ビスコンティ

第三十九夜「ベニスに死す」

この映画は、若いとみても理解できないみたいだ(理解できなかった)。
40過ぎてからか・・・。なるほどと思ったのは。
あ、そいういう話は、夏目漱石の本でも言われている。
(40過ぎたら漱石を読み直してみろと)
サントラ版の「マーラー5番の第4楽章」を聞いて、アメリカのプロデューサーが次はこいつに作曲させよう。
と言ったという逸話があるが、そりゃそうだ、そうしたいよな。と思う。
ベニスとマーラーはこの映画で永遠の「破滅」を手に入れたんだろう。
ビスコンティとマンはすごいことをしたもんだと感心する。

なんと、
オペラにもなっていた。気持ちはわからんでもない。