夕空ははれて〜よくかきくうきゃく〜
新作を見ることができなかったのは残念。
しかし、この人の不条理劇のすごさは感心した。
ここまで不条理だと時代を超えて不条理でありつづけられる。
いや、やっぱり現実の方が脚本を越えた感は強い。
しかし、仲村トオルはいつからこんないい役者になったんだろう。
(舞台で見る限り確実に「イケメン俳優」改め「怪優」の域に達している)
奥菜恵はやっぱりすごい。緒川たまきは私にとっては視野の外の人なのでノーコメント。
で、この芝居が私にとっての最後の「青山円形劇場」となる。
またこんな劇場が復活して欲しいと祈るのみだ。
トーキョー・スラム・エンジェルス
経済劇・・・大きなテーマと小さい話が入り交じったいい話。
舞台演出も「円形劇場」の最後を彩るいい感じ。
相変わらず「谷賢一」は外さない。
なんとも皮肉なことを落語で言っていた。
赤鬼
「赤鬼」
2014年に観た「再演」の芝居No1になる可能性が高い(そもそも再演はあまり見ないけど)。
http://www.aoyama.org/topics/2014/akaoni.html
ウミガメのスープの話を思い出した。
で、その話が載っているページを見つけた。
http://umigame.s17.xrea.com/log00/umigame01.html
無休電車
劇団鹿殺し「無休電車」まさに、充電前公演というだけに集大成となっていた。宝塚変人歌劇団の続編を見られるとは・・・。転球さんさすがだ。そして、ラッパ・サックスの楽団さんたちも今までで一番いい音だった。必見。14日まで。円形劇場。
断色
http://www.dan-jiki.jp/
おにぎり旗揚げ公演とは似て非なる作品に仕上がっている。
麻生久美子にあそこまで卑猥なことばを連呼させるのはさぞかし気持ちいいだろうし、
田中哲司もうらやましい・・・。
前日みた「おぼんろ」と重なってなんともやるせない気分に。
向かいに「成海璃子」がいたような気がした。
発情ジュリアスシーザー
女体シェークスピアシリーズ第三弾
「発情・ジュリアスシーザー」
うっかり、シャッフルまで見てしまった。
今までどうしても好きになれなかった七味まゆみのすごさが分かったり
相変わらずの岡田あがさの演技も感動だけど
やっぱり、深谷百梨香の捨て身の演技がいい。
初日にはどうやら、演出家が代演をしたようだ、それはそれで見てみたかった。
(完全版)人間失格
実は、太宰治は一切読んだことないので、
どこまでが「人間失格」でどこからが「オリジナル」なのかわからない。
円形を本当に円形で使ったのを初めてみた。
舞台の作り・構成・エンディング
流石だ・・・。
主役が途中で二人に分裂するあたりは見事。
そして、舞台装置の乱暴な投入の仕方に苦笑。
会場(座席)に荻野友里と谷賢一とこりっち舞台芸術の手塚さんを見つけた。
手塚さんに終演後、谷賢一を紹介しますよ・・・と言っていただいたが遠慮した。
(いや、太宰治知らないから・・・笑、とは言えなかった)
初日であの完成度、いや、初日と楽日でどうちがうのかなんて、見比べたことのない私には関係ない話ではあるのだけど。
この主役の「コロ」なる女優は女体シェークスピアで知った女優で、なんか男前な女優だった。
この5月に柿食う客を退団したことを今日知った。なんかあったんだろうけど、柿食う客の芝居にはなんとなく合わないそんなな気はする。もっと広いところで活躍してほしいと思った。