「宿命」
http://billboard-cc.com/classics/2014/03/billboardclassics-40.html
佐村河内守なるひとが騒ぎになっているときに、フと思い出したのが「砂の器」の「宿命」。
あの曲は誰が作ったんだろう?と思ったら、書いてあった。
芥川也寸志は音楽監督で、あの名曲は菅野光亮作曲「ピアノと管弦楽のための組曲『宿命』だったのを今更だけど知ったのはその事件の騒動の日
で、このコンサートのチケットを買った。
http://billboard-cc.com/classics/2014/04/billboardlassics-40.html
前半には:
ラフマニノフのピアノ曲が3曲「外山啓介」
「ヴォカリーズ」
「前奏曲 作品23-4」
「前奏曲 作品3-2『鐘』
長富彩
デビューピアノリサイタルでびっくりした。
http://www.ayanagatomi.com/concert/
2010年10月コロムビアミュージックエンタテインメント(株)より『イスラメイ - 100年の時を経て甦る、ピアノの黄金時代』を発売、CDデビューを果たす。
翌11月には浜離宮朝日ホールにてデビューリサイタルを開催、好評を博す。
この浜離宮ホールのコンサートに行ったのは、曲目がぶっとんでいるからだった。
記録がはっきりしていないんだけど、
ラフマニノフ
『幻想的小品集』作品3-2 「前奏曲嬰ハ短調」 《鐘》
『10の前奏曲』作品23-1から5
スクリャービン
『3つの小品』作品2-1「練習曲嬰ハ短調」
『12の練習曲』作品8-4「ロ長調」
『12の練習曲』作品8-12「嬰ニ短調」 《悲愴》
「幻想曲ロ短調」作品28
フランク
『前奏曲,コラールとフーガ』
ラヴェル
『ラ・ヴァルス』
アンコール
サンサーンスの白鳥
を演奏したはずで、
いわゆるかわいらしい女の子が弾くような選曲とは思えなかった。
そして、
ピアノもオールドピアノで。
なんか、音楽への情熱ってのをひしひしと感じて満足した記憶がある。
(演奏終了後のサイン会は長蛇の列だったのを記憶している。流石と感心した)
またレコードというよりは、ライブで聴いてみたい。
春の祭典ピアノ版
なんか、舞台上では客を舐めたような表情をしちゃいるけど、べらぼうに腕が立つ。
展覧会の絵を前半で弾いて、後半で別の曲をさらりとやってのけたりする。
今日、大植英次+大フィルで「春の祭典」が始まる前に、妻がチラシで見つけた「2台のピアノのための春の祭典」。確か、以前探したらラベック姉妹のくらいしか無かった気がした。
で、探したら、サイのピアノ版があった・・・。買ったような気もするけど、注文してしまった。
サイというと
シャコンヌ
奈良に住んでいた時代にこのCDを聴きながら会社に行っていた。
なんか、自殺しちゃいそうなそんな曲で、なんで惹かれるのかは分からなかった。
で、映画「シャコンヌ」を国名劇場で見て・・・。そうか、そういうことかと分かった。
ピアノで聴いちゃいけないけど、良い曲は何で聴いてもいい。
と、思っていたら、4手用春の祭典が見つかった。こちらもそんなわけで注文。聞き比べをしたい。
大フィル第49回東京定期演奏会
大阪フィルハーモニー交響楽団
東京定期演奏会
指揮:大植英次
ベートーベン「田園」
ストラビンスキー「春の祭典」
音楽監督大植英次による最後の定期演奏会となった。
とはいえ、3月31日には「ブルックナー8番」特別演奏会、7月にもマーラー9番を定期で振ることとなっている。
(1年契約を特別に延長しての円満退団のようだ。コンマスも一緒に去るようだ)
オーケストラのコンサートが私も久しぶりであり、サントリーホールの雰囲気にちょっと呑まれる。なんか、来場しているみなさん久しぶりに会う方々との旧交を温めているかのようなそんな雰囲気であった。この日は運が悪いことに「森ビルの電気点検日」ということで、ビルの飲食店は全て休み。近所のお店まで戻って昼飯をかっくらうことになった。
ホールの雰囲気が何か違うなと思ったのは、学生が妙に多かった。あと、高齢の方も妙にいた。
大フィルってあんな感じなんだっけ?と今ひとつ記憶にないが、熱気はあってよかった。
ベルが鳴る前に、すでに、木管パートは出てきて練習していた。
1曲目は「田園」ベートーベンの名曲なんだろうけど、私はあまり聴く機会はない。第一楽章はとても綺麗にまとめて「流石」と思ったが、第二楽章・・・だんだんとまとまりがなくなってきた。ともあれ、第四楽章、第五楽章になって、なんか涙がこみ上げてくる何かがあった。この曲で音楽監督の仕事が終わるというのもありなんじゃないか?なんて思いながら聴いていた。
もっとも、第二楽章、第三楽章あたりで、バラバラ感があったり、金管楽器が情けなかったり・・・昔の大フィルに戻ってしまった感じである。
ベートーベンというと、4番7番をやったクライバーを思い出してしまう。(生で聴いたのは、ウィーン+アバドの4番、6番ってのでびっくりしたのはもう30年くらい昔の話)
20分の休憩の後
春の祭典
こんな難しい曲をあっさり聴けるような時代になったってのは本当に凄いことだと思う(難しいというのは、演奏する側もそうだけど、聞く側だってそれなりの知識・教養が必要だ)。
満足。
ともあれ、春の祭典というと、ドラティ・デトロイトを思い出す。
大植英次の大フィルとの歴史は下記を見る限り
http://aof.moo.jp/db/cgi-bin/sh_data/sh_data/12_log.html
2005年第42回からだ(一応、全部出席した)
マーラーの「悲劇的」の演奏後に、朝比奈の写真を胸から出して挨拶していた。
悲劇的というと、小林研一郎+都響の演奏を思い出す。正指揮者から去るってことでそのプログラムが「悲劇的」なのは驚いた。が、その意図は、就任したときが「悲劇的」だったから、それで卒業したいってことだったらしい。もっとも、以来、都響に再び戻るのは24年後となっているのは何かあったのか、なかったのか・・・。
「春の祭典」で団員一同力尽きたのか、アンコールはなかった。アンコールは確かにいらないかもしれない。
丁寧に、木管パートから、金管パートをねぎらい、打楽器、チェロ、ヴィオラ、コントラバスをねぎらい、ヴァイオリンを立たせて・・・花束が大植、コンマスに渡された。コンマスは今シーズンで大フィルを去ると発表されている。すると、大植は花束を持ってパーカッションのドラのパートまで一目散に・・・・。どうやら、ドラのパーカッションの方も今シーズンで終わりとのことのようだった。
これは涙なしには・・・。
大フィルの最も涙が出たのは
朝比奈隆の誕生日記念コンサートの「復活」
サンクトフローリアン教会のブルックナー7番