七人の侍

WOWOWで七人の侍をやっていて、ついうっかり見てしまった。
「荒野の七人」は多分何度も何度も見ていたけど、
七人の侍を初めから全部観たのは初めて。
内容は翻案されたものをいくつも見ているからそりゃわかる。
娯楽大作ここにありという感じの痛快活劇だ。

やっぱりすごい。
登場人物みんなカッコイイ。



地平線がぎらぎらっ

1990年頃に川崎市民ミュージアムで見た映画
いわゆるヌーベルバーグな不条理映画
昭和の映画を見ると必ず思い出す。
DVDにもなっているのが驚きだ。
ジェリー藤尾が格好良い。天知茂がなかなかだった。

踊る大捜査線ファイナル

踊る大捜査線
エンディングはファイナルっぽくない終わり方だった。
実は本編は一度も見ていない。
テレビのスペシャルと、映画は全部見た。

15年の歴史が終わる時っていうのはこんな感じか。
しかし、ゴッドファーザーはpart3はエライ感動したけど、
そんなことはなく、でも歴史に感無量という感じはあった。

アウトレイジビヨンド

アウトレイジビヨンド
北野武作品を初めてみた。
正確には[カンヌ50周年」の短編を見たことはあるので2作目。
思った以上にいい作品だった。
基本的にヤクザ映画が好きなわけではないのだけど、なるほど、こういうことを気にしていたんだ。

北野作品をこれから一通りみないといけないと思った。



ローマの休日

ついついうっかり見てしまった。
やはりいつみても素晴らしい。
次のシーンが予想できてもやっぱり楽しい。
別に青春の思い出ってわけではないんだけど、
そんな気分になる。

で、やっぱり、DVD画質とハイビジョン(Blu-Ray)画質でみたい。
思い出が甦るそんな感じ。

タンポポ

以来見る機会は皆無だったけど、
2012年8月21日にNHK BSで放映していた。
ついつい「お葬式」を見たのが1984年、で伊丹十三作品第2作を見てしまったのがこれ(1985年)ということで、海外ではかなりの興行収入を得た成功作だそうだ。どうやら、日本ではあまり評価は高くなかったというか、興行成績はそれほどではなかったようだ。ラーメンウェスタンと言っているが、この映画には学ぶべきポイントが3つくらいある。
(1)BGMが映画を良くも悪くもするが、使いすぎは・・・
(2)引用は映画を引き立てるが、知らなければ・・・
(3)映画は印象に残れば価値だということ・・・
時間があるときにちゃんとメモをしておきたいと思う。
この映画にある人と人がすれちがうときに物語がスイッチするっていう技法はよく使われる。

東京ノート

「東京物語」
「グランドホテル」
を引用した舞台。なんと、会場は美術館(の中)である。

東京ノート

映画が舞台に影響を与える。
映画とはそういう芸術の域に達している事は間違いないようだ。

ル・アーブルの靴磨き

Theカウリスマキ映画、ここに極まった感がある。
この舞台となった「ル・アーブル」なる街はそれはそれで魅力満載な街なことを知った。
ともあれ、カウリスマキはいかにも「小津」が好きなんだなと感心するエンディングにもあまりにも期待通りでもあるけど、満足いく。これはなんだろう、いわゆる寅さんというか、やっぱり小津なんだと思う。
エンディングの桜にちょっとグッときた。
「カルバドス」
で一杯やりたくなった。
そして、警視殿にも一杯おごりたくなった。
なんだろう、3.11を過ぎても何の違和感もなく見られるこういう映画というものは。

やっぱりカウリスマキはいい。


巡礼映画

巡礼映画といえば
「星の旅人たち」
http://hoshino-tabibito.com/pc/
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD21520/index.html

「サンジャックへの道」
http://www.crest-inter.co.jp/saintjacques/


宇宙戦艦ヤマト

宇宙戦艦ヤマトじゃなく「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD17284/index.html
すごいことになっている。
懐かしいだけで映像は色々と増幅も色あせもする。
多分、40年前に見たテレビアニメの記憶は綺麗に塗り替えられてしまったことだろう。
海軍ってのは「人命最優先」だったんじゃないのか?とか突っ込み所は沢山あるけど、最後まで見た。
映画館で見なくてよかった。でも、見てよかった。
なんか、歌舞伎とかオペラとかってこういう感じなのかな?とも思える。

荒野の七人

子どもの頃に観る映画というと
「月曜ロードショー」
「水曜ロードショー」
「ゴールデン洋画劇場」
「土曜洋画劇場」
「日曜洋画劇場」
そんな感じだった。
荻昌弘、水野晴夫、高島忠夫、淀川長治なんかが映画の始まりと終わりに登場して映画の魅力を語っていた。映画の勉強はそんなところでしたようなものだ。映画館で観るよりもちろん、テレビで観る映画の方が圧倒的に多かった。

