ノットのマーラー

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楽譜通りだとあんなに「ホルン」が立つんだろう・・・
4回は立ち上がっていた。
ちょっと恥ずかしい。
「復活」に外れはない。

シカゴ交響楽団来日公演

ムーティの指揮は
フィラデルフィア管弦楽団「マーラー交響教1番巨人」「ベートーベン交響曲3番英雄」
ミラノスカラ座「レクイエム」
ミラノスカラ座「椿姫」
ミラノスカラ座「運命の力」
を見た。

シカゴ交響楽団は
ショルティ「マーラー5番」(だったと思う。東京文化会館だった)
バレンボイム(何の曲か記憶にない、多分サントリーホール)
を見て以来。

今回、それがミックスしたような・・・。
ベートーベンの運命を生で聴いたことがあるのかどうか記憶にない。
(大フィル朝比奈隆、ベートーベン演奏会で聴いたかもしれない)
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マーラー巨人は、
多分、
都響・若杉のマーラーシリーズ
他、何回かあるはずだけど、
ムーティ・フィラデルフィア以来のような気がする。

で、R3階席3列目、
ざっぱくな感想は
「さすがなテクニック」
「情感豊かな演奏」
「アジア人の演奏者が多いな」
「金管楽器が思ったより大人しい」
「木管楽器けっこう大きな音が出ている」
でも、何か足りないような・・・
そう、シカゴの演奏会はいつもそうだったような気がする。
1991年だったか、ブルックナー8番の演奏会に行けなかったのが悔やまれる。

カーテンコールは3回、アンコールなし。
理由は「サイン会」があったからだとは。

シカゴショルティの「耳がつぶれるかと思った」
とか
朝比奈が客演したときに「トランペット」と「ホルン」を倍管しようとしたら「思いっきり吹けばいいんでしょ」とそのまま演奏してあのDVDがある。
ってのを思うと、なんか、期待とは違う・・・・。
やっぱりブルックナーを聴きたかった。でも、ムーティは無理か・・・(6番はあったと思うけど)。

マーラーの「復活」

今日のNHK交響楽団Aプログラム定期演奏会


マーラー交響曲第二番「復活」
人生で生演奏の「復活」は(多分)4回目。

1
回目、読売日響×マゼール(東京文化)大満足。2回目都響+若杉弘マーラーシリーズ(サントリーホール)、圧巻だった。3回目、大フィル+朝比奈隆(誕生日記念コンサート)これは人生のコンサートベスト3の一つ。4回目が今回・・・。

やっぱり「復活」はいい。すごい。外れがない。
(って、そりゃ「あれだけの大仕掛け」なら感動するのは当然なんだろうけど)

後ろの席の親子(母娘?)はどうやら定期会員のような、その二人、開演直前までお喋りをするのは仕方ないとして、お母さんは始まると同時に爆睡。この曲で寝られるのはある意味羨ましい豪傑だ。
第五楽章になって「バンダ」が・・・私は2階席だったんだけど、L側客席とロビーを分ける扉がそっと開いた。R側は空いたのかと思って身を乗り出したけど、開いているようには見えなかった。流れて来た・・・。舞台裏でもなく、2Fロビー左右からの「天の声」が届いた。バンダが登場するたびに「扉」がそっと開くその「霊気」はちょっとすごかった。確かに開演前に、ロビーにパーカッションが置かれていたのが「???」と記憶していた。
(終わってから会員席を案内しているスタッフに「すいません。バンダはどこで吹いていたんですか」と尋ねたところ「2Fロビーの左右でした」とのことでした。ついでに「いつもそうなんですか?」と訊いたら「指揮者によって変わります。舞台裏、3F席後ろ、色々あります」とのことで、そりゃ、東京文化会館の5F席から吹いた小澤征爾の伝説は・・・とは言えなかった)

話をもどして、そして、合唱・・・。そーっと入ってくる。
3回ほど「嗚咽」の声を出しそうになっていたのは妻にバレたようだった。

カーテンコールは少なめ(3回かな?)だったんだけど、団員(マロさんが挨拶をして団員は解散となった)がはけてから、合唱団が退場するところで拍手は再び始まり、合唱団員が全員退場するまで、そして、退場しても拍手は続いた。
合唱団が退場しても拍手がやまないんで、
パーヴォ・ヤルヴィももう
1回出てきてくれた。
(今回は東京音大の皆さん、いや、確かに・・・合唱良かった)

なんだかんだいって、ソプラノが全部もっていってしまう名曲。
一生にそんな何度も聴けない曲だろう。
(多分、ブルックナーの方が多いな・・・。当然なんだろうけど)

マーラーのバレエ

すごいものを見つけた
WOWOWで放映されていた
<昨日>、<夏>、<秋>、<夜>、<天使>、<愛が私に語りかけるもの>
という副題がついていた。
フランス語なんでえ?なんだそれ?と思ったが。
第一楽章にタイトルがあるのを見落としていたが、今見てホットした。
マーラーそのものはこの交響曲の各楽章の副題は破棄している。
詳しくはWIkipediaにあるとおり。

バレエってやっぱりすごい。
正直、タイミングがあっていないなとか、踊りにプルプルなっているところがあったり、照明がズレていたり。
もう少しリハーサルを丁寧にというような気はしたけど、それを凌駕する迫力。
プリマ・バレリーノ(でいいのか?)はすごい、大汗かきながら、バレリーナを持ち上げっぱなし。
http://www.ballet-factory.com/watanabe/new/001.html

