サンシャイン劇場

名無しの侍

このユニットは過去に3回観ている。
おい、君、失格」は圧巻だった。
初めて見たのは「スケベの話—ボールとバット編」
をサンモールスタジオでだった。

この喜安浩平という人は客席と舞台の関係を崩したい人なんだろう。
今回は舞台に出ていたので客席にはいなかった。

フツウはこういうネタは避けるんだろうけど、直球勝負。
向かいの客席の女性の笑い顔が気になって仕方がない。
勿論・見て後悔はない。
omote_w320

スクリーンショット 2014-07-13 17.26.35
平成の新国劇、「夕」が再び上演。
初めて見たのは2008年その時が再々演だったそうで、
とにかくエンディングがすごすぎた。
以来、色々な芝居を観るようになった「きかっけ」を作ってくれた恩人だと思う。
まだ「サタケミキオ」を「詫間孝行」が別人格でいた時代だと思う。
なんとなく、小劇場でも大劇場でも受け入れられない
(理由が)わかるようになったのは2010年くらいに
なってからかもしれない。

内山理名の絶叫た足りないところが前回と比べて「−」でも演技力は「◎」
上原多香子が良い娘すぎりのがいとうあいことの違いでそこは「±0」
やっぱ詫間孝行は歳とった(当たり前だけど)

芝居なんてって思う全ての「青春時代を忘れた」人に観て貰いたい「佳作」なんだけど、
堂々と奨めるにはちと恥ずかしい。
「歌姫」もすごいけど、やっぱり「夕顔」のあのシーンはたまらない。

http://takufes.jp/yuu/

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  • 94日まで続く。お近くでありましたら、是非。

笑う巨塔

東京セレソンデラックスの「解散公演」
やはりこの形で続けるのは無理があるのだろう。

思えば「鹿男あをによし」で詫間孝行を見つけて、「歌姫」で「サタケミキオ」を見つけた。
気がつけば名前は一緒になっていたけど、彼の「夕」には大いに泣かされた。
笑いと感動を交互にということが彼の狙いだったらしいのだけれど、
「くちづけ」は賛否両論の分かれる作品だったようだ。
(私は好きな作品で、あまりに残酷な現実に直面しているというのは「演劇」で見せるべきものではないのではないか?という意見もあったようだけれど、こういう問題をつきつける実力を持っているのが演劇なんだと信じたい)

そういう意味では詫間孝行は少しお休みするのはいいことなのかもしれない。
沢山のお客さんに愛されてここまで来たのだから恩返しの凱旋公演の期待は高まるばかりである。