そんな中で何度も観た映画っていうと
「荒野の七人」



「シェーン」



荒野の七人は、本当に面白い・・・。ついついWOWOWでやっているのを観てしまった。
七人の侍を思い出しながら観ると、これまた面白い。面白すぎる。

そんなテレビで観た映画で印象深い映画といえば
「宇宙からの脱出」


この映画が印象的だったのは、この映画放送の後に流れていたのは「ホルストの惑星」の「木星」だった。
なもんで、これはなんともすごい感じの記憶につながった。

「風と共に去りぬ」
「パットン大戦車軍団」
「アラビアのロレンス」
「ローマの休日」
「戦場にかける橋」
「サウンド・オブ・ミュージック」
「大脱走」
「エデンの東」
「ジャイアンツ」
「八十日間世界一周」
「ピンクパンサー」
「鉄道員」
「禁じられた遊び」
「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーPART2」(part3は映画館で観た)
「ベン・ハー」
NHKで観た映画で
「地下水道」もあった。

案外、いわゆる名画と言われるものの多くは「映画館」で観たのだった。
(文芸座・春日部文化・並木座が勉強場所だった)

新しき土



新しき土
http://www.hara-eiga.com/
写真美術館ホールで2012年4月7日より上映
伊丹監督変の日英版が4月27日に上映される。

クリストファー・プラマー

クリストファー・プラマー
2012年のアカデミー賞、助演男優賞を受賞した役者。
どうしても気になる。
そう、
サウンド・オブ・ミュージック
のトラップ大佐だ。


映画といえば、これを思い出す。
そっか、ミュージカルなんだ。

松本人志の好きな映画

「ボクは5歳」
http://movie.goo.ne.jp/movies/p19368/
(浜田雅功がこれを好きだと言っていた気がするというのが気になった)

「ペーパームーン」
http://movie.goo.ne.jp/movies/p8144/index.html
(松本人志の回答はこれ、山崎邦正が当てた)
テイタムオニールとライアンオニールが親子で共演、最年少助演女優賞をとった名作。
嫌いじゃないけど、そんな名作か?とは思うけど、これを好きという当たりがちょっと・・・。

2012年2月26日
ガキ使で

麒麟の翼

テレビ番組のスピンアウト映画というのはいくつか見たことがある。
「恋人はスナイパー」(テレビ朝日でやっていた不思議なドラマだった、水野美紀主演ということで国府津まで観に行った)
「ケイゾク」(本編を知らずに見に行った、半分くらい分かった)
「踊る大捜査線」(3つとも劇場で見てしまった。これも本編は知らない。テレビスペシャルは見たけど、ま、これは見ればわかる)
「ガリレオ〜容疑者Xの献身」(テレビは半分くらいみた。でも、テレビとこれは別ものだった。主役は堤真一だもんなぁ)
「相棒」
なんかがある。
で、今回、
「麒麟の翼」も映画館で見た。
TBSでやっていたときに素晴らしいなと思ったのは、人々の生活の中にあそこまで踏み込むか・・・。
という驚きと、それらは「白」であるという心地よさがあった。
日曜日の午後9時にまさにうってつけのどらまだったと記憶している。
よかったのは、全編を通した主役(阿部寛)はいながらも、各回の主役は別にあり、その対立助演者が充分に引き立っていたことがドラマとして最高の構成になっていたと思う。で、今回の映画はどうだったのか。
原作を読んでいないんだけど、原作はかなりの名作だったということは容易に予想がつく(本人もシリーズの最高傑作だと言っているそうでたしかにそうだろうなと・・・)。小説の中ではこの物語が緻密に記述されたときに、この結末に涙しない人はいないんではないか?という見事な作りだと思った。で、映画にするとどうなるか。やっぱり、映像化は難しいということをこの「作品」でも現してしまったようだ。
感じたことは、中井貴一は「死ぬ役」やらせたら日本一の役者になってしまったかもしれない。何かで読んだんだけど、中井貴一が佐田啓二の死んだ歳まで結婚が怖くてできなかったとか、いろいろな思いがあったみたいで、その後の中井貴一の演技ってのは、「風のガーデン」で圧倒されたんだけど、あれももう4年も前の作品・・・、ともあれ、見事な主役かっさらいをやってのけた。
で、映画の途中で何度も涙があふれはしたけど、満足かっていうと、何か違う感じがする。
演劇みたいに一気に「聴衆の心」を持っていく感が薄のと、個々の役者の迫力が何か薄い感じがした。
(個々の役者さんには一切文句はない。むしろ、阿部寛、田中麗奈、新垣結衣、山崎努、柄本明の息子、鶴見辰吾、松重豊とか、よかった。で、三浦友和の息子があれやっていたんだってのは、今知った)
で、何かモノタリナイような何かを感じるのは何なのかはまだわからない。
ともあれ、見る価値はあるか、ないか、
それは今の日本にどういう不満を感じているかによって決まるのかもしれない。
自分の器が試されているようなそんな怖さすら感じる映画だ。

