ライクドロシー
http://mo-plays.com/likedorothy/
鎌塚氏なみに物語は続けられる。
是非、次回作も期待したい。
片鱗
今回は(も)イキウメにされた。
伊勢佳世が初めて綺麗に見えた。適役だったんだろう。
しかし、よくこんなストーリーをおもいつくもんだ。
MIWA
野田地図第18回公演「三輪明宏」の半生(ご健在なのでそう敢えて書く)を
宮沢りえ・古田新太が2人一役で演じた。
いままでの野田地図に比べると物静かな、そして、予想を裏切るすごみはなかったけど、
やっぱりすごい。
やわらかいパン
前回に続いて、作:水野美紀
今回は沢山の役者が登場した。スナッチというオクイシュージが発足した劇団が脇をかためる。
東京ダイナマイトの松田大輔がいい役を演じきる。ハチミツ二郎はハチミツ二郎のまま。あれを味があると褒める人もいるだろうけど、私は認めない(^_^)そこそよかったとは思うけど。
しかし、ここまでの物語を作れるようになった水野美紀は見事。そして、相変わらず子ども役の場合には「しんちゃん」調になるのは「菜月チョビ」と一緒なのでご愛敬ということで。
ロスト・イン・ヨンカーズ
http://www.parco-play.com/web/program/yonkers/
密室劇の帝王三谷幸喜、快心の芝居だと思った。
絶妙のキャスティング。
「猟銃」以来の中谷美紀の美しさはK列からも輝いて見えた。
あっという間の3時間20分。
結末に救いがあるのは原作者の力量。
ロミオとジュリエット
http://www.engekido.com
なんといってもこの劇場のすごいところは
「奥が開く」こと。
エンディングの墓場のシーンは圧巻だった。
しかし、よりによってロミオとジュリエットか。
となめていたけど、多分、主役が入れ替わるほどすごい芝居だった。
流石。
無休電車
劇団鹿殺し「無休電車」まさに、充電前公演というだけに集大成となっていた。宝塚変人歌劇団の続編を見られるとは・・・。転球さんさすがだ。そして、ラッパ・サックスの楽団さんたちも今までで一番いい音だった。必見。14日まで。円形劇場。
最後の精神分析
「最後の精神分析—フロイトvsルイス—」翻訳・演出 谷賢一
やっぱりすごかった。
あのBBCラジオから流れて来た曲目は何なのか知りたい。
今まで観たモノで、谷賢一でハズレはないのがすごい。
丁度「葛河思潮社」とカブル設定もあって、それがまた思いが増幅した。
こういうすごい脚本を見つけてくる能力に長けているところも見事。
しかし、この谷賢一が女優を綺麗に使っている芝居はあまり見たことがない。
(ストレンジ・フルーツの南沢奈央は良かった。そういえば)
90分2人芝居、圧倒的な台詞回し、二人の対峙、個々の葛藤、最後のラジオから流れる音楽。
あまりにも素晴らしすぎる。
イングリッシュジョークもなかなか。最後のイングリッシュジョークに全ての矛盾と答えがあるのが。
しみじみと、今になって更に伝わってくる。
イングリッシュライトミュージックはこのCDの2曲目だった。
OPUS/作品
http://www.atre.jp/13opus/
ベートーベン作品131
ぬるい毒
http://www.motoyayukiko.com/next_performance/
本谷ワールド大炸裂。
夏菜も好演。
池松壮亮はあれを23歳で演じられるとは恐ろしや。
目的というか、期待は河村紗也だったんだけど、夏菜の好演に◎。
さらに、本谷有希子の原点はこれなのか?、これは本谷有希子の話なのか?と錯覚するほどすごい迫力があった。
脚本・演出は2007年の映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」以来のタッグ、「桐島・・・」の監督の初舞台演出。
大体、映画監督が舞台やるとだらだらしちゃうけど、そんなこともなかった。
原作:本谷有希子
『ぬるい毒』(新潮社) ※野間文芸新人賞受賞作
脚本・演出:吉田大八
<出演>
夏菜 池松壮亮
板橋駿谷 札内幸太 新倉健太 高橋周平
石井 舞 一瀬麻衣子 井端珠里 川村紗也
建て増しに次ぐ建て増しポルカ
http://www.europe-kikaku.com/projects/e32/main.html
ポスターと実際の芝居はかなりイメージがちがう。
その理由は「エチュード方式」で芝居を固めていくためということがおまけトークで語られた。
貴族顔の人が少ないこと、
役者のコンビ(芝居相手)が案外固定的であることも教えてくれた。
90分という短めの芝居である理由も教えてくれた。
次回は2時間の大作となる予告もしてくれた。
昨年、本谷有希子の「遭難」で女教師役をやった菅原永二が貴族役というのもなんとなく納得できた。
かもめ
http://www.siscompany.com/kamome/index.htm
生田斗真・蒼井優も好演。
大竹しのぶの迫力にはびっくり。
実は、終わるまでケラ演出ということを気がついていなかった私。
ケラの芝居は日本モノでもロシアっぽいから。そんなもんなわけで。
4幕の喜劇ということらしいが、こんな悲劇を喜劇と言い切る皮肉もすごいし、
最後のシーンで、ローエングリンの前奏曲が・・・。あれはなんで?
