第五十夜「ニュー・シネマ・パラダイス」


シネスイッチ銀座
という昔の名前は「銀座文化」という名前だった映画館がリニューアルしたときの「ロング上映」の映画
エンディングだけでも見る価値があるっていったら失礼だけど、
どの場面も見応えがある。
映画好きならこれで泣かなければウソだ。
私にとっての「ニューシネマパラダイス」は「春日部文化」だった。
高校時代には、授業が5限で終わったときにはよく行って二本立てを見た。
(中学時代には、栄進予備校の模擬試験を受けに隔週で池袋に行って、文芸座二本立てを見ていた。だから実は
元祖ニューシネマパラダイスは「旧文芸座」かもしれない)

で、この映画は(も?)厄介なものがあって、
バージョンが2つある。
実はディレクターカット(長い方)が抜群にいい。
実は、
映画は、
幼少編(前編・後編)、青春編、結末
と大きく3つに分かれている。
その中途半端だと思っていた「青春編」がいい感じに仕上がっている。

できれば、400席くらいの映画館で前から2番目くらいで見たい映画。
(場合によっては800人の映画館の2階席でもいい)

第四十九夜「地下水道」


小学校2年の頃に、テレビで見た。
人生で一番初めに見た記憶がある映画が「猿の惑星」で、それと並んで古い作品だ。
その頃に見た覚えている映画というと「風と共に去りぬ」「荒野の七人」「寅さんシリーズ」
あ、あと「シェーン」も見たか。
そんなもんだろう・・・。

で、その「地下水道」のなんとも壮絶な結末にびっくりした。
というより、内容は理解できていないと思う。
その後、何度テレビで見たことか。
残念ながら映画館では見たことはない。
いや、見たいとは思わない、白黒だから見ても大丈夫か?
現代は:カナルということは「運河」もしくは「下水道」という意味なんだろうか。
カラーで見たい映画ではない(もともと白黒だけど)。

第四十八夜「大脱走」


これの映画も何度テレビで見たことか・・・。
スティーブマックイーンが格好いい。
もっとも、スティーブマックイーンの最高傑作は「民衆の敵」だと思っている。
残念ながら「民衆の敵」の映画は今ないようだ。イプセンのこちらの方だ。


話は戻って、
スティーブマックイーンの大脱走みたいな作品というと「パピヨン」なんだろう

なんか、まるで三船敏郎を回想しているような感じになってしまう。

第四十七夜「宇宙からの脱出」


グレゴリー・ペック(ローマの休日)
ジーン・ハックマン(私にとっては「スケアクロウ」)
というすごい役者が出ている。
土用映画劇場で見たのが初め。
もちろん、これを見てから「2001年宇宙の旅」にも興味が移った。

第四十六夜「十二人の怒れる男」


まさかの
「12人の優しい日本人」に続くとは思わなかっただろう。
テレビから映画に
密室劇へ
と三谷幸喜が受け継いでいく

第四十五夜「十二人の優しい日本人」


まさか、裁判員制度が日本に登場するとは当時思っていなかったろうけれど、
(戦後しばらく、日本にも陪審員制度はあった)
元ネタは「12人の怒れる男」

第四十四夜「ラジオの時間」


記念すべき三谷幸喜第1回監督作品
「シカゴに海はない」
この言葉が・・・。
あと、
「熱海」なるものが今日流行るきっかけ、恨み辛みが熱海にあることを最近知った。

第四十三夜「踊る大捜査線」


実は、テレビの本編は見たことがない。
テレビのスペシャル
映画
だけ見た。
映画は映画館で見てしまっている。
本編は知らなくても分かるのは、
「TRICK」とか「ケイゾク」とかと違うんだろう。

この映画で水野美紀になんとなく気になり始めたんだと思う。

第四十二夜「荒野の七人」


黒澤明の「七人の侍」の西部劇版だ。
だから、志村喬も三船敏郎も出てくる。
何度見てもやっぱりテレビでみてしまう。
元ネタの「七人の侍」は大人になってから見た。

第四十一夜「真夜中の虹」


真夜中に虹は見えるのか・・・。
「最後」に出てくる虹の架け橋はこれか・・・。
カウリスマキ節「炸裂」だ。

第四十夜「ルパン三世カリオストロの城」

上映していると、ついつい、何度も見てしまう映画というのがいくつかある。

「ローマの休日」
「ダイハードパート2」
「サウンド・オブ・ミュージック」
そして、
これ「ルパン三世カリオストロの城」
それほどでもないものとしては、
「大脱走」
「荒野の七人」
「風と共に去りぬ」
「インディ・ジョーンズ」
なんかもあるかもしれない。

多分、知っている人は知っているのだろうけれど、
冒頭に出てくる2cvの壊れていくシーン、
乗っている私が痛感したのは「確かにあの通り壊れる」
後日、NAVIでその話を宮崎駿が書いていた。
スタジオでどう壊れるかバラしてみた。
組み立てられなかった。
みたいな・・・。
・・・
案外、絵は動かない。
どちらかというとパラパラマンガみたいだ。
でも躍動感がある。

第三十九夜「ベニスに死す」

この映画は、若いとみても理解できないみたいだ(理解できなかった)。
40過ぎてからか・・・。なるほどと思ったのは。
あ、そいういう話は、夏目漱石の本でも言われている。
(40過ぎたら漱石を読み直してみろと)
サントラ版の「マーラー5番の第4楽章」を聞いて、アメリカのプロデューサーが次はこいつに作曲させよう。
と言ったという逸話があるが、そりゃそうだ、そうしたいよな。と思う。
ベニスとマーラーはこの映画で永遠の「破滅」を手に入れたんだろう。
ビスコンティとマンはすごいことをしたもんだと感心する。

なんと、
オペラにもなっていた。気持ちはわからんでもない。

第三十八夜「サウンド・オブ・ミュージック」

なんでオーストリアで「英語」なんだとか、
ドレミの歌なんだとか、
細かいことはどうでもいい。
何度テレビでやっていても「見てしまう」
映画館でみたらどれほどすごいのか。
魅惑の映画だ。