瀬戸内国際藝術祭2013
高見島のネコ
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157637219650546/
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157637413211613/
本島・高見島の作品はこちら
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157637343007126/
粟島・高見島の作品はこちら
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157637413668133/
粟島のネコはこちら
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157637458214946/
展示はなかったけどどうして行きたかった佐柳島
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157637505800306/
佐柳島のネコたちはこちら
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157637304559106/
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157637505986565/
香川県の名物料理といえばこれ一鶴の「骨付き鶏」
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157637254177615/
中谷宇吉郎雪の科学館
中谷宇吉郎雪の科学館
http://www.kagashi-ss.co.jp/yuki-mus/
磯崎新設計の平成6年に出来た科学館
http://www.flickr.com/photos/owada/sets/72157636540383736/
ちょっとexploratoriumミュージアムに似ているところがある。
(実験を実演してくれたりする)
カフェから見える景色は絶景。
映像はちょっと古ぼけているけど岩波映画の情熱が伝わる感じ。
交通の便が悪いけど一見の価値がある科学館。
金沢21世紀美術館もいいけどこちらも石川県の財産だと思う。
引込線2013
第3回所沢ビエンナーレ(引込線)
給食工場跡地では2回目
http://www.hikikomisen.com/2013/index.html
豊島(瀬戸内国際芸術祭2013)
豊島での宿泊は2回目 豊島リゾート 絶景だ
島内の巡回には前回はバス(無料)を使ったけど今回は「電気自動車」を借りた。
自由に回れるようになったけど、電動補助付自転車・人力自転車で回る人の多いこと・・・。
巡回で電動自転車に負けたのがショックだった・・・。
ハイライトは「豊島美術館」
日本一の美術館であろう。
観る人を選ぶこと、感性を問われることにおいては一番難しい美術館かもしれない。
館内撮影禁止なので行って感じるしかない。
撮影禁止の理由は入れば分かる。
豊島美術館から山を下って
ボルタンスキーの心音のアーカイブへ
なんと「あいちトリエンナーレ」の分館が
「のり」の養殖場跡を使ったインスタレーションが3年前には「大阪芸術大学」によって展開されていた。
地元の方には「絶賛」な理由はわかった。
今回、東日本大震災と、あいちトリエンナーレとのコラボとなって維持展示に至ったそうだ。
話をきいてちょっと涙がこみ上げてくる。
これがあいちトリエンナーレで観られるそうだ。
会場にある被災地の写真展示。
甲生地区
塩田千春作品も健在だった
びっくりしたのはこの「竹」の作品
下からみるとこんな感じ。
横尾忠則美術館
豊島の写真はこちら(全562枚)
女木島(瀬戸内国際芸術祭2013)
女木島、又の名を鬼ヶ島というそうな。
島について早々、バスで山頂に登ると。こんな観光施設がある。
中はこんな感じ。
古と今が混在一体となって「鬼穴」を表現している。
物語をしくじるとこういうこともあるが、なにはともあれ涼しくて気持ちいい。
入水鍾乳洞・あぶくま洞・鬼穴これが父の実家の近くにある洞窟で3つともそれぞれの魅力がある。
今でも洞窟ってちょっと惹かれる何かがあるのはこの影響なのは確か。
実際はこの洞窟、人工のものであろうということは分かっているようだけでど仔細は不明なようだ。
ピアノを使った作品がいくつか今回あって、
これはちょっと秀逸な茶室が粋だった。
ネタバレ禁止ってことで撮影禁止なのだろう。
なぜか、茶室に鏡が2枚はってあるように見える。
その鏡はなにか立て付けが悪いような、斜めなような。
よく見ると自分が写っていないことに気がつく。
女木島の写真集はこちら271枚
