100年の秘密
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/nylon38th.html
こんな名作だったっけ。
初回も観た筈なんだけど、こんな名作を覚えていないなんて(^_^)
役者の腕が上がったんだろう、っていうことにしておく。
で、実は何気に100年を語る上で、廣川三憲、松永玲子はすごい役をこなしている。
ちょっと待ってください
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/nylon44th.html
ここのところ、ケラ作品にはあまり当たりに恵まれていないような気がする。
これをわかってくれとはおもっていないようなので、安心したけど、
不条理劇ってこんなことを言うのか、少し不安になってくる。
とはいえ、
水野美紀は美しく、気高く乞食役を見事なまでに演じきってくれた。
陥没
「陥没」であることは何ら明示されなかった。
ケラワールド満開でありながら、
話の表層は明るいコミカルなもの。
元ネタは「夏の夜の夢」なのか、
「天国から来たチャンピオン」
「素敵な金縛り」
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贅沢な役者陣に、贅沢な舞台、
贅沢な観客
3時間20分の長編演劇
「グッドバイ」(小池栄子だけですけど)
「奇っ怪—遠野物語」(山内圭哉と瀬戸康史)
「タレントとマネージャー」は(虹とマーブル)
「ブロッケンの妖怪」(生瀬勝久と高橋恵子)
がぐちゃってなった感じだけど、
ケラ色が強くて。
キネマと恋人
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09882080U6A121C1BE0P00/
インフルエンザによる休演で鑑賞出来ず
残念
過去には、
鋼鉄番長(腰痛・アキレス腱断裂)・・・これは見た後に休演・代役で再会
おのれナポレオン(心筋梗塞)・・・映画館でライブを見ることになっていたが、翌日から宮沢りえが代演
てなことがあったが、そうそうあるものではない。
縁がなかったということなんだろうけど、
再演には是非行きたい。
ヒトラー、最後の20000年〜ほとんど、何もない〜
とんでもない芝居
2011年に「奥様お尻をどうぞ」
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/kera-furuta11.html
以来・・・
2011年というと、やっぱりとんでもない事件があった年だ。
「ヒトラーの虐殺事件」
がテーマになっている「コント」ななろうけれど、
目前で凄惨な出来事が起きている。
「T4作戦」を連想させるような・・・
チャップリンの「殺人狂時代」
チャップリンの映画制作姿勢
成海璃子の性癖
入江雅人の生き様・・・
もう、色々なことが交錯して、
「ちょっとだけあるメッセージ」は取りこぼしてしまいそうな自分との戦いだった。
で、
成海璃子を舞台で見られたらそれで満足。
消失
初演は10年ほど前だということに驚いた。
時代(現実)が脚本に近づいている。
もちろん、脚本は狂気の沙汰なワケで。
ちょっと立ち直れないほどの衝撃を受ける「名作」だ。
ただ、この芝居が「熱海殺人事件」みたいに10回も20回も上演されることはないのはわかる。
グッドバイ
タバコを吸う2人の男、なにやら意味ありそうな。
兄弟がなにやらゆるキャラと交わるネタ。
コインランドリーの2人の男のトピック。
上品にまとまった宅間孝行と言ってはどちらにも失礼なんだろうけど、
自分の劇団員ではなくて、この間を演じられるのは見事。
というか、常連さんで固めているのだからある意味当然か。
太宰はどこまで書いたんだろう。
なにより驚いたのは「舞台」の出し引きの黒子さんの素早さ。
2週続けて世田谷パグリックシアターというのも初めてなら、
先週は1列目・今週は2列目
どちらもほぼ中央席で、
水野美紀・夏帆をじっくり鑑賞できたことに感謝。
喪服・法事があんなに舞台映えするってのは今更ながらにしみじみと。
途中休憩を挟んでの2部構成。
でも、第一部と第二部は休憩後にやってきたという怪奇もあった。
終わったら、先週につづき「テケテケ」に。
これで観劇後にテケテケが3回続いた。
王子様々だ。
夕空ははれて〜よくかきくうきゃく〜
新作を見ることができなかったのは残念。
しかし、この人の不条理劇のすごさは感心した。
ここまで不条理だと時代を超えて不条理でありつづけられる。
いや、やっぱり現実の方が脚本を越えた感は強い。
しかし、仲村トオルはいつからこんないい役者になったんだろう。
(舞台で見る限り確実に「イケメン俳優」改め「怪優」の域に達している)
奥菜恵はやっぱりすごい。緒川たまきは私にとっては視野の外の人なのでノーコメント。
で、この芝居が私にとっての最後の「青山円形劇場」となる。
またこんな劇場が復活して欲しいと祈るのみだ。
社長吸血記
大きい芝居を作れる人は日本には「野田秀樹」「中屋敷法仁」しかいないのかと思っていたが(あ、前川知大もいた)、
ケラリーノ・サンドロヴィッチがナイロン100℃「2年ぶりの新作」
見事すぎた。
(欧米の翻訳劇がすごいなと思うのは、そういう「大きなこと」をテーマにできることで関心を持つようになった)
一人二役があったり、何人かで一役を演じたり、
事業者と創業者と管理職と経営者とケツ持ちと・・・。
男と女と、西と東。
被害者と分かっていて寄り添う人。闘う人。
ダマしているのか、何かを与えているのか、やるせない麻痺していく従業員。
今年の最高傑作になりそうな予感。
「おい、キミ失格!」「ビルのゲーツ」に並ぶ現代風刺激の大作。
妹役の鈴木杏と警備員さん喜安浩平が大事なところを持って行った。
山内圭哉も久しぶりに見た。頑張った。
かもめ
http://www.siscompany.com/kamome/index.htm
生田斗真・蒼井優も好演。
大竹しのぶの迫力にはびっくり。
実は、終わるまでケラ演出ということを気がついていなかった私。
ケラの芝居は日本モノでもロシアっぽいから。そんなもんなわけで。
4幕の喜劇ということらしいが、こんな悲劇を喜劇と言い切る皮肉もすごいし、
最後のシーンで、ローエングリンの前奏曲が・・・。あれはなんで?
ポスター・チラシの映像がないのがなんとも奇異。
わが闇
2007年に観た(はず)の芝居の再演
多分、出演者は全く同じ。
脚本もほぼ同じ。
セットもほぼ同じ。
出演者・演出者が6才、歳としとった。
そんなことなのか。
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/nylon40th.html
なんといっても昔、坂井真紀目当てで行ったわけだけど、
この芝居を見て以来「演劇」にはまったのは間違いない。
つまり、女優目当てから芝居目当てに・・・。
今回やっぱり、三宅弘城、三好未完役が圧倒していたのは、
鎌塚氏シリーズのなせる技なんだと思う。
あんなにどなりまくる芝居だとは記憶していなかったけど、
前から2列目だと流石にすごい。
ゴドーは待たれながら
http://www.geigeki.jp/performance/theater019/
いとうせいこう作・きたろう
によるマボロシの作品がなんと大倉孝二・ケラリーノサンドロビッチによって実現。
悪くないんだけど、やっぱり「得るものが何も無い」と大倉孝二が言うだけけのことはある「不毛感」がある。
これをやったきたろうさんの映像って見てみたいと思った。
でも、それ以上でもそれ以下でもないような気がする。
デカメロン21〜或いは、男性の好きなスポーツ外伝〜
祈りと怪物
シアターコクーン
ケラ演出版と蜷川演出版がある
4時間10分の一大巨編
夏帆の体当たり演技にグッときた
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/13_inorininagawa.html