ポスター・チラシの映像がないのがなんとも奇異。
失禁リア王
柿食う客、女体シェイクスピアシリーズ第4弾
深谷由梨香のOnとOffが見られて満足。
シェークスピアの数少ない内容を語りきれる悲劇。
一人ゾンビ芝居作品集
入江雅人グレート一人芝居アウタースペース☆1 「一人ゾンビ芝居作品集ーSUMMER OF THE DEADー」
8月31日1夜限りの「真夏の夜の夢」
・映研のゾンビ
・Life of the Livingdead
・月夜のゾンビ
・夏の心の叫び
・ピアニカ前田ライブ
・帰郷
これだけのものを1回限り。
入江雅人が伝説の人となった.
muro式7
muro式.7
1は、清原がオリックス1軍で打席に立つということでついつい大阪ドームに行ってしまい、見損ねました(清原はちなみにファンではなかったのですが、ブルーウェーブ・バファローズの分割合併というドラマを経て、の打席だったため、行かざるを得なかった)。
以来、2〜6まで欠かさず見ましたが、今回は、すごかった・・・。
「西郷隆盛・桂小五郎・坂本龍馬」の薩長連合の話、「高校生の3人」の高校時代の話から、18年後の話。どちらも圧巻。
笑いのツボと、号泣しそうになる瞬間と・・・。ついつい終わってから三軒茶屋で呑みすぎてしまいまった。
ムロツヨシ、恐るべし。
「空空飛ぶ広報室」の高橋努「高井他界する」は見事。
若葉竜也も一回り違うらしいけど、あまり違和感ないのはなぜだ・・・。
地下室の手記
http://www.hephall.com/25154/
安井順平ほぼ1人劇。公演。これは面白い。
ロシアブーム到来か。
戯曲リーディング◆時代を築いた作家たち①
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/07/post_336.html
完全に意識を失った2時間だった。こんなことは初めて。
おにぎり トークトゥミー
おにぎり第2回公演
http://onigiri2013.tumblr.com/talktoime
ポスターと内容は全然違う。
第1回は再演もされた圧倒的なものだったけど、
第2回もなかなか・・・。
第3回は自分で書くのか?
