
「やがて初代の猿若勘三郎の肉体も消える。だが消えても、消えたのに消えることなくずっと続いてみせる」「二代目、三代目・・・・・いやもっと、六代、七代、ううん十二、十三、十四、十五、十六、十七、十八・・・・・」「そこできっと、姉さんのひたむきさは生き返る」
2001年8月に初演された「研辰」で使われていたそうで。勘三郎襲名披露で2005年5月の再演でも「研辰」は上演したようだ・・・。やっぱりそんなことだったんだ。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」は「田舎の騎士道」、なるほど、そんなこった。
(足跡姫ではなくて、こちらのサビの「使い回し」だったわけだ)

MIWA

nodamapmiwa
野田地図第18回公演「三輪明宏」の半生(ご健在なのでそう敢えて書く)を
宮沢りえ・古田新太が2人一役で演じた。
いままでの野田地図に比べると物静かな、そして、予想を裏切るすごみはなかったけど、
やっぱりすごい。

盲導犬

盲導犬・りえのハーネス姿にしびれた。
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おのれナポレオン

おのれナポレオン
http://www.geigeki.jp/performance/theater018/
onorenaporeon
ついぞチケットを買うことができなかった。
三谷幸喜の芝居にはつくづく縁が無い。
・チケットが買えない
・あまりに高いところで鑑賞できずに帰った
・都合が合わず8枚もチケットを買った挙げ句、半分しか見えない席で見た
・仕事で行けなかった
・・・・
今回も「チケットを買えなかった」

ライブビューイングを買った。
5月8日、シアターコクーンに向かう途中でびっくりするニュースを見た。
「天海祐希降板」
で、
「宮沢りえ」代演
・・・・
結局、5月9日のライブビューイングは中止・5月10日から4公演を宮沢りえが代演をつとめた。
以前で記憶にある代演
「鋼鉄番長」(劇団☆新感線)の橋本じゅん・池田成志の降板。
確か、1週間くらい休演の後再演、三宅弘樹が代演となって大幅に演出プランが変更となった(台詞をナレーションに変更など)
「発情・ジュリアスシーザー」(柿食う客)初日に代演を中屋敷法仁がつとめたそうな。2日目から役をズラして続行。
シャッフルデーでその話を知ってびっくり。

2
日の稽古期間で舞台に立つのもすごいけど、すごいことがあったものだ。
関係者全員に敬意を表したい。
と同時に、演劇ってなんて怖いものなんだと感じた。
まさに「歯車」。歯が一つ欠けると舞台の幕は開かない。

8日のシアターコクーンでは、実はこのことが気になって仕方がなかった。
フジテレビの「めざましテレビ」で
11枚チケットを買った人の話
会場に来て知った人の話
などが出ていた。
楽日後の談話で、
三谷幸喜が「大幅に手を入れて2日で仕上がるものに改編したこと」1ヶ月稽古したものとは別とのコメント。
そう、でもこの4公演に立ち会えた人、天海祐希の公演を見られた人、それぞれ宝物だと思う。
フジテレビのこの件に関する報道姿勢には(ちょっと)感動した。軽部アナいい仕事したなと。

今ひとたびの修羅

今ひとたびの修羅
http://www.siscompany.com/shura/

なんといっても「いのうえひでのり」が「新国立劇場中劇場」で演出するということは「髑髏城の七人」を思い出すワケで、芝居にはまってしまった大元凶であって。

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とにかく宮沢りえが綺麗だ。
男は任侠もの、女は女郎役をやらせると力量がわかると言っていた人がいたが、まさに「適役」。
おつかれさまと言いたい。
宮沢りえが舞台奥まで歩いて行くシーンにぐっときた。
(髑髏城の七人では舞台挨拶で奥から50メートル走をして、挨拶していた)

The Bee

やっぱりすごいわ。
とても75分の芝居とは思えない時間の濃さ・・・。
あれで2時間やられたら役者も観客も耐えられないな。
http://www.nodamap.com/productions/thebee/index.html


やっぱりすごいのは
野田秀樹のアクティブさ加減。
そして、あの役は他の人には譲りたくないんだろうなとつくづく・・・。

池田成志もすごいけど、
ダンサーのあの人はなかなかすごい役者だ。
そして、
宮沢りえは圧巻。
やっぱり生の宮沢りえ見ると惚れちゃう。

帰りのスーパーあずさは事故で40分ほど遅れていた。
どうやらグリーン車には「役者さんたち」が乗っていたようで。
一杯おごりたかった。

たまにこういう地方都市で見る芝居ってのも一興だと思った初夏の一日。