読売日響

読売日響定期演奏会

559回定期演奏会

指揮=シルヴァン・カンブルラン チェロ=ジャン=ギアン・ケラス ベルリオーズ:序曲「宗教裁判官」 作品3 デュティユー:チェロ協奏曲「遥かなる遠い世界」 ブルックナー:交響曲第3 ニ短調 「ワーグナー」(第3稿)
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コンサートマスターが長原幸太だということを知って行った。
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マーラーの「復活」

今日のNHK交響楽団Aプログラム定期演奏会


マーラー交響曲第二番「復活」
人生で生演奏の「復活」は(多分)4回目。

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回目、読売日響×マゼール(東京文化)大満足。2回目都響+若杉弘マーラーシリーズ(サントリーホール)、圧巻だった。3回目、大フィル+朝比奈隆(誕生日記念コンサート)これは人生のコンサートベスト3の一つ。4回目が今回・・・。

やっぱり「復活」はいい。すごい。外れがない。
(って、そりゃ「あれだけの大仕掛け」なら感動するのは当然なんだろうけど)

後ろの席の親子(母娘?)はどうやら定期会員のような、その二人、開演直前までお喋りをするのは仕方ないとして、お母さんは始まると同時に爆睡。この曲で寝られるのはある意味羨ましい豪傑だ。
第五楽章になって「バンダ」が・・・私は2階席だったんだけど、L側客席とロビーを分ける扉がそっと開いた。R側は空いたのかと思って身を乗り出したけど、開いているようには見えなかった。流れて来た・・・。舞台裏でもなく、2Fロビー左右からの「天の声」が届いた。バンダが登場するたびに「扉」がそっと開くその「霊気」はちょっとすごかった。確かに開演前に、ロビーにパーカッションが置かれていたのが「???」と記憶していた。
(終わってから会員席を案内しているスタッフに「すいません。バンダはどこで吹いていたんですか」と尋ねたところ「2Fロビーの左右でした」とのことでした。ついでに「いつもそうなんですか?」と訊いたら「指揮者によって変わります。舞台裏、3F席後ろ、色々あります」とのことで、そりゃ、東京文化会館の5F席から吹いた小澤征爾の伝説は・・・とは言えなかった)

話をもどして、そして、合唱・・・。そーっと入ってくる。
3回ほど「嗚咽」の声を出しそうになっていたのは妻にバレたようだった。

カーテンコールは少なめ(3回かな?)だったんだけど、団員(マロさんが挨拶をして団員は解散となった)がはけてから、合唱団が退場するところで拍手は再び始まり、合唱団員が全員退場するまで、そして、退場しても拍手は続いた。
合唱団が退場しても拍手がやまないんで、
パーヴォ・ヤルヴィももう
1回出てきてくれた。
(今回は東京音大の皆さん、いや、確かに・・・合唱良かった)

なんだかんだいって、ソプラノが全部もっていってしまう名曲。
一生にそんな何度も聴けない曲だろう。
(多分、ブルックナーの方が多いな・・・。当然なんだろうけど)