池田成志は怒っていたとアフタートークで語っていたけど。
わが闇
2007年に観た(はず)の芝居の再演
多分、出演者は全く同じ。
脚本もほぼ同じ。
セットもほぼ同じ。
出演者・演出者が6才、歳としとった。
そんなことなのか。
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/nylon40th.html
なんといっても昔、坂井真紀目当てで行ったわけだけど、
この芝居を見て以来「演劇」にはまったのは間違いない。
つまり、女優目当てから芝居目当てに・・・。
今回やっぱり、三宅弘城、三好未完役が圧倒していたのは、
鎌塚氏シリーズのなせる技なんだと思う。
あんなにどなりまくる芝居だとは記憶していなかったけど、
前から2列目だと流石にすごい。
うちな~妄想見聞録Vol.24
実はこのネタは昔やった・・・。
と思っていたけど、随分「改編」されていた。
藤木勇人の琉球落語。
初めて聞いたのは「ボード事件」
日経新聞でみかけて観に行ったのだった。
今年は山之口獏生誕110年、没後50年ということで演目として決めていたようだ。
お題は3つ。
初めは漫談+ネコの話、元ネタはネコの皿
2つめはヨイトマケの唄ダイナマイトで漁をする・・・電線を川につけて漁をするなんてのも聞いたことがある。
ヨイトマケの唄は聴いただけでなけてくるのはなぜだろう。
最後は山之口獏と泥棒の話。
落語を藤木勇人はうっかり「書いた」と言ってしまったけど、
落語は「創作」としても「書いてはいけないのではないか?」
と思ったのと、落語としては聞き手の想像力に任せず話すぎるような気がして、
高い望を言うのは失礼なんだけど、面白いだけにもう少し(だけ)練っていただくと、
面白い話だけに、観客は3倍増すること間違いないと。
バイト
http://kasuguy.seesaa.net/
「桐島部活やめるってさ」でアカデミー脚本賞をとった、「スケベな話」の脚本を書いた、
ナイロン100℃の役者「喜安浩平」脚本、
柿食う客の役者、玉置玲央の原案・演出
河村紗也・荻野友里・岡田あがさ
これだけそろったら見ないわけにはいかない。
大満足
断色
http://www.dan-jiki.jp/
おにぎり旗揚げ公演とは似て非なる作品に仕上がっている。
麻生久美子にあそこまで卑猥なことばを連呼させるのはさぞかし気持ちいいだろうし、
田中哲司もうらやましい・・・。
前日みた「おぼんろ」と重なってなんともやるせない気分に。
向かいに「成海璃子」がいたような気がした。
ビョードロ朧の森で抱き寄せて
1200円のプログラムを作っている姿勢に感心。そんな暇あったら練習しろよという思いもあるけどこのプロ意識は好きだ。
プロたるもの、公演プログラムを作るのは「義務」と考えている。
ただ、まだプログラムを開いていないので、細かい事情その他は全く分かっていないので、その点はお許しいただき、以下の感想を。
もともと、私は自分の中に絶対的な価値観を持ち合わせていないことと、小津安二郎は言っていたけど、芸術なるものに絶対的な創造性なるものはない「引用」と「繰り返し」その「ズレ」なるものが新たなものを生んでいるに過ぎない。つまり、「進化=カオス=突然変異」というものがものごとの価値観を生み出していると思っている、この劇団というか、今回の公演も「比較する」ことでポジショニングをすることとする。
私が初めて見た「劇団☆新感線」は新国立劇場での「髑髏城の七人」だった。そこにあったものは「いのうえ歌舞伎」なる様式美と、新国立劇場という日本一の舞台装置があって圧倒的な迫力を堪能させてくれた。
そして、この「劇団おぼんろ第10回本公演★『ビョードロ~月色の森で抱きよせて~』」は、その中島かずきの脚本力、いのうえひでのりの演出力こそないけれど、彼らに負けないだけの「熱気」があることを感じた。その熱気とは、なるほど、「劇団鹿殺し」がそうだったんだろうなとおもいだした。「鹿殺し2008百千万」改訂版を見たときと同じくらいの驚きはあった。
