麒麟の翼
テレビ番組のスピンアウト映画というのはいくつか見たことがある。
「恋人はスナイパー」(テレビ朝日でやっていた不思議なドラマだった、水野美紀主演ということで国府津まで観に行った)
「ケイゾク」(本編を知らずに見に行った、半分くらい分かった)
「踊る大捜査線」(3つとも劇場で見てしまった。これも本編は知らない。テレビスペシャルは見たけど、ま、これは見ればわかる)
「ガリレオ〜容疑者Xの献身」(テレビは半分くらいみた。でも、テレビとこれは別ものだった。主役は堤真一だもんなぁ)
「相棒」
なんかがある。
で、今回、
「麒麟の翼」も映画館で見た。
TBSでやっていたときに素晴らしいなと思ったのは、人々の生活の中にあそこまで踏み込むか・・・。
という驚きと、それらは「白」であるという心地よさがあった。
日曜日の午後9時にまさにうってつけのどらまだったと記憶している。
よかったのは、全編を通した主役(阿部寛)はいながらも、各回の主役は別にあり、その対立助演者が充分に引き立っていたことがドラマとして最高の構成になっていたと思う。で、今回の映画はどうだったのか。
原作を読んでいないんだけど、原作はかなりの名作だったということは容易に予想がつく(本人もシリーズの最高傑作だと言っているそうでたしかにそうだろうなと・・・)。小説の中ではこの物語が緻密に記述されたときに、この結末に涙しない人はいないんではないか?という見事な作りだと思った。で、映画にするとどうなるか。やっぱり、映像化は難しいということをこの「作品」でも現してしまったようだ。
感じたことは、中井貴一は「死ぬ役」やらせたら日本一の役者になってしまったかもしれない。何かで読んだんだけど、中井貴一が佐田啓二の死んだ歳まで結婚が怖くてできなかったとか、いろいろな思いがあったみたいで、その後の中井貴一の演技ってのは、「風のガーデン」で圧倒されたんだけど、あれももう4年も前の作品・・・、ともあれ、見事な主役かっさらいをやってのけた。
で、映画の途中で何度も涙があふれはしたけど、満足かっていうと、何か違う感じがする。
演劇みたいに一気に「聴衆の心」を持っていく感が薄のと、個々の役者の迫力が何か薄い感じがした。
(個々の役者さんには一切文句はない。むしろ、阿部寛、田中麗奈、新垣結衣、山崎努、柄本明の息子、鶴見辰吾、松重豊とか、よかった。で、三浦友和の息子があれやっていたんだってのは、今知った)
で、何かモノタリナイような何かを感じるのは何なのかはまだわからない。
ともあれ、見る価値はあるか、ないか、
それは今の日本にどういう不満を感じているかによって決まるのかもしれない。
自分の器が試されているようなそんな怖さすら感じる映画だ。
で、そういう社会への諸々のことを訴える映画としての最高傑作は「砂の器」「赤ひげ」でありこれらを超えるものはまだ出ていない。
(そういう映画が正しい映画と考えているわけではないので、念のため)
最近、小津映画がやっぱりそういう映画なのではないか?と思うのようになりつつも、なんとなくその確信はまだ持てていない。
「恋人はスナイパー」(テレビ朝日でやっていた不思議なドラマだった、水野美紀主演ということで国府津まで観に行った)
「ケイゾク」(本編を知らずに見に行った、半分くらい分かった)
「踊る大捜査線」(3つとも劇場で見てしまった。これも本編は知らない。テレビスペシャルは見たけど、ま、これは見ればわかる)
「ガリレオ〜容疑者Xの献身」(テレビは半分くらいみた。でも、テレビとこれは別ものだった。主役は堤真一だもんなぁ)
「相棒」
なんかがある。
で、今回、
「麒麟の翼」も映画館で見た。
TBSでやっていたときに素晴らしいなと思ったのは、人々の生活の中にあそこまで踏み込むか・・・。
という驚きと、それらは「白」であるという心地よさがあった。
日曜日の午後9時にまさにうってつけのどらまだったと記憶している。
よかったのは、全編を通した主役(阿部寛)はいながらも、各回の主役は別にあり、その対立助演者が充分に引き立っていたことがドラマとして最高の構成になっていたと思う。で、今回の映画はどうだったのか。
原作を読んでいないんだけど、原作はかなりの名作だったということは容易に予想がつく(本人もシリーズの最高傑作だと言っているそうでたしかにそうだろうなと・・・)。小説の中ではこの物語が緻密に記述されたときに、この結末に涙しない人はいないんではないか?という見事な作りだと思った。で、映画にするとどうなるか。やっぱり、映像化は難しいということをこの「作品」でも現してしまったようだ。
感じたことは、中井貴一は「死ぬ役」やらせたら日本一の役者になってしまったかもしれない。何かで読んだんだけど、中井貴一が佐田啓二の死んだ歳まで結婚が怖くてできなかったとか、いろいろな思いがあったみたいで、その後の中井貴一の演技ってのは、「風のガーデン」で圧倒されたんだけど、あれももう4年も前の作品・・・、ともあれ、見事な主役かっさらいをやってのけた。
で、映画の途中で何度も涙があふれはしたけど、満足かっていうと、何か違う感じがする。
演劇みたいに一気に「聴衆の心」を持っていく感が薄のと、個々の役者の迫力が何か薄い感じがした。
(個々の役者さんには一切文句はない。むしろ、阿部寛、田中麗奈、新垣結衣、山崎努、柄本明の息子、鶴見辰吾、松重豊とか、よかった。で、三浦友和の息子があれやっていたんだってのは、今知った)
で、何かモノタリナイような何かを感じるのは何なのかはまだわからない。
ともあれ、見る価値はあるか、ないか、
それは今の日本にどういう不満を感じているかによって決まるのかもしれない。
自分の器が試されているようなそんな怖さすら感じる映画だ。
で、そういう社会への諸々のことを訴える映画としての最高傑作は「砂の器」「赤ひげ」でありこれらを超えるものはまだ出ていない。
(そういう映画が正しい映画と考えているわけではないので、念のため)
最近、小津映画がやっぱりそういう映画なのではないか?と思うのようになりつつも、なんとなくその確信はまだ持てていない。