で、そういう社会への諸々のことを訴える映画としての最高傑作は「砂の器」「赤ひげ」でありこれらを超えるものはまだ出ていない。
(そういう映画が正しい映画と考えているわけではないので、念のため)
最近、小津映画がやっぱりそういう映画なのではないか?と思うのようになりつつも、なんとなくその確信はまだ持てていない。

ミヒャエル・ハネケ

2012年1月に見ようとした映画「ミヒャエル・ハネケ」監督










一つも見られていない。
DVDコレクションが増えただけ。

2016年現在
「白いリボン」
「カフカの城」
は見た。どちらも圧倒的にすごい。

写真と映画

写真の使い方が「巧すぎる」・・・感心する映画が2つある。どちらも篠原哲雄監督作品。

「深呼吸の必要」

写真が冒頭と、エンディングに出てくる。
その写真は思い出しただけで涙がこぼれる。

「欲望」

三島由紀夫の「春の雪」をフィーチャリングした小池
真理子の小説の映画化。ちょうどこの映画が放映されたときに行定勲監督で公開された。
映画化は不可能だろうなと思っていた作品は2つそのひとつが「豊穣の海」。映画化されたら絶対に見たい。でも無理だろうなと思っていた。
すごい映画になることは間違いない筈だけど、実際には制作不可能だと思うもうひとつの映画が「坂の上の雲」で、どちらも映像化されている奇跡。もっとも「坂の上の雲」は野沢尚という貴重な作家を失うという代償をもっての映像化であり、本当にそこまでして映像化した価値はあるのか。
エンディング(日本海海戦後に、日本海海戦後のロシア艦船に乗船するシーン)にはその野沢尚の思いがでていたと思うのだが、どうなのだろうか。
ともあれ、

篠原哲雄のこの2作品、終盤の「写真」にすごいシーンが登場する。
写真が映画をひきたたせるってのもへんなことだけど、1枚の写真には映画と同じ、映画を超える物語があることに感動。

わたしをスキーに連れてって

青春の思い出の映画No1といえば、これ


学生時代にはスキーに何回行ったか・・・。
スキーツアーのバスで行くことが多かったけど・・・。
やっぱりこの映画は最高。
やっぱり、この映画の
名言集なんてあったりして。
(2012年1月21日 BSフジの包装をついうっかり見てしまった)

小津安二郎

吉田喜重が語る小津安二郎の映画世界
待ってみるもので、1年待ちながら、探したら中古が見つかった。
TSUTAYA DISCASで借りて、よかった。勘違いしていることを改めて、正しく教えてくれるそんなドキュメンタリー。


勅使河原宏の世界

勅使河原宏の世界


本当は欲しかったのは「ガウディ」だったのだけど、ついすごいものを見つけてしまって注文してしまった。
安部公房は高校時代にはまって読みあさった。自分で書いておいてどこに書いたか忘れたのだけれど、きっかけは「空飛ぶ男」だったと思う。もっとも、中学時代にカフカの「変身」を読んだ勢いで、「壁」を読んだのは多分中学生・・・。
安部公房の作品として衝撃は「砂の女」で、あの小説の舞台は鳥取砂丘だと思って出かけたが、実際には鳥取砂丘ではない。そう、安部公房の無国籍的な小説はフィクションなんだ・・・と思っていたがそれも間違い。実際には山形県庄内平野にある「浜中部落」というところがそのままの風景で残っている(というか、それを見た)。いや、映画が、その浜中で撮影されているのである。
なんとも複雑な気持ちになった。
そんな中で「燃え尽きた地図」「他人の顔」まで映画になっているのも驚いた。
見たのは大学時代だけど、今、この年で見直したいと思っている。
で、
勅使河原宏というと、ガウディの映画にも感動したし、


土門拳記念館の庭園なんかも勅使河原宏作品だったりする。

何に惚れてその映画を見るのか?—ロードムービー—

レコード大賞をとった「いつでも夢を」はこの映画から始まったそうで、
BS日テレで放映されたこのテレビはなかなか・・・。
まるでアメリカ映画のような、物語の合間には歌が入って、
(案外その音楽は「短調」の音楽が多い中で、映画タイトルの音楽だけは底抜けに明るい)



