勅使河原宏の世界

勅使河原宏の世界


本当は欲しかったのは「ガウディ」だったのだけど、ついすごいものを見つけてしまって注文してしまった。
安部公房は高校時代にはまって読みあさった。自分で書いておいてどこに書いたか忘れたのだけれど、きっかけは「空飛ぶ男」だったと思う。もっとも、中学時代にカフカの「変身」を読んだ勢いで、「壁」を読んだのは多分中学生・・・。
安部公房の作品として衝撃は「砂の女」で、あの小説の舞台は鳥取砂丘だと思って出かけたが、実際には鳥取砂丘ではない。そう、安部公房の無国籍的な小説はフィクションなんだ・・・と思っていたがそれも間違い。実際には山形県庄内平野にある「浜中部落」というところがそのままの風景で残っている(というか、それを見た)。いや、映画が、その浜中で撮影されているのである。
なんとも複雑な気持ちになった。
そんな中で「燃え尽きた地図」「他人の顔」まで映画になっているのも驚いた。
見たのは大学時代だけど、今、この年で見直したいと思っている。
で、
勅使河原宏というと、ガウディの映画にも感動したし、


土門拳記念館の庭園なんかも勅使河原宏作品だったりする。