真木よう子

南部高速道路

真木よう子がよかった・・・(って目当てはそう、その通りですが)
黒沢あすか・・・どこかで見たことがあると思ったら「冷たい熱帯魚」のでんでんの奥さん役だ・・・。そっか、迫力あるわけだ。
小林勝也、この役者さんは何度か見ていて、昨年末に「山崎美貴」の芝居見たさに出かけた雑遊の主宰だった。その芝居を知ったのは新国立劇場でやった「天守物語」の謎の仙人役だった。やっぱりこの人の爆発力はすごいものがあった。
江口のり子は、ま、やっぱり江口のり子なわけで、そういえば、週刊真木よう子で共演していたのを今思い出した。
不思議なことが沢山あるけど、プログラムも袋とじだらけで未だに開いて読めない(笑)。

劇場を出ると「不条理劇場II」をやった永野宗典がまさに「劇野郎が帰る」ところだった。

長塚圭史の芝居ではよく役者が舞台袖で見ているなんていうのが多いけど、
ついに、観客が舞台に上がっちゃったというか、上手、下手には客席が2列。
私は東側で観劇となった。
なるほど。なんとなくその秘密が分かってきたきがする。

もっとも、
1年間も高速道路に閉じ込められてしまうという不条理状態・・・。
当然、3.11を思い出してしまい、なんともやるせない状況になる。
結構早い段階でその様を楽しむようになっているのが救いなんだけど、やっぱり徹底して楽しんで見られない自分がいる。ここがやっぱり難しさなんだと感じた。
超越した物語とそうでない物語が私の中に存在している。

満足いく不条理劇に出会えたそんな気分に浸って、サンライズ瀬戸に乗って香川県に向かっている。