いざ、鎌倉へ「ブルックナー8番」
5回目、最終回とのことで、
このシリーズは全部聞きたかった。
大フィルの「大ブルックナー展」は2015年1月24日だった。
N響は、さすが、大きい音を出してくれる。
バランスも崩れない。音も外さない。最終楽章のテンポのブレもちゃんとついていく。
(崩れて欲しいような、ほしくないような)
で、
なんと、翌日には、
スクロバチェフスキー+読売日響の「ブル8」が・・・。
長原幸太がコンマス席に座っていた。
大植英司時代の大フィルのコンマス。
ffffになるとイナバウワーになって弾くのがなんか良かった。
話はもどって、
井上道義は、例によってプレトークをしてくれた。
ブル8の謎について・・・語った。
第4楽章には、
第一楽章、第二楽章、第三楽章のテーマが再現されていると・・・。
第三楽章のテーマがどこにあるのか、
楽譜にはあるそうで、
で、そこを探したくなった。
しかし、第4楽章の「死の行進曲」そんな言い方なんだと思って聴くと、確かに、
ブルックナーの死の感覚は私には分からないかもしれない。
次のコンサートは
ブルックナー5番を西宮まで
なにはともあれ、
プログラムの解説がなんとも秀逸なものだった。
鎌倉芸術館の底力を感じた。