高松次郎ミステリーズ 高松次郎ミステリーズ
講演会の日に行った。
講演会には「ゲスト」がいることを当日知った。
そりゃ、300人を前に森山大道が熱弁ふるうというのはイメージ沸かない。
しかし、圧倒的時間をゲスト清水穣氏(写真評論家/同志社大学)
が「解説」をするという不思議な構成になってしまった。
確かに、森山大道の写真を知る上で重要なことを簡単に解き明かしてくれたのは間違いないが、
終盤の30分の会場との「丁々発止」こそ森山大道である。
勿体ない。
途中10名ほどが「清水穣講演会か?」と席を立ったのはやむを得ない。
canonの段取りの悪さが引き立ってしまった。
使用機材はテーブル上に置いておいてもらわないと。
そして、会場で投影された映像がプリントとあまりに味が違うのがやっぱり残念。
あの「黒のぬめり」
加納典明さんが客席からアジテーションしていたが、
「二人展」やろうよと必至に加納典明さんが森山大道さんに呼びかけていた。
森山大道さんはそれに明確な回答なしないでいた。
そもそも部屋の中にまで入って写真を撮るなんてあり得ない。
人と関わるのなんて嫌だというなんともいい本音(言葉)がそこで初めて出てきた。
せっかくなら二人で2時間「喧嘩」していたらよかったのに。
ということで、写真はやっぱりすごい。
やっぱり森山大道は「プリント」の神なんだ・・・。