伊吹島(瀬戸内国際芸術祭2013)
観音寺フェリーに乗る前には、イサムノグチの明かり展
この暑い中でもこの明かりには優しさを感じる。
島に上陸するなり「ネコ」に歓迎された。
というか、逃げない。というよりも暑くて動けない。
まさに「ノビテイル」
ネコは暑くなると長くなる生き物のようだ。
コネコがおっぱい飲んでいるシーンを初めて生で見た。
めずらしい「二宮尊徳」像
「伊吹島写真集」はこちら(261枚)
瀬戸内国際芸術祭2013
瀬戸内国際芸術祭2013
Setouchi Triennale 2013
色々名前があるようだけど、
2回目の開催ということでいいのだろう。
今回訪問したところは
観音寺市にある伊吹島(初参加)
女木島
豊島
男木島
前回は豊島にとまって移動したけど、
丸亀
豊島
小豆島
と3泊をした。
なにはともあれ暑い・作品は一言でいうと準備が行き届いている。
展示空間に負けないだけの作品が揃っている。
とはいえ、最大の魅力は「島そのもの」であって、作品は5分の引き分けに持ち込めたかどうか、
そんなところだろう。
今回一番驚いたのは豊島での「電気自動車」による島内見物。
事前予約で9000円弱。
ほとんどシトロエン2cvと同じようなミニマム自動車。
豊島クラスの島では島内に配備して観光に役立てて貰うのは「アリ」だろう。
(主旨に理解できるかどうか、運転マナーがどうかという難問は大きい)
今回は「大島」に行きたかったが、訪問期間中は「閉園中」ということで渡航不可能だった。
直島は他の期間に行けばいいでしょう。
犬島は前回行ったので。
小豆島は行くつもりだった(だから泊まった)けど、やっぱり広い・大きい。
自動車ないと無理だな。効率悪そうということで今回もパスした。
丸亀に寄った理由は「一鶴」骨付き鳥のがぶりつきだ。
うどん以外にも名物あるじゃんと感心したのだった。
ヨコハマにも支店があるのを知ったので食べに行きたい。
鳥だけにそんな高い値段ではないような気がする。
(焼き鳥と比べると高いけど)
大神社展
東京国立博物館
今までの人生で一番行った場所はここかもしれない。
特に「東洋館」は小さい頃に随分行った記憶がある。
そして、本館・表慶館も随分行った。
今回の企画展も独立法人化してからの「革新的」展示に感心をしていたので、
期待が大きかった。
http://daijinja.jp/
しかし、今回ばかりは残念な展示だった。
神社のルーツは分からないのはごもっともなので、分からないので構わないが、
そこをしっかり扱っているワケではなく、
神社の大事な「モノ」を集めました的なものに、
「仏教」と違う神社の大事な「コト」がないがしろにされている感が強かった。
そして、神社の「特別な儀式などをあまり集めていないこと、
神と人とのつなぐ「間」をうまく展示しきれていないような不完全燃焼感が強かった。
そして、特に照明プランも凝ったものがなく、普通な展示で終わってしまった。
次回に期待をしたい。
農耕と神の関係
海・漁と神の関係
山・森と神の関係
異人と神の関係
ニライカナイと神
仏教と神
神宮と荒神
まだまだテーマは沢山あるわけで、
ありすぎるからこそ「大」ではなくて、絞り込んでほしかった。
で、沖ノ島祭祀遺跡出土品は興味深かった・・・・。
もともと神社が社を建てるなんて習慣はなかったわけだし。
仏教との違いを知りたいのではなく、人々の生活にどのように浸透していったのか、
どのように「政治」に利用されたのか、
などなど、微妙なところもあるけど、やはり興味は尽きない。
ハイレッド・センター
http://www.tokyoartbeat.com/event/2013/E038
破壊された都市の肖像—ゲルニカ、ロッテルダム、東京・・・
群馬県立近代美術館
破壊された都市の肖像—ゲルニカ、ロッテルダム、東京・・・
http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/destroyed.htm
群馬県立近代美術館はとんでもない「力」を持った箱だ。
磯崎新が初めて作った美術館でありその「キューブ」を持つ力はともすると作品を越えることもある。
かわいいネコもお出迎えしてくれた。
謄写版の冒険
和歌山県立近代美術館に行くのは多分2回目
今回の展覧会はなんとも興味深いものだった。
「ガリ版」を知っている人はもはやわずかだろう。
しかし「ガリ版」なることばはここに展示している方々は好まない呼び名だということに苦笑してしまった。
確かに「孔」を開けてそこにインクを染みこませて映すという、いわゆるシルクスクリーン的な方法なワケで、
ガリ版という技法は「下手くそ」なやりかただったそうだ。
気になったことが3つ
1.活版印刷より「簡易な印刷技法」。木版より「簡易な技法」であると思われるこの技法は何部くらい刷るのに適しているのだろうか?
