シアタートラム

散歩する侵略者

https://setagaya-pt.jp/performances/201710sanposuru.html

よもや、これが10年前にあったとは・・・。
すごすぎる。
圧倒的な完成度だ。

キネマと恋人

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09882080U6A121C1BE0P00/
インフルエンザによる休演で鑑賞出来ず
残念
過去には、
鋼鉄番長(腰痛・アキレス腱断裂)・・・これは見た後に休演・代役で再会
おのれナポレオン(心筋梗塞)・・・映画館でライブを見ることになっていたが、翌日から宮沢りえが代演
てなことがあったが、そうそうあるものではない。
縁がなかったということなんだろうけど、
再演には是非行きたい。

太陽

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2度目
初演で見てびっくりした。
これが演劇なんだと・・・。
以来、どれを見ても「イキウメ」なんだと思うようになった。
そして、安井順平なる怪優を徐々に知ることとなった。
で、見直してみると、やっぱり安井順平はすごい。
もっとも「ドス君」と敬意を表して呼びたい。

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)
の四国の村の話があったが、
あれは、ひょっとしたら、太陽の「キュリオ」のいる所であって欲しかったのかもしれないと今気がついて。

聖地X

入江雅人「五人芝居」
いつものごとき、イリポンワールド。
流石なオチだった。
映画好きな人にはいくつもの映画が脳裏をよぎり、
水野美紀ファンには「ハッピーセット」を思い出させるそんなおまけつき。
怪優も発見したし、オクイシュージがあそこまで全力で勝てない女優ってすごい。
私の中での結論は入江雅人は「一人舞台が一番似合う」ということになった。
けど、たまに他の舞台に出て貰うなり、
劇団作ってみるなり、
してみてほしい。

2014年末くらいから、夏目漱石というか「挫折」とか「屈折」とかそいういうことがマイブームだったのだけど、その元祖が実は「入江雅人」なのかもしれない。劇団シャララというその存在はよくわかっていないんだけど、ウッチャンナンチャン、出川哲朗、放送作家・・・いや、ケラ・バカリズムなどを考えると「横浜放送映画専門学院」の存在はやっぱりすごい。人の出会いってのがすごいということなんだろう。

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muro式のタイムマシンの話
おいキミ失格のタイムマシンの話
ハッピーセット・やわらかいパン
殺風景
なんかを思い出してしまったけど、

終わりはなんといっても「天国から来たチャンピオン」
で、「輪廻」はまるで「豊穣の海」のような。
(しかし、その仕組みは全然違う流石)
でも、繰り返すあたりは流石「ヨーロッパ企画」みたいな。
そして、それを大きく上回る「入江ワールド」
帰り道には「号泣しちゃいそう」だった。


現代能楽集VII「花子について」

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片桐はいり/西田尚美/近藤公園/小林高鹿/宮河愛一郎/黒田育世
[作・演出] 倉持裕
見事だった。
能と狂言ってこんな感じなのかと感心した。

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1は、清原がオリックス1軍で打席に立つということでついつい大阪ドームに行ってしまい、見損ねました(清原はちなみにファンではなかったのですが、ブルーウェーブ・バファローズの分割合併というドラマを経て、の打席だったため、行かざるを得なかった)。
以来、2〜6まで欠かさず見ましたが、今回は、すごかった・・・。
「西郷隆盛・桂小五郎・坂本龍馬」の薩長連合の話、「高校生の3人」の高校時代の話から、18年後の話。どちらも圧巻。
笑いのツボと、号泣しそうになる瞬間と・・・。ついつい終わってから三軒茶屋で呑みすぎてしまいまった。

ムロツヨシ、恐るべし。

「空空飛ぶ広報室」の高橋努「高井他界する」は見事。
若葉竜也も一回り違うらしいけど、あまり違和感ないのはなぜだ・・・。

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戯曲リーディング◆時代を築いた作家たち①

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/07/post_336.html
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完全に意識を失った2時間だった。こんなことは初めて。

獣の柱  まとめ*図書館的人生(下)

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イキウメはやっぱりイキウメである。
それは良くも悪くもということもあり、
これだけのテーマを扱えるのももはや、
野田秀樹・中屋敷法仁くらいではないのかと思う。
この芝居の謎は「デウス・エクス・マキナ」
隕石を見た者がかかる、「直径30メートル、高さ300メートルの柱」→「ドーパミンでまくり・固まり症状・幸せな死への序章」
80年姿を変えぬ「二階堂望」
ここに魅力が詰まっていながら、話の飛躍が良くも悪くもイキウメ。