とにかく夏になると「3番」を思い出して、
第6楽章でなんとなく夏が終わった気分になる。
けど、まだ2015年の夏は始まったばかり、真っ盛り。
2020年には本当におんな時期にやるのか?オリンピック。

クラシック音楽への道(オケ編3)ドボルザーク

ドボルザーク
「ドボ8」=「イギリス」、「ドボ9(コン)」=「新世界より」
「新世界より」は、多分知らない人はいないくらい有名な交響曲だろう。

セル・クリーブランド

これくらいの緻密なサウンドなら「どうだ」という曲になる。

9番も折角ならアメリカのオーケストラで聴きたいものだ。
チェコフィルというのでいいんだろうけど、
そうなると
バーンスタイン・ニューヨークになってしまうか。
小澤・ボストンがあるならそれもアリなんだけど、CDで見つからない。

で、
ドボルザークというとチェロ協奏曲も気になる
ヨーヨー・マとマゼール・ベルリンの組み合わせは興味深い
(聴いていないけど、マゼールは弦楽器奏者の気持ちがよく分かる指揮者だから、もとヴァイオリニストだから)




ハンス・ロット

すごい作曲家がいたものだ。
というよりはこのような作曲家は沢山いるんだろう。
ハンス・ロット
その才能を認めていたのは「ブルックナー」と「マーラー」
というのがなんとも。
「交響曲」が出ている

こんな(SACD)CDも出ている

仕方ない。買って聴いてみるしかない。

マーラー10番乃至は第9の呪い

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初めて都響に行ったのは1985年頃だったと思う。
小林研一郎で行ったのか、若杉弘になってからなのか。
いずれにしても都響≒マーラーという人生だった。
若杉弘がマーラーシリーズは見事だった。
でも、その後都響にはあまり行かなくなってしまった。
(若杉弘・ワーグナーシリーズ以来、多分行かなくなってしまった)
そんなわけで随分久しぶりの都響のコンサートだった。

しかも、インバル×マーラー10番
第九の呪いというジンクスはあるが、やっぱりご多分に漏れず。
この10番のクック版としてライブで聴くことはなかなか機会はない。

とにかくホルンが頑張った。
あいかわらずビビりのところはあったけど、
トロンボーンもいい音出していた。

弦が負けている感じがあったのはRBブロックだからだろいうということで。

第二楽章が終わってから音の合わせ直し、インバルが舞台から引っ込んだのは何なのかは???
いずれにしてもよかった。そして、コンマスがコンミスになっているのはびっくりした。

マーラー9番

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こんなに明るいマーラーの9番は初めて。
でもいい感じだった。
思った以上に上手い東響。
管楽器が頑張った。

マーラー5番

マーラー5番・・・
ベニスに死すであまりにも有名になりすぎた曲
クラシックにはまったのはこの曲が。


こんなのとか


チェロとピアノのバージョンもある


YouTubeは深い。

3.11のマーラー

3.11のマーラー
http://www.njp.or.jp/archives/5634
105人の聴衆のために演奏されたマーラー5番

http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20120308dde012200009000c.html
http://rn.oricon.co.jp/news/rankingnews/2007408/full/

1988年だったか、都響+若杉弘で「ブルックナー8番」を東京文化会館で聴いた。そのときには東京都で震度4くらいの比較的大きな地震があった。まさに、第3楽章だったと思う。客席からは「うわぁー」みたいな声も出ていたが、演奏は止まらなかった。福沢諭吉が大砲の音のする中で授業を続けたと言う話を思い出しかし、演奏を続けたという後日談を読んだ。若杉弘は慶應義塾出身だから、そうなんだ・・・と思った。
しかし、このドキュメンタリーはちょっと違う。はるかにそれを上回る「魂」を感じた。
必見の番組だ。

見た感想は・・・。
団員、指揮者の思いというのも紹介されていたが、この会場に来た「観客」にちょっとした感動を覚えた。「不謹慎」とか「こんな時に」ということと闘ってというようなことなんだろうけど、その会場の体験を今まで語ることがなかった人、2時間半かけて歩いてきた人、1800人の会場に100人くらいしかいなかったわけだから、音響は全然違うものになっていたと思う。演奏者も特別な思いで演奏したわけだし、一生に一度の経験(思い出)となったことは間違いない。しかし、3.11に対する思いを表現する最適な音楽であることは確かで、第一楽章の葬送行進曲、そして、冒頭のトランペット、第二楽章の荒々しい雰囲気、第四楽章のアダージョ(アダージェット)楽章、別名愛の楽章と言われるあのメロディは深く心を静めてくれる。そして、復活に向けた第五楽章のフィナーレで元気を取り戻す。この1年間の思いが70分に凝縮された感じである。そんな物語を交響曲に求めるのは本当は間違っているのだとは思うけど、そういうイメージがついてしまったので、仕方ない。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2012-03-10&ch=21&eid=495

こんな話も見つかった。
http://blog.livedoor.jp/mariko_yamamoto/archives/5087032.html
なんと、その日には日本フィルも演奏会をやっていたんだ。
http://www.japanphil.or.jp/cgi-bin/news.cgi#540
70人の観客のために80名の団員が演奏したそうだ。プログラムはこれだったみたいだ。
 芥川也寸志:交響管絃楽のための音楽
 ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲(Vn:矢野玲子)
 プロコフィエフ:バレエ音楽《ロメオとジュリエット》より