岩下志麻

第五十七夜「秋刀魚の味」

小津の遺作になってしまった映画。
遺作は最高傑作とは限らないけれど、
遺作と言うに足る作品。
という典型だろう。
面白いことに秋刀魚は一切登場しない。
最後のシーンの意味を知ってから、見直した記憶がある。
多分、岩下志麻は美人だなとそんなところくらいしか記憶になかった。
私は滅多に映画は何回も観ることはないけど、
これは多分「風と共に去りぬ」並に何度も見返してしまっている。