muro式9
ワンダーランド
休止となる
http://www.wonderlands.jp/archives/26608/
私が投稿させてもらったものはこちら
http://www.wonderlands.jp/archives/category/a/owada-tatsuo/
DULL-COLORED POP「夏目漱石とねこ」
◎目の前の相手に直情的表現することが苦手な表現者「漱石」、複雑な心は坊ちゃん時代から
「谷賢一」演出の演劇をいくつ見たか数えてみた。初めて見たのは2010年のサンモールスタジオでの「国道58号戦線異状ナシ」(再演)の演出以来だった。結構見ていることがわかった。Théâtre des Annales『ヌード・マウス』(2012年1月@赤坂レッドシアター)、『モリー・スウィーニー』(2011年6月@シアタートラム)、第11回公演『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』(2012年3月)、第12回公演『完全版・人間失格』(2012年11月)、「俺とあがさと彬と酒と」(2012年12月)、第13回本公演『アクアリウム』(2013年11月)、第14回本公演『音楽劇・河童』、「証明/Proof」(2012年6月)(2014年5月)、Théâtre des Annales vol.2『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン…(中略)…の事実にまつわる物語』(注)(2013年3月)、「最後の精神分析 フロイトvsルイス」(2013年10月)、Théâtre des Annales vol.3「トーキョート・スラム・エンジェズルズ」(2014年11月)。随分と観てきたものだ。
彩の国さいたま芸術劇場/ホリプロ「わたしを離さないで」
◎大きな芝居を小さな劇場で上演したら、小さな劇場で上演された芝居を大きな劇場で上演したらと妄想しながら
彩の国さいたま芸術劇場は開館して20年。新国立劇場中劇場、神奈川芸術劇場より長い歴史を持つ有数の大劇場だということに少し驚きをもって会場に向かった。実はこの演劇チケットを買ったのは「農業少女」で好演した多部未華子が脳裏から離れなかったからと、倉持裕脚本であることがその理由。蜷川演出、カズオ・イシグロ原作にはあまり惹かれてはいなかった(というよりはその事実をヒシヒシと感じたのは会場に着いてからだった)。
muro式「グラフ~その式を、グラフで表しなさい、~」
◎器用な客演役者と不器用な主演・演出・脚本家による3つのコント
着々と大きな劇場に移っていくmuro式。第1回は見ることができなかったが(チケットは買っていた)、第2回以降、欠かさず見に行くようにしている。今回で初回から4年が過ぎているとのことで、それなりの回をこなしているようだ。ムロツヨシなる役者の存在を知ったのは映画「サマータイムマシン・ブルース」だった。しばらくの間「ヨーロッパ企画」出身の役者だと勘違いしていた(それほど、当時は違和感がなかったというか、個性が薄かったというか)、次第にムロツヨシの存在は、濃いのか、薄いのかよくわからない謎というか、異様な役者という実感を持つようになっていた。
ギンギラ太陽’s 「翼をくださいっ!さらばYS-11」
◎3つの仕掛けは東京地方公演を福岡にいる気分にさせてくれた
2005年の再演となったこの芝居には、普通の芝居に慣れた者には意表をつく3つの仕掛けが待ち受けていたのである。
プロペラ犬「マイルドにしぬ」
◎「死」をテーマにした連作コント集 持ち味出した水野美紀と河原雅彦
テレビから舞台へその活躍の場を変えてきた水野美紀が脚本家と演劇ユニットを立ち上げたという不思議な舞台を見る機会に恵まれた。テレビタレントが様々なサイドビジネスをする例はあれども、テレビタレントがお金を儲けると副業としてレストラン経営などをする人が多いそうで、それをとあるタレントは、そんなノウハウも経験もないことに手を出すくらいなら、映画監督をやった方がまだ似たジャンルのことをやっているのだから、許されてもいいのではないか?というようなことを言っていたのを思い出した。
