この映画は、若いとみても理解できないみたいだ(理解できなかった)。40過ぎてからか・・・。なるほどと思ったのは。あ、そいういう話は、夏目漱石の本でも言われている。(40過ぎたら漱石を読み直してみろと)サントラ版の「マーラー5番の第4楽章」を聞いて、アメリカのプロデューサーが次はこいつに作曲させよう。と言ったという逸話があるが、そりゃそうだ、そうしたいよな。と思う。ベニスとマーラーはこの映画で永遠の「破滅」を手に入れたんだろう。ビスコンティとマンはすごいことをしたもんだと感心する。なんと、オペラにもなっていた。気持ちはわからんでもない。
イタリア映画で思い出すのは「鉄道員」(1956年)幼少の頃に何度もテレビで見た。スト破りして機関車動かす父親の姿になんかグッときた。「ヴェニスに死す」(1971年)やっぱりマーラー5番の第4楽章がたまらない。「1900年」(1976年)池袋文芸座で初めてオールナイトで見た映画。大人になった気がした。デニーロが出ていたんだ。そういえば。「ニューシネマパラダイス」(1988年)やっぱり完全版がよかった。歳とってみるとまたやっぱりたまらない。あまりイタリア感が濃くない。