田園にくちづけ
ホームドラマみたいな小さい芝居は好きではない
けれど、
これはまたまたなんと巧い、
こんな名作に補助席が出ていないなんて勿体ない。
http://www.bull-japan.com/stage/kiss/
ついに、葛堂里奈が1番目に名前が・・・
そして、山岸門人が、鹿殺し退団後初見。◎、こんないい役者だったとは。
そして、この芝居で謎の「うぃー」は、「出てこようとしてるトロンブルイユ」につながり、味の記憶を盗むなぞの生命体は「散歩する侵略者」へとつづく。
バカシティ「たそがれ編」
初めて見た喜安浩平というか、ブルドッキングヘッドロックは「スケベな話」だったと記憶している。
それでも2つを同期間交互上演していたようで、
つまり、今回も2つあるうちの一つを見た。
時間をグルグル回って、とんでもないことになっているんだけど、
不思議と話にはついていけて、
しかもあらゆる矛盾をなんとなく受入ながら、楽しめる。
しかも、エンディングで「笑って終わった」のは人生初めての経験かもしれない。
なるほど、
今は「落語ブーム」なようで、
「あたま山心中」
「前川知大も林家三三」
とみたいな感じなので、決して不思議なことでもないんだろう。
最高傑作は「おいキミ失格」なんだけど、
今回も満足。
もっとも、アゴラ劇場がなんか好きになれないのはなんでか。
と思っていると、
帰りに立ち寄るのにいいお店、
開演前に一杯やるいいケーキ屋さん、
見つけたので、まだmだ楽しめそうだ。
タイムスリップってのはなんでこんなに面白いのだろうか。
それは自分が絶対できないことだからなんだろう。
「H.G.ウェルズのタイムマシン」を読み直してみたい。
スケベの話〜オトナのおもちゃ編〜
このユニットは過去に3回観ている。
「おい、君、失格」は圧巻だった。
初めて見たのは「スケベの話—ボールとバット編」
をサンモールスタジオでだった。
この喜安浩平という人は客席と舞台の関係を崩したい人なんだろう。
今回は舞台に出ていたので客席にはいなかった。
フツウはこういうネタは避けるんだろうけど、直球勝負。
向かいの客席の女性の笑い顔が気になって仕方がない。
勿論・見て後悔はない。
1995
前回三鷹で「おい、君、失格!」を見た。
2014年のベストだと思っていた。
今回のもすごいんだけど、
なるほど、時間がこの人のテーマなんだということはわかった。
今回は「相楽樹」という若い女優がすごいことがわかった。
この子のために作ったのか(違うのはわかるけど)・・・。
みたいな。
しかし、結成15年で26回目の公演とはすごい。素晴らしい。
1500円の記念プログラム買いました。お布施です。
できれば岡田あがさにはああいう役じゃなくて、ちゃんとした演技をしてもらって、たまにああいう演出を与えてあげて欲しいというのは私の密かなる希望である。山岸門人の予想以上の(というか、鹿殺しではああいういい役を貰えていないのが残念というより、ああいう演技をできるのが発見だったそんな気分)。パラレルワールドとパラレル舞台、そして、20年と100年後が交錯した、後半は作りが雑になって残念な、もっといい舞台になったんだろうにでも、面白かったというそんな舞台だった。ともあれ、相楽樹、まだ20歳ならこの先楽しみである。なんといっても、舞台女優に若い人が圧倒的に少ない(気がする)のは残念なので。
おい、キミ失格!
はやくも2014年最高傑作の登場か?
舞台を客席として使う暴挙
オムニバス形式のコント仕立て
失格を言い渡せる人はいるのかいないのか?
舞台を広く使う理由がこれか?!
川端康成はそっか、ノーベル文学賞をとっていたんだ。
第1回芥川賞候補に太宰治がなっていたとは・・・。
蕎麦屋のシーンのくどさにはちょっとうんざりしたけど、
他は◎すぎる。
これをみずして2014年の演劇は語れないと思ってしまった。
http://mitaka.jpn.org/ticket/1406060/
開場時間が20分遅れるという異常な状況で、会場に入るとなんとなく予感が・・・。
そういえば、2001年宇宙の旅
「ツァラストラはかく語りき」は印象的だけど、宇宙ステーションのドッキングシーンは「美しく青きドナウ」
だったことは覚えておきたい。
スケベの話
最優秀団体賞受賞記念講演
ブルドッキングヘッドロックvol.22
女々しくてシリーズ
スケベの話
バットとボール編
http://www.bull-japan.com/stage/sukebe/
11名の役者が舞台一杯に登場する。
話は甲子園の話だけど、甲子園は出てこない。
甲子園の試合前夜までの3日間の話。
観に行ったのは
はるさんが絶賛していたのと、佐藤みゆき(こゆび侍)が出ているのを見つけたから。谷賢一の「ヌードマウス」でいい演技をしていた。ついつい当日券目当てで会場に行った。
あっという間の2時間20分だった。
高校時代の甘酸っぱいなにやらが見られた。
大川役の河村紗也(競泳水着)もよかった。
9人の野球部員もいい。
作・演出:喜安浩平
ということだけど、ナイロン100℃とはあたりまえだけど違うテイストでありながら、ちょっと似た感じもある。
設定が細かいというところがナイロンっぽかった。
作りそのものは「元禄忠臣蔵」を思い出す(元禄忠臣蔵はいわゆる「討ち入りシーン」がない。打ち入りまでの話と、討ち入り後の話がちょっとということになっている)というか、肝心のところは描かない。いや、大事なところはその本番前だよということを語っているのであろう。そういう芝居とか、映画とか、表現するものは私は好きだ。映画でいうと「地獄の黙示録」の最後の炎上シーンのないコッポラ版とかってことだ。
で、この演出は流石だと感心した。満足した。実は、予想としては、試合のシーンは「暗黒でナレーション・音」だけであっさり終わるってのも期待していたけど、そうすると谷賢一のパクリになってしまうから、それはやらないのが正解だとも思った。
セイなる夜編
次回作
気になる・・・。