会場と一体となって・・・というこだわりは「いい」と思いました。が、たまたま、通路をはさんだ向かいに「美少女」がいて、その子にキーを渡す当たりは流石と。(その子はとても気になる子で、役者がカーテンコールで挨拶しているときに拍手しないでお辞儀していましたのでその奇異さ加減たるや最高だったカナという名前だったのを記憶している)。
Piperなる劇団の「後藤ひろひと」がガマ王子VSザリガニ魔人みたいな作品は10年に1回もかけないとか、詫間孝行が苦しんだあげくに今のようになっているのを見ると、このまま行って大丈夫なんだろうか?とか心配にもなったりしたが、10回できたんだからあと10本くらいなんとかなるんでしょう。という気もする。
(鹿殺しの丸尾丸一郎はやっぱりその苦しみから離脱するの大変そうだし、、、ついに充電となるわけだし)。
一方、谷賢一、中屋敷法仁はそんな不調はあり得ないわけで、まだまだ「掘り起こす」ネタがこの世に沢山あって、コピーをしたつもりが「谷弁、中屋敷弁」となってとんでもない突然変異を重ねているワケで。
客層については「完全アウェイ感」満載で、主催者が同情して話しかけてきてくれたくらいなので(^_^)。
もっとも、今、日本でちょっとしたブームの「ビエンナーレ」にはあのような客層が日本各地に一定数いることを立証してくれています。現代美術と舞台の関係はそれこそ、ドビュッシーとかラベルの時代から延々とつづいているわけですが、あの感じは好きだ。。
と書きつつ、
昨日は青山円形劇場で見たのが「断色」。
再演だとおもっていたけど、全然別ものになっていた。
昔、安部公房の「空とぶ男」という短編が教科書に載っていて、それが文庫本の結末と違うのが「不思議」でならなかった。地獄の黙示録の最後の炎上シーンのあるなしくらいの奇異感で、似たことは「ストラビンスキーの火の鳥」でもフィナーレは初演ではなかったというのを思い出し、その「改訂」なるものの妙技に惹かれたりした。
今回の芝居は「初演」と「そろそろ始まる千秋楽」でどのような進化をとげたのか、実は「演劇」は「初演日」から「楽日」まで同じ芝居を続けることがお客に対しての「誠意」なのではないか?などとも思ったりして(生意気言っていますが)。
で、
一番意外だったのは、女優の豹変ぶり、憑依っぷり。
獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)
イキウメはやっぱりイキウメである。
それは良くも悪くもということもあり、
これだけのテーマを扱えるのももはや、
野田秀樹・中屋敷法仁くらいではないのかと思う。
この芝居の謎は「デウス・エクス・マキナ」
隕石を見た者がかかる、「直径30メートル、高さ300メートルの柱」→「ドーパミンでまくり・固まり症状・幸せな死への序章」
80年姿を変えぬ「二階堂望」
ここに魅力が詰まっていながら、話の飛躍が良くも悪くもイキウメ。
プルーフ/証明
うっかりその公演を見落としていた。
こりっち舞台芸術の手塚さんのFBで知って慌てて見に行った。
4年前にこれをやっていたのか・・・。
凄い作品である。
手塚さんのFBにこんなコメントを。
既にこの段階で「谷賢一節」が出来上がっていたんだと感心した。
「モーリー・スゥィーニー」「ヌード・マウス」「ストレンジ・フルーツ」
「くろねこちゃんと・ベージュねこちゃん」「完全版人間失格」
「国道58号戦線異常なし」
今までこれだけの演出(作・演出)も含めてみたけど、
再演であることに驚きを禁じ得ない。
そして、主演女優の「百花亜希」の熱演に拍手。
中田顕史郎は「モナミザ」で見たことがあって、そういう俳優だと分かっていたので、
驚きはなかったけど、やっぱりいい(すごい)役者さんだ。
で、後半の別演出バージョンも気になって見に行くしかないと覚悟した・・・。
もうひとつのバージョンも見た・・・。
結論では床の仕上げ、舞台の全体の色意外は別格・・・。
酒とつまみ
OFF・OFFシアターに行くのは初めて
通常では選ばないだろう作品をつい見に行く。
作・演出が倉持裕
ナイロンの村岡希美、おにぎりの池谷のぶえ
その3人がなにをやるのか気になってみた。
まさかの仕掛けで、実は登場人物は5名。
あと3名は「見えない」「聞こえない」
でも「椅子」は動く。
階段の音は聞こえる。
どこまでが本気でどこからがギャグなのか。
