3つの映画、3つのドラマ、3つの奇跡

このシーンにこの音楽か・・・・と感心することを思い出した。

テレビドラマとクラシック

「ウルトラセブン最終回」
ダンがアンヌに自分がウルトラセブンであることを告白するシーン
「シューマンのピアノ協奏曲」
あまりの格好よさに、おどろいたのを覚えている。

「カラマゾフの兄弟」
高梨臨が出ていた。吉田剛太郎ってのはすごい役者だなと感心した深夜ドラマ
最後になんと、
「ブルックナー交響曲第8番第4楽章」
そんな壮大なエンディングテレビで作れるのか?!と驚いた。

「問題のあるレストラン」
なんで真木よう子はあんなにいい役がまわってくるんだろう。
3人の女の子の心通う一方で、告白、そして、決意のシーンに。
「シューベルトピアノソナタ第21番(遺作)第一楽章」

映画とクラシック

あれこれあるけど、やっぱり映画で最高なのは

「ベニスに死す」

「マーラーの交響曲第5番第4楽章」
これは作曲家とあの緩徐楽章をヴィスコンティが映像化したとしか思えない。

「地獄の黙示録」

「ワルキューレの騎行」を使って攻撃するシーンはあまりに衝撃的だった。
実際の楽劇は超える何かがあるのは確かだけど。

「シャコンヌ」の「シャコンヌ」
これはもう、完全にインチキというか、シャコンヌに魅了されたバイオリニストの話なんで、
そりゃそうだという最高傑作。
バッハは好きではないのだけど、この曲と、この映画、は別格である。

次点としては
「プラトーン」

「バーバーの弦楽のためのアダージョ」

「2001年宇宙の旅」

「リヒャルトシュトラウスのツァラストラはかく語りき」と「ヨハンシュトラウスの美しく青きドナウ」

次点というのはウソでやっぱり外せないなと思う。

で、テレビドラマだともう少し違うものがある。

いまだに忘れられないドラマのサントラ・テーマ音楽というもの。

NHK大河ドラマでは
「花神」
「風と雲と虹と」
「新撰組!」
「軍師官兵衛」
見たからってことなんだけど(他は見ていない、いやみたのもあるか・・・)

フジテレビの
「愛と言う名のもとに」の「浜田省吾の『悲しみは雪のように』」
「遅咲きのひまわり」の「モンゴル800の『あなたに』」
「不便な便利屋の「スピッツの『雪風』」

見ていないんだけど
NHKの朝の連ドラで使われていたハズの「いきものがかりの『ありがとう』」

リンクをはらないのは「見ないとわからない」から。
見た人はフラッシュバックして涙するのは間違いない。

奇跡の演奏は、最近あまりコンサートに行かないからというのもあるけど、

1988年 東京都交響楽団 若杉弘指揮 ブルックナー交響曲第8番
東京文化会館だった。
第3楽章の途中で「大きな地震」があったが、演奏は中断されることなく、
すごい引き締まった演奏になった。

ミラノスカラ座 リッカルドムーティによる
「ヴェルディのレクイエム」
昭和女子大人見記念講堂
まさに「袈裟をかぶったオペラだった」
圧巻だ。あんなの見たことない。

そして、
朝比奈隆 大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆の誕生日公演
「マーラー交響曲第2番」
最後のところでは「号泣」しそうになってしまった。
神が見えた気分になった。