第十四夜「欲望」

「欲望」
篠原哲雄のすごいなぁと感心した映画2つ目

ちょうどこの映画が公開された頃に「春の雪」が公開された。
しかし、どう考えてもそちらは見る気が起きなくて、
こちらのこの映画にはその豊穣の海に通じる何かを強く感じた。
やっぱり「写真」の使い方が超一流である。
出ている人全員が「すごい」演技をしていた。
渋谷に観に行った記憶があるけれど、かなりエロい映画にも拘わらず女性が沢山見に来ていた。
(そりゃ、みるまで分からないだろうし)
でも、板谷由夏をいいなと思ったのはこの映画が最初で最後になった。
そういうこともあるものなのかと思った。
2015年にDVDで見直しをしてみたら、映像・音楽が随分と古くさい。が、その肝心のシーンはやっぱりすごい。
「天人五衰」を思わせるエンディングはすごい勢いがある。
原作がいいんだということがわかった。