南部高速道路

真木よう子がよかった・・・(って目当てはそう、その通りですが)
黒沢あすか・・・どこかで見たことがあると思ったら「冷たい熱帯魚」のでんでんの奥さん役だ・・・。そっか、迫力あるわけだ。
小林勝也、この役者さんは何度か見ていて、昨年末に「山崎美貴」の芝居見たさに出かけた雑遊の主宰だった。その芝居を知ったのは新国立劇場でやった「天守物語」の謎の仙人役だった。やっぱりこの人の爆発力はすごいものがあった。
江口のり子は、ま、やっぱり江口のり子なわけで、そういえば、週刊真木よう子で共演していたのを今思い出した。
不思議なことが沢山あるけど、プログラムも袋とじだらけで未だに開いて読めない(笑)。

劇場を出ると「不条理劇場II」をやった永野宗典がまさに「劇野郎が帰る」ところだった。

長塚圭史の芝居ではよく役者が舞台袖で見ているなんていうのが多いけど、
ついに、観客が舞台に上がっちゃったというか、上手、下手には客席が2列。
私は東側で観劇となった。
なるほど。なんとなくその秘密が分かってきたきがする。

もっとも、
1年間も高速道路に閉じ込められてしまうという不条理状態・・・。
当然、3.11を思い出してしまい、なんともやるせない状況になる。
結構早い段階でその様を楽しむようになっているのが救いなんだけど、やっぱり徹底して楽しんで見られない自分がいる。ここがやっぱり難しさなんだと感じた。
超越した物語とそうでない物語が私の中に存在している。

満足いく不条理劇に出会えたそんな気分に浸って、サンライズ瀬戸に乗って香川県に向かっている。

ミッション

前川知大の存在を知ったのは「奇っ怪その弐」を見てから。
あまりにすごいその物語にかなりぐっときた。
その後
太陽」を見て、似ているなと思いながらも抜群の物語に2作目もそれなりの満足をもって見ていた。なもんで、前川知大というか、イキウメという存在が結構気になっていた。
今回の作品には俄然期待が高まっていた。結論からすると、期待以上のいい感じ。会場もシアタートラムとはいえ満員で客席とくか、観客も満足感で満ちているのが分かった。

この
ミッションで思い出した人生のエピソード
1988年に、会社のテレビニュースで藤本義一が社員に対しての一言
「俺はどうせ会社の歯車だ、って思っている人がいるでしょうけど、機械の歯車は歯が欠けたら機械は止まります。あなたが会社からいなくなっても会社はつぶれません。せめて歯車になれるよう頑張ってください」
これは新入社員のときに聞いたショッキングなメッセージだった。
誰でもできることをやっているだけ、それが会社員である。
っていうのは今でも色々悩まさせられている。最大の呪縛である。

人間の行動ってのは視覚から脳に認識して身体に「行動指示」を出す結果という反応をすると全然間に合わない。会話においても話を聞き終わってから返事をしていたのでは「とろい」と認識されてしまう。
人間の行動の多くは実は事後的に理由を考えているのではないか?という話を脳科学者から聞いたことがある。その「衝動」とかは何なのか・・・まだ分かっていないようだ。ある意味、神の啓示なのか、何なのか。

仕事と社会のギャップ
生業ということばがあるけど、それは果たして給料をもらうための仕事なのか?それとも社会のために何か貢献をしようとしているのか?本田宗一郎と社員の会話。
本田「今、仕事楽しいか?」
社員(おやじが聞くんだからそりゃそう答えなきゃ・・・)
  「あ、はい。楽しいです」
本田「そうか、それじゃ、給料は要らないな。給料は苦痛の代償として払っているんだから」
社員「え・・・・」
という逸話。社員は、多分その後のホンダの社長になった人の話なんだと思う。
自分も含め、会社でえらくなるってこととやりたいことをやるってのは全く独立事象で、経営をやりたいっていう人は相関があるんでしょうけど、やりたいことは仕事になるとは限らない。いや、むしろ仕事になる筈がない。

厄介な叔父
物語のお約束として「厄介なおじさんの周りで事件が起きてあれこれ・・・」
「男はつらいよ」に限らず、物語の基本かもしれない。
この場合、悲劇的結末は似合わない。
物語は「ハッピーエンド」であってほしいものだ。