福島ビエンナーレ

福島ビエンナーレに行った。
3会場を巡った。

東京→新白河→空港(滞在5時間)→白河(ラーメン食べた)→新白河→東京
(白河市内でやってもいいんだろうに・・・。というほどディープな街という印象を持った)

圧巻は空港公園エリアであろう
いきなりこれを写真で予め見てしまうと感動は薄れると思うが。
まず、ここまでたどりついた人は何人いて、気がついた人は何人いるのだろうか。
ビエンナーレにおける現代美術が人々の幸せにどのように貢献できるか。
それは実は神社というか、神道というか、日々の生活と「神々」とのつながりを祈念する儀式と同じことなのか?
と最近おもいを巡らしている私としては、まさに、
七福神巡り、八十八カ所巡り(これは仏教ですが)、初詣、お祭り・・・。
各種日本の宗教儀式は同様のことなのではないかと感じるようになった。

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空港エリアにもなかなかの作品もあって

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残念なことにこのようなものと並んで「陳列」されてしまうと
ちょっと厳しいものを感じる。

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が、秀作もあって

空港滑走路を借景にしてみたり

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震災関係の作品としてはなるほど、港さんの作品は久しぶりに見た。

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いわゆる現代美術の展示もあるんだけど、会議室で展示されるとちょっと苦しい。

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そんな中でヤノベ作品の存在感、オレオレ感はさすが。

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で、空港公園のパブリックアートとしての作品は気持ちいい。
この作品は、奇跡なのか、狙いなのかわからないが、階段を降りるときに、素晴らしい「音」を提供してくれる。
このカラーの板に靴が蹴り出す小石が当たって、とてもいい感じになる。
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ほか、なんといっても景色がいい、

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空港では「ロビー」に商品と混同するように並んでいたり、結構残念な状況だったりする。
ここでは「自然」と「作品」の結界を見事に作ったり、

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絶妙に調和していたりする

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もっとも自然のなせる芸術が勝ってしまう場合も多い。

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ともすると、ゴミと区別がつかなくなる危険もある。

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公園そのものがいい感じだったりする。
滅多に使われることないんだろうと想像するけど、かなり「整備」されているのはなんとも言いようがない。

空港の倉庫でパフォーマンスがあった。
気がついたらやっていて、真の客は私たちだけだったみたい。
すっごい暑いけど、いい感じだった。

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都市開発、都市生活、街作り、まちおこし
そういうことからアートと手を握った「ビエンナーレ」「トリエンナーレ」が花ざかりであるが、福島は少し様相が異なるようだ。
作家で呼ぶことが難しいとしても、工夫しだいでどうにでもなるだろうし、
もう少し東京からの集客も考えてもらって・・・。
応援したい思いで一杯なんだけど。

撮りまくった写真はこちら↓

谷根千もしくは萩荘

ハギエンナーレ
http://www.hagiennale.blogspot.com/
しまった、これは見ておかねば。
2/17〜2/26(延長予定)
(2/18現在、2/25〜3/18に会期が変更になっている)
フランス大使館(旧館)で解体前に展覧会(No man's land)をやっていたのは2009年の話。
形なくなるものの記憶を刻むのにいい方法だと思う。
http://www.owada.org/art2009.html
写真はflickerに

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http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157623102709627/