藤木勇人

うちーなー妄想見聞録vol.25

うちな~妄想見聞録Vol.24

hujikiihayato
実はこのネタは昔やった・・・。
と思っていたけど、随分「改編」されていた。
藤木勇人の琉球落語。
初めて聞いたのは「ボード事件」
日経新聞でみかけて観に行ったのだった。

今年は山之口獏生誕110年、没後50年ということで演目として決めていたようだ。
お題は3つ。
初めは漫談+ネコの話、元ネタは
ネコの皿
2つめはヨイトマケの唄ダイナマイトで漁をする・・・電線を川につけて漁をするなんてのも聞いたことがある。
ヨイトマケの唄は聴いただけでなけてくるのはなぜだろう。
最後は山之口獏と泥棒の話。

落語を藤木勇人はうっかり「書いた」と言ってしまったけど、
落語は「創作」としても「書いてはいけないのではないか?」
と思ったのと、落語としては聞き手の想像力に任せず話すぎるような気がして、
高い望を言うのは失礼なんだけど、面白いだけにもう少し(だけ)練っていただくと、
面白い話だけに、観客は3倍増すること間違いないと。

ウチナー妄想見聞録VOL.23

ウチナー見聞録、藤木勇人の「琉球落語」のワンマンショーである。
前回は一昨年にあって「南島妄想見聞録」と言っていた。
プーテンさんの話だった。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1534719406&owner_id=14373

初めてこの人の存在を知ったのは
「パイナップルツアーズ」だった。
あまりに酔狂なこの役者にびっくりしたものだった。

そして、日経新聞夕刊に出ていた「ボード事件」の話・・・。
「異聞ボード事件」
を下北沢駅前劇場に観に行くこととなった。

2回目は「山之口獏」
3回目は「阿賀島の日本兵の投降秘話」
4回目は糸満出身の夏子の話の「海人草」
・・・
以来、2010年まで毎年出かけることとなった。
2011年にはこの妄想見聞録はなくて、秋に3回ほど1夜限りの舞台があった。

今回は2年ぶりに「中野MOMO」に帰ってきてくれた。
なんか、この妄想見聞録を聴くと「夏」になったという気分になる。

で、
今日の舞台は

ゆんたくトーク(時事ネタ)
民主党がオキナワから消えてしまったって話から、おもむろに、

本土復帰40周年のネタに移行する。
1セントネタ
小遣い稼ぎでパラシュートたたんだり、
切手集めたり・銀貨集めたり・・・
島民一丸となってこげば鹿児島に近づくのでは・・・
40年というトキの移ろいと、歴史を面白く・楽しく語ってくれた。

スライドで「シーサー」
の変遷を紹介して

オキナワが誇る「琉神マブヤー」
http://www.mabuyer.com/
ネタからの「ゴーヤ」からの「ヘチマ」ネタへ。
なかなか深い話で・・・。

と休憩。
今日の琉球落語の演目を知らずに来た。
今日のネタは「ボード事件」の話だった・・・。
と、始まってみると随分と変わっていて、
いやはや、この10年ほどで随分と「進化」しているんだと、終わってちょっと涙が。

残念でならないのは
MOMOのどっかから「どっかんどっかん」足音?
携帯から流れる音楽?
最前列の子どもはちょっと辛いと思うんですが・・・。
これだけの演目を3000円ってのはオトク以外の何者でもないのに、空席が・・・。
勿体ない。もっと正しく広めて、会場を埋めて欲しい。いや、埋めてあげたい。
(というか、なんで埋まらないのか?前回までは満員だったのに・・。時代が変わったのか、いや、1年休むとこういうことになるのか?)
明日まで。

で、最後に今回の琉球落語でちょっと感動したのは・・・
このボード事件は「記録に残る最古の米軍兵士による婦女暴行事件」というのがその特徴であり、オキナワを知る上で色々と勉強になった話だった。
前回はベッテルハイム宣教師の話が中心にあったような記憶があるんだけど、今回はテンペストのモデルとなった板良敷ペーチン、度慶次(とけし)カマの登場シーンがメインになり・・・。
下げで「一番弱い立場の女性(手込めにされた女性ウミトゥさん)」への配慮が足りなかったことを詫びての終演となったこと。