吉永小百合が浜田光夫に迫られるシーンの吉永小百合の表情にははっとさせられるけど、武井咲みたいな感じで、ぴかいちの美人という感じはしない。登場役のあだ名は「ぴか」だったけど、共演の松原智恵子はちょっと群を抜いた美人だった。当時は松原智恵子・吉永小百合美人ってことでは、どういう評価だったんだろう。

映画そのものは、学歴社会・貧困・家庭あたりをテーマに悲惨のどん底になりながら、覚悟を決めて生きていく(吹っ切って社会の役割を受け入れるかのような)そんな話。こういう映画をだれがどのように見たのか・・・。とても気になる。こんな思いは「山中貞夫」の人情紙風船を見たときに似た気分である。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD15618/index.html

いつでも夢を(1963)

レコード大賞をとった「いつでも夢を」はこの映画から始まったそうで、
BS日テレで放映されたこのテレビはなかなか・・・。
まるでアメリカ映画のような、物語の合間には歌が入って、
(案外その音楽は「短調」の音楽が多い中で、映画タイトルの音楽だけは底抜けに明るい)



吉永小百合が浜田光夫に迫られるシーンの吉永小百合の表情にははっとさせられるけど、武井咲みたいな感じで、ぴかいちの美人という感じはしない。登場役のあだ名は「ぴか」だったけど、共演の松原智恵子はちょっと群を抜いた美人だった。当時は松原智恵子・吉永小百合美人ってことでは、どういう評価だったんだろう。

映画そのものは、学歴社会・貧困・家庭あたりをテーマに悲惨のどん底になりながら、覚悟を決めて生きていく(吹っ切って社会の役割を受け入れるかのような)そんな話。こういう映画をだれがどのように見たのか・・・。とても気になる。こんな思いは「山中貞夫」の人情紙風船を見たときに似た気分である。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD15618/index.html

何に惚れてその映画を見るのか?—オドレイ・トトゥ—

何かに惚れて、その一連の作品を見るということがある。

そんな一人が「オドレイ・トトゥ」
http://movie.goo.ne.jp/cast/c158538/index.html
ダヴィンチ・コードをたまたまテレビで見た。
どう考えても30分でチャンネルを変えてしまうそんな映画なのに、最後まで見てしまった。しかも2回も・・・。
それがオドレイ・トトゥの魔力なんだと思う。
オドレイ・トトゥ 氷の海に眠りたい Boiteux: Baby blues, Le (1999) テレビ映画
月夜の恋占い Le Battement d'ailes du papillon (2000) 日本未公開
オドレイ・トトゥ in ハッピーエンド Nowhere to Go But Up (2003) 日本未公開
ダ・ヴィンチ・コード The Da Vinci Code (2006)
プライスレス 素敵な恋の見つけ方 Hors de prix (2006)
は見たけど、
アメリ Le Fabuleux destin d'Amélie Poulain (2001)
ココ・アヴァン・シャネル Coco avant Chanel (2009)
を見ないってのも・・・。

2012年の映画鑑賞計画

 2011年はここ数年では映画を見た方だった。2011年の映画鑑賞記録はこちら。さて、2012年はどうするか。
 まず、見落としていた映画いくつかを確認しないといけない。
 小津安二郎の謎は解明しておきたい。小津に始まるというか、前後の日本映画もそれなりにさらっておきたい。この辺は「
小津安二郎の謎」に書いたままになっているものをなんとかしないといけない。

 日本映画の謎についてはなんだかんだいって一通り語ることは可能なのだとは思う。

(1)小津安二郎という「反復とズレ」の技法
(2)黒澤明という「娯楽映画の世界」
(3)社会派映画「砂の器」「私は貝になりたい」
(4)ドキュメンタリー映画(小川紳介)
(5)篠原哲雄という生き方
(6)角川映画からメディアミックス
(7)リメイクという技法「無法松の一生」「犬神家の人々」「砂の器」

外国映画の魅力は確かに語るのは難しい。2011年の反省はこの外国映画を伝えることだった。
そして、その原因の一つには「予告編」が下手だという問題があった。
(1)カウリスマキとフィンランド
(2)「風と共に去りぬ」「天井桟敷の人々」「道」から「ローマの休日」へ
(3)「天国から来たチャンピオン」と映画を見た後の満足感について
(4)アメリカンニューシネマ
(5)コッポラという映画
(6)政治と映画、戦争と映画
(7)チャップリン
(8)タブーと映画
(9)日本が影響を与えた映画
(番外)映画はヨーロッパだけのものではない
ゴダールの「映画史」をもう1回見てみるべき時期に来たような気はする。
(DVDも買ったことだし)