私にとっては「ホラー」と感じた。
最高の2人芝居だと思った。
ストレンジ・フルーツ
ストレンジ・フルーツ
http://www.strange-fruits.jp
本当の意味は違うみたいなんだけど、
かなり刺激的な芝居になっていた。
どこからが「谷賢一」演出のなせる技なのか。
前回は「ラブリー・ベイベー」河西裕介(国分寺大人俱楽部)によるもの
上田誠(ヨーロッパ企画)によるもの
着実にちゃんとした芝居をちゃんとやるグローブ座にびっくりである。
そして、
これは「てごます」と評判の増田君目当ての観客がすごかった・・・。
away感一杯である。
こういうすごい話にジャニーズファンがついてくるということを「仕掛けている」人にも感心。
谷賢一がまた一歩階段を上ったそんな感じである。
「かな」の南沢奈央はあんなに細い体だとは思わなかった。
テレビではもっとぽっちゃりした感じだった。
深谷由梨香はいつも通り熱い演技。脇役としてはよかったかも。主役を食わない演技ができるんだとちょっとした発見。
おのれナポレオン
おのれナポレオン
http://www.geigeki.jp/performance/theater018/
ついぞチケットを買うことができなかった。
三谷幸喜の芝居にはつくづく縁が無い。
・チケットが買えない
・あまりに高いところで鑑賞できずに帰った
・都合が合わず8枚もチケットを買った挙げ句、半分しか見えない席で見た
・仕事で行けなかった
・・・・
今回も「チケットを買えなかった」
で
ライブビューイングを買った。
5月8日、シアターコクーンに向かう途中でびっくりするニュースを見た。
「天海祐希降板」
で、
「宮沢りえ」代演
・・・・
結局、5月9日のライブビューイングは中止・5月10日から4公演を宮沢りえが代演をつとめた。
以前で記憶にある代演
「鋼鉄番長」(劇団☆新感線)の橋本じゅん・池田成志の降板。
確か、1週間くらい休演の後再演、三宅弘樹が代演となって大幅に演出プランが変更となった(台詞をナレーションに変更など)
「発情・ジュリアスシーザー」(柿食う客)初日に代演を中屋敷法仁がつとめたそうな。2日目から役をズラして続行。
シャッフルデーでその話を知ってびっくり。
2日の稽古期間で舞台に立つのもすごいけど、すごいことがあったものだ。
関係者全員に敬意を表したい。
と同時に、演劇ってなんて怖いものなんだと感じた。
まさに「歯車」。歯が一つ欠けると舞台の幕は開かない。
8日のシアターコクーンでは、実はこのことが気になって仕方がなかった。
フジテレビの「めざましテレビ」で
11枚チケットを買った人の話
会場に来て知った人の話
などが出ていた。
楽日後の談話で、
三谷幸喜が「大幅に手を入れて2日で仕上がるものに改編したこと」1ヶ月稽古したものとは別とのコメント。
そう、でもこの4公演に立ち会えた人、天海祐希の公演を見られた人、それぞれ宝物だと思う。
フジテレビのこの件に関する報道姿勢には(ちょっと)感動した。軽部アナいい仕事したなと。
あかいくらやみ
「あかいくらやみ 〜天狗党幻譚〜」
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/13_akaikurayami.html
長塚圭史の時代劇、7年ぶりだそうで、そうなると前回見たのは「桜飛沫」ということなんだろう。
水野美紀・真木よう子が似た風貌だなぁと思って見ていたのを思い出す。
水戸というと納豆・梅・水戸芸術館・筑波山・・・
そうそう、徳川慶喜は水戸徳川だったかな・・・。
というところでこの物語は関係してくる。
丁度見に行く前の「ボクたちの時代」で白石加世子が南果歩に「かよちゃん」と呼ばれ、すごい迫力のある女優だと感心していたところ
すごい役で登場した。
そして、原田夏希が綺麗でよかった。
物語はなかなか・・・原作を一度さらったおかねばならない。
そして、史実も。
長塚圭史の作品は???
ということが実はままあったが、
「浮標」(藤谷美紀が綺麗だった)
「南部高速道路」(真木よう子・黒沢あすかがすごかった)
に次いでの3連続の◎。
原作・作・演出・出演
この4つをこなすってのはやっぱり限界があるのではないか?