ペンギンプルペイルパイルズ「ゆらめき」
◎妄想を増大させ狂気の階段を昇る
マンションの一室で、まるで田舎の寄合所であるかのようなにぎやかな家庭で繰り広げられる「永年の友人」と「知り合ったばかりの友人」が夫婦に降り注ぐ些細な事件を大きな妄想により大事件に拡大させている、まさに、狂気の階段を昇っていく2時間の舞台であった。
muro式8
はやいもので、muro式はもう8回目。
10回目まではやるって、プロペラ犬のような決意だが、プロペラ犬はなかなか10回にはならない。
今回はどうやら、
ヤッツケっぽいのか、それとも終盤になって芝居が荒れたのか、
今までとはちょっと違う残念な感じがした。
3つの短編からなる。
第一話は3つのパラレルワールドが一つに・・・。
という話で、アフタートークで途中アドリブが多いことが判明。
雑なというところはアドリブなことがわかってちょっと安心した。
第二話は
ふじきみつ彦によるものだろう。
昔あったトンカツ屋の話を思い出した。
いい作品だった。
3人の芝居も良い感じ。
第三話は
まさに、上田誠の得意とする世界。
というか、3人が出逢った映画「サマータイムマシンブルース」を3人版にしたという感じで、
最後「暗転」で終わるのも流石。
暗転で・・・と終わるのは、「おいキミ、失格」でもあった気がするけど、それは置いておくことにして。
muro式7
muro式.7
1は、清原がオリックス1軍で打席に立つということでついつい大阪ドームに行ってしまい、見損ねました(清原はちなみにファンではなかったのですが、ブルーウェーブ・バファローズの分割合併というドラマを経て、の打席だったため、行かざるを得なかった)。
以来、2〜6まで欠かさず見ましたが、今回は、すごかった・・・。
「西郷隆盛・桂小五郎・坂本龍馬」の薩長連合の話、「高校生の3人」の高校時代の話から、18年後の話。どちらも圧巻。
笑いのツボと、号泣しそうになる瞬間と・・・。ついつい終わってから三軒茶屋で呑みすぎてしまいまった。
ムロツヨシ、恐るべし。
「空空飛ぶ広報室」の高橋努「高井他界する」は見事。
若葉竜也も一回り違うらしいけど、あまり違和感ないのはなぜだ・・・。
muro式6
「ASH&Dライブ」Vol.3
第1回・第2回と観に行った筈だんだけど、あまりしっかりとした印象がない。似た会では「斉木しげる」が若手を集めた会があって、それは築地本願寺でというなんかすごいものだった(実際には普通の貸しホールがあってそこでやる会だった)。第2回まで中心にいた筈の「ユリオカ超特Q」は出ないようだ。いつの間にかムロツヨシは名前が前の方にある。山田雅人の名前もある、夙川アトムの名前がない・・・。
前回に続いて「前進座劇場」。この劇場は1月で閉館となるらしい。伝統芸を見るにはいい箱だとは思うけど、前の席の人の頭で舞台はちゃんと見えない。この劇場は「流れ姉妹」を見に来て以来。
ザ・ギース
阿佐ヶ谷姉妹
中村有志
久本朋子
ニュー喜劇2本
シティボーイズ
2時間弱の演目だった。
斉木しげるの話がなんとも深かった。
斉木しげるの話がなんとも深かった。
内容はこんな感じ。
「ロト6」をかれこれ10年同じ番号で毎週買い続けている。あるとき、そのロト6を2週続けて買い損ねたことに気がついて「不安」が高まった。案の定、「外れ」だったので、その不安は杞憂だったのだけど、ここで、その不安は自分が作り出したものであることに気がついた。そもそも、ロト6を買い続けなければこのような不安はそもそも存在しなかった。という話。
で、きたろう・大竹まことの突っ込みでボロボロになってしまったけど、
その次が本題で、
今の若い人は「表情が暗い」のが気になる。昔の若い人は世の中への不満が顔に表れ暗いという感じだった。なんで暗くなってしまうか?。それは未来に対しての不安があるからである。その不安はどこからくるのか?「期待」「予想」があるからで、常に「泰然」としていればそんなことにならない。常に闘うそういう姿勢を持つことが大事だ。