活版ならそれこそ1000部でも10000部でもすれるだろうし、木版でも原画があるので版を重ねることは比較的容易だ。
この謄写版は「電子謄写機」が出来るまではそういった「複製製版」ができなかったハズで、
なんとも中途半端な印刷だったのでは?と勝手に怖れてしまう。
2.ここで展示されたものの多くは「洋紙」であり「中性紙化処理」がなされていないようだった。
残すための覚悟はできているのだろうか。そろそろやばそうである。
3.ここに展示された印刷物の価値はとても興味深いものがある。何部あるのかも気になる。
版画としての作品にはX/Xという印刷部数と何番目かというのが記載されていた。
美術的価値(批評)がなされていないいわゆる博物学的展示に終始しているところが興味深かった。
運良く、学芸員のギャラリートークに参加することができた。なんでも2年あまりでここまでまとめたとのこと。関係者へのインタビューと共に、作品の寄付などの経緯聴くとなんとも絶妙なタイミングだったようだ。この重要な文化財を末永く保存し、各地に巡回してもらいたいと思う。そして、是非版画としての価値評価も明確に世に提示して欲しい。私としては、この謄写版技術(文化)が当時の文化と、どのように関係していたのか、他メディアとの「協調関係」「競合関係」についても明らかにしてみたいと思った。
あと、ここで気になったのは、wikipediaにやっぱり記載があった。流石というか、なんというか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AC%84%E5%86%99%E7%89%88
謄写の鉄ペン技術
「ていねいに」「気合い」に尽きるというのがなんとも。
塗りつぶし・線の濃淡
「鉄ペン技術」に尽きるというのも「凹版」「凸版」などとの違いを特徴にするのか、対抗するのか、なかなか興味深い葛藤が見えた。
素材の紙とインク
「インク」はやはり奥深い。インク屋という仕事にはちょっと興味があるがなかなか手出しできない。
「紙」インクの吸いと乾燥と光沢・・・やはりここはコストと直接関わるだけに。
で、やっぱり刷り部数は気になる。版の重ね方も木版と違うわけで、これまた気になる。
図録がないのが残念と思っていたら、受付で希望者に(そっと)配布してくれていた。素晴らしい(ただ、掲載されている図版は必ずしも「これ」というものが掲載されていないのがなんとも口惜しい)。
どうやら「謄写版」印刷のような雰囲気があるが、それは気のせいなんだと思う。
関連日記はこちら
路上と観察をめぐる表現史
去年、青森美術館からの巡回で汐留パナソニックミュージアムで開催された「今和次郎 採集講義」展に続く「考現学」の展覧会。こちらは巡回の予定がなさそうだったので思い切って飛行機で見に行った。カタログがないと思ったら「書籍」として刊行されていた。
行って気がついたことは「考現学」≒「考古学」≒「ビッグデータ」ということだった。何が似ていて何が違うかはこれから言葉にして手法をマネしていくことで分かるのだと思っている。この展覧会で善かったところは「考現学」の現在をなんとなく想像できたこと。残念だったところは「考現学のルーツ」を見落としがちなこと、そして、現在もっとも考現学を実践しているであろう「深澤直人」もしくは「情報デザイン」の人々の取組が落ちていること、「エスノグラフィ」なる手法も忘れてはならないと思う。とはいえ、これだけの質を持った企画展。巡回しないのはもったい無い。広島現代美術館は3年に1回くらい惹かれるものがあって拝観料の50倍くらいの費用をかけて見に行く。これも「日本復興」の一助となればいいのだが。
関連日記はこちら
2012年に青森美術館・パナソニックミュージアムでやった展覧会はこちら
「今和次郎採集講義」展
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/12/120114/
ちなみに、以前広島市現代美術館に行ったのはこの展覧会
一人快芸術(2009年度、私は2010年1月末に観に行った)
その前というと、ヒロシマ賞の「ダニエル・リベスキンド」展(2002年)・「クリシュトフ・ウディテコ」展(1999年)
それなりの回数訪問している。
明治十二年 明治天皇御下命「人物写真帖」
宮内庁三の丸尚蔵館
明治十二年 明治天皇御下命「人物写真帖」
平成25年1月12日〜3月10日
実物の迫力にもびっくりしたが、そもそも、その写真の撮り方にも感心する。
(写真の転載は畏れ多いのでリンクをたどって見ていただきたい)
そして、ちゃんと図録として残そうという姿勢にも畏れ入った(ありがたい)。
いわゆる皇居というところには、昔(40年以上昔)、年始の参賀で行ったことがある。
何時間も待ったあげくにあっという間に終わったような記憶がある。
私が行った年までは防弾ガラスのないところに皇室が立っていた。
翌年からは天皇と国民の間には防弾ガラスが貼られるようになったというのを記憶している。
それ以来40年以上たってお堀を渡った。
実験工房展
日本の現代美術の扉を開いた人々の集団の一つであることは間違いない
今見ても充分に斬新である。
http://jikkenkoboinkamakura2013.blogspot.jp/