ギターとオケ

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ロドリーゴ 小麦畑で

アランフェス協奏曲
アルハンブラの思い出(アンコール)

チャイコフスキー交響曲5

村治佳織が綺麗だった。
久しぶりの都響サウンドを堪能した。
井上道義は元気だった。

チャイコフスキーを生で聴くなんて何年ぶりだろうか。
曲のイメージが全然違った。
都響・井上・ホール
何のせいなんだろう。
まるでショスタコーヴィチみたいな曲になっている。

「今そ生きる」
ことを二人から教わった

ワインガルトナー


シューベルトを世に広めたと(交響曲第6番の2楽章はシューベルトの『未完成』の第3楽章のスケッチを下敷きにしたもの)
マーラーの後任でウィーン宮廷歌劇場の音楽監督となったり、
NHK交響楽団(当時は新響)を夫婦で指揮したり
で、CD全集は「買い」だ。
いい曲だ。
もっと演奏の機会があってもいいんだろうけど、独創性がないってことなのか。一巡したのか?

ベートーヴェン交響曲のピアノ用編曲

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲・ピアノソナタは名曲だけど、
交響曲はやっぱり素晴らしい。
そして、驚くべきことに、
「リスト」はピアノ用に編曲しちゃっている。
それがまた、うまいことできている。
いいピアノ曲に仕上がっている。



ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂


これは歴史的偉業だ。
9番と15番は再録音をしていたのを後になって知った。
でもどれも日比谷公会堂
意外とといっては失礼なんだけど、「いい音」なのだ。

田村宏メモリアル

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モーツァルト: 4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 KV381
シューベルト: ピアノ五重奏曲 イ長調「鱒」 op.114 D.667
富山民謡/間宮芳生編曲:「さんさい踊り」 (2台ピアノ、3人のピアニストによる6手のための編曲)
 ベートーヴェン/間宮芳生編曲: 交響曲第5番 ハ短調 op.67 (2台ピアノ、3人のピアニストによる6手のための編曲)


東京文化会館というのは音楽を聴くのに本当にいいホールで
特に、小ホールというのはどうだ!!というほど、
音が綺麗に聞こえる。
(オーケストラは無理だけど)
http://www.sankei.com/entertainments/news/160311/ent1603110009-n1.html

で、田村宏メモリアル
という不思議なコンサートを見つけた。

なんと、ベートーヴェンの第⒌ピアノ版である。
しかも6手(3人)2台のピアノによるという。

リスト編曲はなんとなく記憶があった。


すごいのは、
オーケストラ版と比較してしまうほどの「ダイナミック」さを保持したままの曲だということ。
もちろん、オーケストラの弦楽器・管楽器は「打楽器」にない魅力がある。
ベートーヴェンはその魅力を使いこなして作曲したということを改めて関心させられてしまうわけだが、
間宮芳生のご苦労が偲ばれる。素晴らしい編曲(作曲)だと感心した。
(ちなみに、これが初演である)


3つの映画、3つのドラマ、3つの奇跡

このシーンにこの音楽か・・・・と感心することを思い出した。

テレビドラマとクラシック

「ウルトラセブン最終回」
ダンがアンヌに自分がウルトラセブンであることを告白するシーン
「シューマンのピアノ協奏曲」
あまりの格好よさに、おどろいたのを覚えている。

「カラマゾフの兄弟」
高梨臨が出ていた。吉田剛太郎ってのはすごい役者だなと感心した深夜ドラマ
最後になんと、
「ブルックナー交響曲第8番第4楽章」
そんな壮大なエンディングテレビで作れるのか?!と驚いた。

「問題のあるレストラン」
なんで真木よう子はあんなにいい役がまわってくるんだろう。
3人の女の子の心通う一方で、告白、そして、決意のシーンに。
「シューベルトピアノソナタ第21番(遺作)第一楽章」

映画とクラシック

あれこれあるけど、やっぱり映画で最高なのは

「ベニスに死す」

「マーラーの交響曲第5番第4楽章」
これは作曲家とあの緩徐楽章をヴィスコンティが映像化したとしか思えない。

「地獄の黙示録」

「ワルキューレの騎行」を使って攻撃するシーンはあまりに衝撃的だった。
実際の楽劇は超える何かがあるのは確かだけど。

「シャコンヌ」の「シャコンヌ」
これはもう、完全にインチキというか、シャコンヌに魅了されたバイオリニストの話なんで、
そりゃそうだという最高傑作。
バッハは好きではないのだけど、この曲と、この映画、は別格である。