というようなことを言っていた。
だんだんグダグダな話になったが、要するに「不安」の仕組み。その考察は見事。
ニュー喜劇というと、後藤ひろひとが吉本でやりたいと言っていたもののことであろう・・・。今までにない喜劇をやりたい・・・新しい喜劇・・・新喜劇・・・で吉本新喜劇の脚本・・・王立劇場という大胆なものがあったけど、こちらのニュー喜劇は確かに、今までにないものではある。
乱暴に言うと「フィクション」≒すべらない話。話芸(ぴん)+脇役も入れて再現シーン≒現代劇
確かに新しい形だと思う。
ミュージカル「モンティ・パイソンのスパマロット」
featuring PSAM®
1月15日(日)13:00開演
http://www.spamalot.jp/
2012年初の芝居は「ミュージカル」になった。
買った理由は「モンティ・パイソン」「池田成志」「戸次重幸」「ムロツヨシ」「皆川猿時」というなじみの役者が気になって。
ミュージカルということは殆ど意識していなかった。
結論からはミュージカルも面白いもんだ。
ってことで、まさにタイトル通り「スパム」が沢山な芝居で、本編はあっという間に終わるような話なんだろうに、寄り道が沢山。肝心の歌姫の登場はちょっと・・・。彩吹真央なる元タカラジェンヌの唄いっぷりにちょっと惚れた。
ともあれ、主役の「ユースケサンタマリア」は置いておいて。
池田成志 この中では一番その「芝居」を見ている。さすが、どんな芝居も全力で取り組む。圧倒的だった。
劇団新感線の「鋼鉄番長」のアキレス腱断裂前の回を奇跡的に見ている。「どんな芝居も全力で取り組む」というその姿勢に好感を持った。(あげくにであるし・・・)。他では、「49日後」「流れ姉妹」あたりが印象に残っている。そんなこんなの集大成として(なこと言っては失礼か)見るのもまた楽し。
戸次重幸 2010年の最高傑作ドラマ「宇宙犬作戦」で存在を知った。以来、久しぶりに見かけたけど、その迫力は出し切れていなかったと思う。片桐仁みたいな名バイプレイヤーで光るタイプなのか。この濃い人たちの中では霞んでしまうのもやむなしか。
ムロツヨシ 「サマータイムマシンブルース」以来、気になっている俳優。ムロ式も結構見ているけど、テレビにも最近登場している。全力で取り組んでいた。ムロツヨシは唄は得意なのか、全力で下手なのか、本当のところを知りたい。
皆川猿時 初めてみたのはR2C2メカロックオペラのファミレス店長役が多い役者として紹介されていた。流石にエネルギッシュだ。
見てわかったのは、ミュージカルというのは脇役がしっかり唄ってくれるといい唄になるってこと。メインの役者は頑張っていればいいってことで。
で、この話は「アーサー王伝説」がベースになっている。
アーサー王伝説とは・・・。
2012年の観劇計画
2011年の芝居の記録はこちら
で
2012年にやる芝居はよくわかっていないけど、
こんな芝居は見に行きたい。
劇団☆新感線
シレンとラギ
http://www.shiren-to-ragi.com/index.html
久々の中島かずき+いのうえひでのりによるいのうえ歌舞伎
劇団鹿殺し
ヨーロッパ企画
劇団本谷有希子
PPPP
ナイロン100℃
あたりははずさないでおきたい。
女体シェークスピアシリーズ
入江雅人
ムロツヨシ
シティボーイズ
も外せない。
葛河思潮社のシリーズがあるのならこれも見ておかねばならない。
猫のホテル(千葉雅子)もあるなら見てみたい気分。
谷賢一は天才だと思うので、彼の作・演出ががあるなら見てみたい。
劇団「国分寺大人倶楽部」なんかも見てみたい。
イキウメ(前川知大)も気になる。
青年団はどうしたものか。アゴラという空間は魅力的なんだけど。あまりその劇団を観に行ったことはない。
野田秀樹というか、NODA MAPもどうしたものか。
動物電気は時間があえば観に行きたいか?どうする?という感じだけど、ああいうのはやっぱり見続けることが大事そうだ。
今年の観劇ライフは「プロペラ犬」から始まる。
さてどんなことになるやら・・・。