「て」「夫婦」
ヒッキーオウチデテミターノ
またまたハイバイにやられた。
再演ということだけど、私は初めてなので、
しかも今これだけ活躍をしている「役者」「演出家」が昔ヒキコモリだった。
その話からできた話くらいに思っていたので、
冒頭のいつもの「お願い」から始まって、アメチャンのチリチリ話から始まって・・・。
え?古舘寛治出ないんだ?
そんな急に代役大丈夫なの?
と思いながら、意外な「台本を持ちながら」というすごい舞台になることを知った。
2時間の舞台は
・・・
前半は松井周の出番はほとんどない・・・。
後半、
なるほど、
そうなって、
こうなるのか。
「淵に立つ」
の続編か?!
いや、逆なのか。
何について語りたいかというと、
あれだけ滅茶苦茶な舞台で、簡単な舞台装置で、
あそこまでの表現をしつつ、
そして、
観客の創造力を200%かき立てる。
そして、なんとも絶望の淵に立たせられてしまった。
もし、松井周が台本手に持って演じてくれなかったら、私は耐えられなかったかもしれない。
耐えられたかな・・・。
ハイバイ もよおす
クヒオ大佐の妻
(映画)クヒオ大佐
の続編なんだろうか、
http://owada.sakura.ne.jp/play/index_files/adf0b030c27312f16c33c8d75847dc2a-229.php
コーカソイドっていうコンプレックスって確かに日本人にはあるかもしれない。
で、この演劇は
岩井秀人が主張する(セリフはちゃんと覚えていないから私のことばで)
フィクションってのはなかなかリアリティがない中で、知り合いの話だと俄然盛り上がる。
でも、そうそう知り合いの話ってのはないから、
知人の話を「ネタ」にするといい・・・
って「ワレサワレノモロモロ」そのものじゃないか?!
すごいぞ・これは・・・。
と緊張したのだけれど、
残念ながら、以後はダラダラと続く。
で「クヒオ大佐の妻」
宮沢りえの魅力意外には、
ハイバイの力に圧倒されるのと、
水澤紳吾(多分初見)
あ、するってぇと、役者さんには罪はない。
(ケラさんが良くも悪くも芝居を知らないって書いていたけど)
出ている役者さんは感じているんだろうな。
ちゃんとカーテンコールしているのがいいお客さんたちということで。
ワレワレノモロモロ 東京編
観に行ってしまったのは、
ヨーロッパ企画「来てけつかるべき新世界」のおまけトークで
壮絶な話をまとめていることを岩井秀人が言ったので、
http://hi-bye.net/plays/warewarenomoromoro
第1話
上田遥
タイに行った話
(外国から来た人に優しくします)
第2話
池田亮
子どもの頃の親との関係、そして、その話を親に舞台にすると言った話
(「ごめんなさい」・・・・)
第3話
平原テツ
いとこの婚約者とぶっちゃけ話をした「今は売れてはいない役者」の話
(「夢」ってなんだと・・・、究極の放置プレー)
第4話
師岡広明
池袋のマンガ喫茶の話
(春日部って・・・美女木も分かるけど、人間観察模様)
休憩10分
第5話
荒川良々
豪快なお父さんと、学校でのこっくりさんとエンジェルさんの話
(なるほどなぁ)
第6話
岩井秀人
里帰りしてきました、という話
(あまりに壮絶な、そして、こんな現実に涙が止まらない)
第7話
永井若葉
「無茶苦茶通し稽古」の話
(柿喰う客以外が乱痴気騒シャッフルをしない理由がよくわかった、岩井秀人、怖い、声帯から血出したくない)
第8話
川面千晶
叶清子さんの恋話
(恋ってのは・・・・・・)
今年観た全ての芝居をぶっ飛ばしてしまうそんなパワーを持っていた。
参った。
どうやら、見てはいけない舞台を見てしまったようだ。
客席もなんか、今まで見た舞台と異なる「熱気」を感じた。
(アゴラ劇場なんかは「凍てつく」って感じだけど、無言なのに「熱い」)
どうやら「今はまだ売れて(は)いない」役者さんがこの8話を大回転させていたようで、(は)