原作があるものを舞台化する才能はすごいんだなぁと感心。
で、例によって舞台はとても綺麗。
この綺麗な舞台ってのはそうそうできるものではなくて、ついつい「かきわり」歌舞伎調なものになりがちな日本の舞台で気持ちいい。
原作は「魔群の通過 天狗党叙事詩」山田風太郎(ちくま文庫)
今ひとたびの修羅
http://www.siscompany.com/shura/
なんといっても「いのうえひでのり」が「新国立劇場中劇場」で演出するということは「髑髏城の七人」を思い出すワケで、芝居にはまってしまった大元凶であって。
とにかく宮沢りえが綺麗だ。
男は任侠もの、女は女郎役をやらせると力量がわかると言っていた人がいたが、まさに「適役」。
おつかれさまと言いたい。
宮沢りえが舞台奥まで歩いて行くシーンにぐっときた。
(髑髏城の七人では舞台挨拶で奥から50メートル走をして、挨拶していた)
シティボーイズミックス
1年前には既にこの写真が撮られていたわけで、
宮沢章夫による脚本は私としては初めて(三木聡の「鍵のないトイレ」以来見ているので)。
わざわざ大阪まで行ったんだけど、そこまでではないような。
とはいえ、これを見ずして夏を迎えられない。
桂雀々独演会『春の地獄まつり』
http://www.geigeki.jp/performance/theater019/
いとうせいこう作・きたろう
によるマボロシの作品がなんと大倉孝二・ケラリーノサンドロビッチによって実現。
悪くないんだけど、やっぱり「得るものが何も無い」と大倉孝二が言うだけけのことはある「不毛感」がある。
これをやったきたろうさんの映像って見てみたいと思った。
でも、それ以上でもそれ以下でもないような気がする。
ゴドーは待たれながら
http://www.geigeki.jp/performance/theater019/
いとうせいこう作・きたろう
によるマボロシの作品がなんと大倉孝二・ケラリーノサンドロビッチによって実現。
悪くないんだけど、やっぱり「得るものが何も無い」と大倉孝二が言うだけけのことはある「不毛感」がある。
これをやったきたろうさんの映像って見てみたいと思った。
でも、それ以上でもそれ以下でもないような気がする。
入江雅人
2013年3月29日(金)~4月7日(日)
Théâtre des Annales(テアトル・ド・アナール)
『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行─およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならないという言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』
作・演出:谷賢一
変人か、偉人か?狂人か、天才か?志願兵として前線にいたウィトゲンシュタインが、 暗号混じりの文章で日記帳に書きつけた『論理哲学論考』の草稿、そこから浮かび上 がる、軍隊生活、死との戦い、「仕事」への責務と欲求、愛、そして自殺の誘惑。かの 有名な「語り得ぬことについては人は沈黙せねばならない」という言葉の裏に隠された ウィトゲンシュタインの真意と祈りを、戦火の東部戦線という背景が炙り出す、 Théâtre des Annales第二作。
見事な作品だった。正直、まだ沈黙せねばならない状態だ。
ウィトゲンシュタイン
2013年3月29日(金)~4月7日(日)
Théâtre des Annales(テアトル・ド・アナール)
『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行─およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならないという言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』
作・演出:谷賢一
変人か、偉人か?狂人か、天才か?志願兵として前線にいたウィトゲンシュタインが、 暗号混じりの文章で日記帳に書きつけた『論理哲学論考』の草稿、そこから浮かび上 がる、軍隊生活、死との戦い、「仕事」への責務と欲求、愛、そして自殺の誘惑。かの 有名な「語り得ぬことについては人は沈黙せねばならない」という言葉の裏に隠された ウィトゲンシュタインの真意と祈りを、戦火の東部戦線という背景が炙り出す、 Théâtre des Annales第二作。
見事な作品だった。正直、まだ沈黙せねばならない状態だ。
あの女
とにかく、この写真で買って行ってしまった。
エンディングというか、舞台挨拶というか、そこはとてもよかった。
http://www.nekohote.com/next_folder/next_info.html
発情ジュリアスシーザー
女体シェークスピアシリーズ第三弾
「発情・ジュリアスシーザー」
うっかり、シャッフルまで見てしまった。
今までどうしても好きになれなかった七味まゆみのすごさが分かったり
相変わらずの岡田あがさの演技も感動だけど
やっぱり、深谷百梨香の捨て身の演技がいい。
初日にはどうやら、演出家が代演をしたようだ、それはそれで見てみたかった。
ホロヴィッツとの対話
「ホロヴィッツとの対話」
三谷幸喜の海外芸術家シリーズということらしい
国民の映画・コンフィダント、どちらも秀作だったけど、今回のもかなりいい。
日経新聞にはとんでもない評があったけど、
別にホロヴィッツの演奏を聴きに来たワケでもないので、あれでいいと思う。
段田安則の表現する演技に感慨深いものがあったし、
渡辺謙の浅い演技もキャラクターとしてそうなんだろうし、
和久井映見の初舞台もちょっとグッときた。
http://www.parco-play.com/web/program/horowitz/