遠野物語・奇ッ怪其ノ参
仲村トオルの芝居は何本みただろうか、
ひょっとすると一番見ている役者かもしれない。
(いや、水野美紀の方が多分多い・・・)
遠野物語を初めて読んだのはいつだったか・・・。中学校だか、高校だか・・・。
高校1年のときに、写真部合宿で遠野に行った。
それから何年後か定かではないけど、もう1回、遠野に行った。
いずれにしても「遠野物語」を読んだ衝撃を超えるものはなかったような気がする。
が、実は、衝撃を受けたのは「山の人生」だったのかもしれない。
・・・
電話で「もしもし」
と会話が始まる理由は、
「申す」と「たそがれどき」に「妖怪」が後ろから声をかけてくる。
振り返ると殺されてしまう。だから、申すと言うのには「振り返らないで」一心不乱に逃げること。
人間なら「申す、申す」と言える。
それなら振り返っていい。
というのを、いつだったか読んだ記憶があった。
・・・
時が過ぎて、電話の会社に勤めることになってびっくりしたことがあった。
業務用電話で「もっしー」と言う符丁がある。
(その場合には同業者でアルということのようで)
え、その会社の人は「妖怪なのか・・・」と驚いたものだった。
そんな話が、検索で出てくるようになったのは21世紀になってから。
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伝説
物語
事件
個人の経験
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どうするのか。
やはり、ものがたりを語れるようになるべき、そんな時代なんでしょう。