この映画は、若いとみても理解できないみたいだ(理解できなかった)。40過ぎてからか・・・。なるほどと思ったのは。あ、そいういう話は、夏目漱石の本でも言われている。(40過ぎたら漱石を読み直してみろと)サントラ版の「マーラー5番の第4楽章」を聞いて、アメリカのプロデューサーが次はこいつに作曲させよう。と言ったという逸話があるが、そりゃそうだ、そうしたいよな。と思う。ベニスとマーラーはこの映画で永遠の「破滅」を手に入れたんだろう。ビスコンティとマンはすごいことをしたもんだと感心する。なんと、オペラにもなっていた。気持ちはわからんでもない。
第二十四夜〜第三十夜は「ロードムービー」オニール親子共演アカデミー助演女優賞最年少受賞これぞ映画の醍醐味。