次点としては
「プラトーン」

「バーバーの弦楽のためのアダージョ」

「2001年宇宙の旅」

「リヒャルトシュトラウスのツァラストラはかく語りき」と「ヨハンシュトラウスの美しく青きドナウ」

次点というのはウソでやっぱり外せないなと思う。

で、テレビドラマだともう少し違うものがある。

いまだに忘れられないドラマのサントラ・テーマ音楽というもの。

NHK大河ドラマでは
「花神」
「風と雲と虹と」
「新撰組!」
「軍師官兵衛」
見たからってことなんだけど(他は見ていない、いやみたのもあるか・・・)

フジテレビの
「愛と言う名のもとに」の「浜田省吾の『悲しみは雪のように』」
「遅咲きのひまわり」の「モンゴル800の『あなたに』」
「不便な便利屋の「スピッツの『雪風』」

見ていないんだけど
NHKの朝の連ドラで使われていたハズの「いきものがかりの『ありがとう』」

リンクをはらないのは「見ないとわからない」から。
見た人はフラッシュバックして涙するのは間違いない。

奇跡の演奏は、最近あまりコンサートに行かないからというのもあるけど、

1988年 東京都交響楽団 若杉弘指揮 ブルックナー交響曲第8番
東京文化会館だった。
第3楽章の途中で「大きな地震」があったが、演奏は中断されることなく、
すごい引き締まった演奏になった。

ミラノスカラ座 リッカルドムーティによる
「ヴェルディのレクイエム」
昭和女子大人見記念講堂
まさに「袈裟をかぶったオペラだった」
圧巻だ。あんなの見たことない。

そして、
朝比奈隆 大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆の誕生日公演
「マーラー交響曲第2番」
最後のところでは「号泣」しそうになってしまった。
神が見えた気分になった。

マーラー5番

マーラー5番・・・
ベニスに死すであまりにも有名になりすぎた曲
クラシックにはまったのはこの曲が。


こんなのとか


チェロとピアノのバージョンもある


YouTubeは深い。

3.11のマーラー

3.11のマーラー
http://www.njp.or.jp/archives/5634
105人の聴衆のために演奏されたマーラー5番

http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20120308dde012200009000c.html
http://rn.oricon.co.jp/news/rankingnews/2007408/full/

1988年だったか、都響+若杉弘で「ブルックナー8番」を東京文化会館で聴いた。そのときには東京都で震度4くらいの比較的大きな地震があった。まさに、第3楽章だったと思う。客席からは「うわぁー」みたいな声も出ていたが、演奏は止まらなかった。福沢諭吉が大砲の音のする中で授業を続けたと言う話を思い出しかし、演奏を続けたという後日談を読んだ。若杉弘は慶應義塾出身だから、そうなんだ・・・と思った。
しかし、このドキュメンタリーはちょっと違う。はるかにそれを上回る「魂」を感じた。
必見の番組だ。

見た感想は・・・。
団員、指揮者の思いというのも紹介されていたが、この会場に来た「観客」にちょっとした感動を覚えた。「不謹慎」とか「こんな時に」ということと闘ってというようなことなんだろうけど、その会場の体験を今まで語ることがなかった人、2時間半かけて歩いてきた人、1800人の会場に100人くらいしかいなかったわけだから、音響は全然違うものになっていたと思う。演奏者も特別な思いで演奏したわけだし、一生に一度の経験(思い出)となったことは間違いない。しかし、3.11に対する思いを表現する最適な音楽であることは確かで、第一楽章の葬送行進曲、そして、冒頭のトランペット、第二楽章の荒々しい雰囲気、第四楽章のアダージョ(アダージェット)楽章、別名愛の楽章と言われるあのメロディは深く心を静めてくれる。そして、復活に向けた第五楽章のフィナーレで元気を取り戻す。この1年間の思いが70分に凝縮された感じである。そんな物語を交響曲に求めるのは本当は間違っているのだとは思うけど、そういうイメージがついてしまったので、仕方ない。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2012-03-10&ch=21&eid=495

こんな話も見つかった。
http://blog.livedoor.jp/mariko_yamamoto/archives/5087032.html
なんと、その日には日本フィルも演奏会をやっていたんだ。
http://www.japanphil.or.jp/cgi-bin/news.cgi#540
70人の観客のために80名の団員が演奏したそうだ。プログラムはこれだったみたいだ。
 芥川也寸志:交響管絃楽のための音楽
 ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲(Vn:矢野玲子)
 プロコフィエフ:バレエ音楽《ロメオとジュリエット》より