天守物語2018夜叉が池編
今までは「梅雨明け前」だったので耐えられたけど、
今回はちょっと限界の暑さ’・・・・。
作品としては
天守物語を、泉鏡花の時代と交錯するように、
今流行のタイムスリップも交錯しつつの展開、仕上げてげている。
天守物語というと、やっぱり謎の仙人のような爺さんがどこからかでてきて、
「デウス・エクス・マキナ」
が見所なんだけど、
それはその時代のズレをうまいこと表現していて、
「新国立劇場」で見た「白井晃」演出
とは違うカタルシスをちゃんと作っていた。
ドドンコ、ドドンコ、鬼が来た!
22日に観劇
時代背景がちょっと残念な感じなのはご愛敬で、
やっぱり壮大なドラマにしようとする限界みたいなものが見えてしまったけど、
(新感線の場合はテーマがぶれずに問題は個人の関係性に絞り込んでいるのが見事)
夏の風物詩、細かいところはどうでもいい。
これを観ないと夏を実感できない。
なんと、来年は・・・あれ、なんだっけな、壮大な演目を予定しているはずだ。
あ、違った「天守物語」だ・・・。
あんなに沢山の劇団員さん出番ないよなとちょっと心配になる。
贋作四谷怪談
夏の到来を告げる花園神社の風物詩
椿組の公演がやってきた
そうそう、四谷怪談ってのは
こういう物語だった。
どうも、後ろの席の人は「歌舞伎」の話で
「お岩」を女がやるとこんなんなっちゃうんだ・・・
と感心している。
圧巻は「プール」の登場と
「討ち入り」のシーン
劇場が「歌舞伎座」っぽく花道を作っているのは、
かなり意識したんだと思う。
松本紀子よりも「妹」役の人が圧巻で、
山本亨も今までの迫力ある演技ではなくなっているような気がした。
ひょっとしたら、今までは初日あたりに行っていたが、今年は楽日になった。
そこらへんで何やら違う「演目」として見えてしまったのかもしれない。
なんと、2時間45分という大作になっていた
贋作幕末太陽傳
幕末太陽傳とは関係なかった。
一つわかったことは、
舞台で映画の話をやってはいけないということ。
舞台で舞台はありなんだろうけど、
映画で舞台の話もありだと思う。
映画で映画の話もありだと思う。
けど、
やっぱりこれは辛い。
でも、夏の風物詩。
いいわるいではなくて、見るか見ないか。
見るしかない。
20世紀少年少女唱歌集
「東京ノート」
劇場以外でやる演劇というと、
東急多摩川線の電車内での10分間の芝居ってのがあった。
3両編成の電車で3つの芝居が行われていた。
昔、キャラメルボックスが「JR東日本」とタイアップして、列車内で始める芝居ツアーってのをやっていたのを記憶しているが、どういうものだったかは分からない(当時演劇興味なかったから・・・・面白かったのかどうなのか)。
中村勘三郎が「三島村」でやった「俊寛」もある意味劇場以外ってことなんだろう。
オフシアターってのとは違うけど。
そんなこと言っていると「世界劇場問答」に行き着くのかとも・・・・。
http://www.geocities.jp/todok_tosen/todok/mondo/mondo.html