MIWA
野田地図第18回公演「三輪明宏」の半生(ご健在なのでそう敢えて書く)を
宮沢りえ・古田新太が2人一役で演じた。
いままでの野田地図に比べると物静かな、そして、予想を裏切るすごみはなかったけど、
やっぱりすごい。
おのれナポレオン
おのれナポレオン
http://www.geigeki.jp/performance/theater018/
ついぞチケットを買うことができなかった。
三谷幸喜の芝居にはつくづく縁が無い。
・チケットが買えない
・あまりに高いところで鑑賞できずに帰った
・都合が合わず8枚もチケットを買った挙げ句、半分しか見えない席で見た
・仕事で行けなかった
・・・・
今回も「チケットを買えなかった」
で
ライブビューイングを買った。
5月8日、シアターコクーンに向かう途中でびっくりするニュースを見た。
「天海祐希降板」
で、
「宮沢りえ」代演
・・・・
結局、5月9日のライブビューイングは中止・5月10日から4公演を宮沢りえが代演をつとめた。
以前で記憶にある代演
「鋼鉄番長」(劇団☆新感線)の橋本じゅん・池田成志の降板。
確か、1週間くらい休演の後再演、三宅弘樹が代演となって大幅に演出プランが変更となった(台詞をナレーションに変更など)
「発情・ジュリアスシーザー」(柿食う客)初日に代演を中屋敷法仁がつとめたそうな。2日目から役をズラして続行。
シャッフルデーでその話を知ってびっくり。
2日の稽古期間で舞台に立つのもすごいけど、すごいことがあったものだ。
関係者全員に敬意を表したい。
と同時に、演劇ってなんて怖いものなんだと感じた。
まさに「歯車」。歯が一つ欠けると舞台の幕は開かない。
8日のシアターコクーンでは、実はこのことが気になって仕方がなかった。
フジテレビの「めざましテレビ」で
11枚チケットを買った人の話
会場に来て知った人の話
などが出ていた。
楽日後の談話で、
三谷幸喜が「大幅に手を入れて2日で仕上がるものに改編したこと」1ヶ月稽古したものとは別とのコメント。
そう、でもこの4公演に立ち会えた人、天海祐希の公演を見られた人、それぞれ宝物だと思う。
フジテレビのこの件に関する報道姿勢には(ちょっと)感動した。軽部アナいい仕事したなと。
今ひとたびの修羅
http://www.siscompany.com/shura/
なんといっても「いのうえひでのり」が「新国立劇場中劇場」で演出するということは「髑髏城の七人」を思い出すワケで、芝居にはまってしまった大元凶であって。
とにかく宮沢りえが綺麗だ。
男は任侠もの、女は女郎役をやらせると力量がわかると言っていた人がいたが、まさに「適役」。
おつかれさまと言いたい。
宮沢りえが舞台奥まで歩いて行くシーンにぐっときた。
(髑髏城の七人では舞台挨拶で奥から50メートル走をして、挨拶していた)
The Bee
とても75分の芝居とは思えない時間の濃さ・・・。
あれで2時間やられたら役者も観客も耐えられないな。
http://www.nodamap.com/productions/thebee/index.html
やっぱりすごいのは
野田秀樹のアクティブさ加減。
そして、あの役は他の人には譲りたくないんだろうなとつくづく・・・。
池田成志もすごいけど、
ダンサーのあの人はなかなかすごい役者だ。
そして、
宮沢りえは圧巻。
やっぱり生の宮沢りえ見ると惚れちゃう。
帰りのスーパーあずさは事故で40分ほど遅れていた。
どうやらグリーン車には「役者さんたち」が乗っていたようで。
一杯おごりたかった。
たまにこういう地方都市で見る芝居ってのも一興だと思った初夏の一日。