今ひとたびの修羅
http://www.siscompany.com/shura/
なんといっても「いのうえひでのり」が「新国立劇場中劇場」で演出するということは「髑髏城の七人」を思い出すワケで、芝居にはまってしまった大元凶であって。
とにかく宮沢りえが綺麗だ。
男は任侠もの、女は女郎役をやらせると力量がわかると言っていた人がいたが、まさに「適役」。
おつかれさまと言いたい。
宮沢りえが舞台奥まで歩いて行くシーンにぐっときた。
(髑髏城の七人では舞台挨拶で奥から50メートル走をして、挨拶していた)
シティボーイズミックス
1年前には既にこの写真が撮られていたわけで、
宮沢章夫による脚本は私としては初めて(三木聡の「鍵のないトイレ」以来見ているので)。
わざわざ大阪まで行ったんだけど、そこまでではないような。
とはいえ、これを見ずして夏を迎えられない。
桂雀々独演会『春の地獄まつり』
落語ってのはそれほど見に行ったことがない。
2回も独演会に行ったのはこの雀々師匠だけだ(と思う)
春風亭小朝という人の「技」も初めて目の当たりにした。
しかし、地獄八景七者戯
http://blogs.dion.ne.jp/18lepetitnicolas21/archives/11163610.html
桂枝雀師匠の落語が大好きな私としてはこの禁じ手の落語が楽しくて仕方ない。
ゴドーは待たれながら
http://www.geigeki.jp/performance/theater019/
いとうせいこう作・きたろう
によるマボロシの作品がなんと大倉孝二・ケラリーノサンドロビッチによって実現。
悪くないんだけど、やっぱり「得るものが何も無い」と大倉孝二が言うだけけのことはある「不毛感」がある。
これをやったきたろうさんの映像って見てみたいと思った。
でも、それ以上でもそれ以下でもないような気がする。
入江雅人
「My Greatest Hits 2」
http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/iriehitori3.html
東京がメガネによってパニックになるSF超大作とか
ブルー&スカイくんのブラック学園モノとか、
「劇団松田優作」のリーダーが母校で学芸会に挑む話
いい。
プロペラ犬演出でその名前をしっかり覚えたけど、劇団シャララのメンバーだったってのは随分昔から知っていた。
マペットとのコンビのネタの完成を心待ちにしている。
ウィトゲンシュタイン
2013年3月29日(金)~4月7日(日)
Théâtre des Annales(テアトル・ド・アナール)
『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行─およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならないという言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』
作・演出:谷賢一
変人か、偉人か?狂人か、天才か?志願兵として前線にいたウィトゲンシュタインが、 暗号混じりの文章で日記帳に書きつけた『論理哲学論考』の草稿、そこから浮かび上 がる、軍隊生活、死との戦い、「仕事」への責務と欲求、愛、そして自殺の誘惑。かの 有名な「語り得ぬことについては人は沈黙せねばならない」という言葉の裏に隠された ウィトゲンシュタインの真意と祈りを、戦火の東部戦線という背景が炙り出す、 Théâtre des Annales第二作。
見事な作品だった。正直、まだ沈黙せねばならない状態だ。